夏はビールがうまいが

00/6/20



梅雨入りして、毎日が蒸し暑いので、どうしても汗をかいてしまいますね。

日中まじめに仕事をしていると、
夜は ついついビールを飲みたくなる人が多いと思います。

私も東京で暮らしているころは、
学生時代も居酒屋で呑んだり、社会人になってからもよく行ってました。

最近は田舎に住んでいるので、ビアホールやビアガーデンなどはご無沙汰なのですが、
(地ビール館ならありますが)、
やはり暑い日はたまりません。



昨日の夜は、少々飲み過ぎまして、今日は朝からお腹の具合がよくありませんでした。

どうもトイレに行く回数が多くなり、下り気味です。

外はジメジメと湿度が高く、体の中はビールの湿気でムンムンです。



中国漢方には、私たちは「大自然の中の一部の存在である!」という大原則があり、
これは「整体観(せいたいかん)」と呼ばれています。


私たちは、つねに自然界に影響を受けて、生きているということなのですが、
これら自然界には「風、寒、暑、湿、燥、火」の 「六気(ろっき)」があるとされています。


私たちの体が健康ならば、
六気、つまり「風、寒、暑、湿、燥、火」の自然界の六種類の現象にも
体は負けないで、元気です。

ところが、私のように不摂生でビールを飲みすぎていますと、
容易にジメジメした梅雨時の天候に 体が負けてしまいます。


「正気内に存ずれば、邪犯すべからず」とは、よく言ったものです。


ましてや、梅雨のジメジメした蒸し暑さは、
胃腸障害や浮腫みなどの疾患を起しやすいです。

ビールでタプタプになった体は、湿度が高い天候で 体調を崩してしまいます。


(専門的には、「内湿」があるから「外湿」と結びついて、「湿邪」で体調が崩れると言いますが。。)



さて、中国漢方では、私のような ビールによる 「内湿」
 梅雨時のジメジメした天候 「外湿」が絡み合った症状を 改善する方剤があります。


それが「勝湿顆粒(しょうしつかりゅう)」です。

勝湿顆粒は、梅雨時の体調不良や下痢などの胃腸障害を改善し、
体の 「元気」を正常に戻していきます。


「内湿」と 「外湿」が絡み合うと、
体は重だるく、元気がなくなり、食欲減退し、口渇があって、
冷たいビールやジュースを多くとるが、飲めば飲むほど元気や食欲が減退し、お腹が張ってきます。

(ちなみに、これは一般的な中国漢方理論であって、私の症状すべてではありませんので、誤解しないでくださいね (^^ゞ

このような場合は、薬草の「香り!」で体にまとわり付く湿気を吹き飛ばします。

(専門的には「芳化湿濁(ほうかしつだく)」、「芳化醒脾(ほうかせいひ)」と呼びます)


朝に勝湿顆粒を一包飲んで、午後にまとめて二包飲んでましたら、お陰さまで復活しました。

夏はビールはうまいですが、くれぐれも飲みすぎにはご注意を。