カンジダ膣炎とおりものの対策

10/04/12


カンジダ膣炎が良くなったお話です。

おはようございます。

薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。


平成19年7月から根気良く漢方をお続けになっているお客様から、
今月3月6日に嬉しいメールを頂きました。

多嚢胞性卵巣とカンジダ膣炎とのことで、
漢方薬を2種類お勧めしています。

ご本人様の了解のもとに、
メールの文章を掲載させて頂きます。


○平成20年3月6日


少しずつ気温があがり、春間近と思う日があれば、
今日の夕方は冷たい風が吹き、
冬に逆戻りのようでした。

私が土屋薬局さんで漢方薬を始めたのが、
昨年の7月くらいと記憶しておりますが、
半年と少し経ち、
漢方薬の効果を感じています。

まず、一番困っていたカンジダ膣炎にかからなくなったこと。
その次が生理痛が軽くなったこと。
以前は痛みと吐き気がひどく、
生理初日にひどい寒気と、嘔吐で寝込むこともありましたが、
漢方を始めてからはそのようなことがなくなりました。
また、以前は生理痛以外でも仕事を休みがちでしたが
体調が整ったのか、
そういったこともなくなりました。
あと、今回の冬はまだ一度も風邪を引いておりません。

先日の排卵出血のことなどもあり、
まだまだ自身の日常生活で改善していく余地はあると思いますが、
引き続きよろしくお願い致します。

体調も良く、カンジダ膣炎や生理痛が軽くなって、
また風邪など引かなくなったとのことで、
私たちスタッフも嬉しく思っているところです。

また後日に、下記のようなメールも頂いています。

○3月7日

ココログ掲載のお話、ありがとうございます、是非載せてください。
特にカンジダに悩まされている人に、漢方という根本的な治療法(改善法)もあることを
知って頂きたいです。
また、多嚢胞性卵巣という、よく分からない得体の知れないものを持つ身としては、
漢方薬の存在が、どれだけ心強いかしれません。
今後ともよろしくお願い致します。


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<3月21日 我が家の庭 「福寿草」>

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カンジダ膣炎とおりものの漢方対策

今日2回目の更新ですが、ちょうどカンジダ膣炎のお客様が来店されるので、
それに合わせて知り合いの中医学講師の先生から、電話で教えてもらいました。

それをまとめます。


カンジダ膣炎

症状:痒み、おりものが多い

おりものが白い→チャガなど追加

おりものが黄色い→湿熱(しつねつ) 基本処方に潟火利湿顆粒も使える。


カンジダの病機→湿熱(しつねつ)+淤血(おけつ) (痰湿もある)

処方は、清熱解毒(せいねつげどく)+活血化淤(かっけつかお)

中医の処方は、丹参、紅花、地黄、苦参、黄ごん、黄柏、金銀花、ヨクイニンなど。


○カンジダ膣炎→清熱解毒(五つのお華または白いお華)+活血化淤


○子宮頚管細胞異変→陽性反応が陰性反応になった体験。

4A→1Aに。


○衛益顆粒もOK

○紅沙棘OK

じわじわと3ヵ月後から。


活血化淤の分類


○全身の症状→肩こり、足の冷え、生理不順があれば、丹参製剤。

○血塊があれば、血府逐淤丸。

○若くてあまり症状がない人→弓帰調血飲第一加減。

○爽月宝は、シベリア霊芝と相性が良い。


カンジダの生活の養生法


×酒 →湿熱(しつねつ)が強くなる。

○早めに寝ること

×夜更かし→ホルモンバランスが崩れて症状が悪化する。

×ジーンズ 

○通気性の良いものを履く。

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<3月23日 表参道ヒルズの前>


性感染症の漢方

こんにちわ、薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。

ココログのメンテナンスが終わりましたので、
そろそろ業務も終わりですが、書き込みたいと思います。


昨日は、店頭の漢方相談では、「性病になりやすい」
「コンジローマが3回再発していて、また最近も4回目が再発しそう」とのことで、
新規のお客様の相談がありました。

痒みがあるそうで、舌ベロを見せてもらいましたら、
舌の奥には白い苔が厚く付いていました。

患部に痒みがあるそうです。

これは「下焦湿熱(かしょうしつねつ)」と言って、
陰部や下半身に症状が出やすいのです。


漢方でも、このような解毒効果を期待するものとしては、
「温病(うんびょう)」の分野と言われ、従来は、日本の漢方では
対処するすべも無かったのですが、
当店は「効き目の良い・中医学」を実践しておりますので、
最近はそれも相談が可能になってきました。

ですからでしょうか、最近は、「カンジダが慢性化して治らない」など、
従来の当店の漢方相談のスタイルとはまた違った相談内容が
少しずつ増えてきているようです。

「地球温暖化」が言われて久しいですが、
私たちの体の中も「温暖化」「加熱」してきて、
炎症が出やすいのかもしれませんね。

昔の時代でしたら、寒い時代でしたので、
ただ体を温めれば、たとえば葛根湯(かっこんとう)や麻黄湯(まおうとう)の
ように、汗をかかせて病気が治っていたのですが、
今からの時代は ストレスや地球温暖化でオーバーヒート化している。

私たちの体を冷ますことも求められるようになったんだなあ、
時代が移り変わっているんだなあ、とシミジミ思った漢方相談でした。



漢方では一人一人の体質に合わせて相談していきますので、詳しくはご相談してください。



漢方相談は、
漢方相談室のフォームファックス(0237−49−1651)
お電話(0237−47−0033、0237−48−2550)で。

体調に合わせながら
健康をつくる漢方相談をしていくことを誓います。