今年も油断はできないゾ!

先手必勝!花粉症!

先手必勝!花粉症!アレルギー性鼻炎の漢方、漢方薬の紹介

山形県東根市神町中央通り 鞄y屋薬局 薬剤師・国際中医専門員A級 土屋幸太郎


いよいよ心待ちにしていた春がきました。

でも花粉症の方には、とてもつらい季節ですね。

毎年、このシーズンになると憂鬱になる方も多いと思います。

今回は 誰もが気になる花粉症を特集します。





日本人の約15%の人が花粉症に悩んでいる


植物の花粉によって起こる「花粉症」。

花粉症はアレルギー性の病気で、正式には「季節性アレルギー性鼻炎」といいます。

花粉症を引き起こす原因となるものは、樹木、草木などたくさんあります。

代表的なものを紹介しましょう。

● スギ花粉…2〜4月にかけて盛んに飛散します。
● ヒノキ花粉…3月末ごろ〜5月ごろにかけて飛散します。
● イネ科の植物…「ハルガヤ」「カモガヤ」などの植物が5〜8月ごろまで飛散します。
● キク科の植物…おもに「ブタクサ」「ヨモギ」などの花粉が8〜10月ごろ多くなります。

これらのなかで、特に日本で多いのは「スギ花粉症」です。

現在、日本人全体の約15%の人が、スギ花粉症に悩んでいると言われています。





花粉症の症状…おもに目と鼻に現れる


スギ花粉の飛散量が多くなるのは、地域や年によって差はありますが、
だいたい2月中旬から4月ごろにかけてです。

花粉症の症状もこの時期に多く現れます。おもな症状は以下の通りです。

●鼻の症状…くしゃみ、鼻水、鼻づまり
●目の症状…かゆみ、涙目。
● その他の症状…のどのイガイガ感、ひどい場合には激しいせきやぜんそく。





花粉症はなぜ起こる?花粉症とはアレルギー反応のこと


私たちの体は、異物(花粉やダニ、ほこりなど)の侵入を防ぐ働きがあります。

これは病気から体を守るシステムで、免疫(めんえき)とよばれています。

花粉症の起こる仕組みも 免疫が関係しています。

花粉症の始まりは、花粉が鼻の粘膜に付着することです。

当然、花粉は私たちにとって異物なので 外へ排除しようとします。

ところが排除しようとする際に、今度は花粉と体の中でアレルギー反応が起こります。

このアレルギー反応が “くしゃみ、鼻水、目のかゆみ、涙目”などの花粉症の原因となるのです。
 




つらい花粉症…誰もがなる可能性が!
 

年を追って花粉症が、増加する傾向にあります。

特に都市部に目立つようです。

花粉は受粉された一部を除いて 大部分は土に還りますが、
アスファルトの多い都市部では そうはいきません。

大気汚染やストレスも 花粉症を増やした要因の一つです。

自動車の排気ガスが体質を過敏にしたり、ストレスが自律神経のバランスを崩すなどして、
花粉症に かかりやすくしています。
 
また高タンパクの食事が免疫力を強め、異物に過剰に反応するようになり、
アレルギーを増加させていることも 考えられています。
 




花粉症に王手!中国漢方で花粉症撃退!
 

西洋医学での治療はとても効果的ですが、眠くなったり、体質に合わない場合があります。

そのようなときは、眠くならずに安心して服用できる 中国漢方がお勧めです。

中国漢方では、花粉症を 「体が冷えている花粉症」「体が熱っぽい花粉症」の二つのタイプに分けて考えます。

では順を追って紹介します。





体が冷えている花粉症…炎症が激しくなく、鼻水は透明で水っぽい


体が冷えているタイプです。

ふだんから冷え性で、胃腸が弱い 虚弱体質の方に多く見られます。

あまり、のどや鼻の粘膜は 赤みをおびることはありません。

鼻水は白く透明で、水っぽい感じです。

涙が出てもネバネバせず、目やにも少ないです。
 
中国漢方では、冷え性タイプは温めて治すのが基本です。

冷え性で胃腸が弱い方は、一般的に体の水分代謝が悪い場合が多いので、
水っぽい鼻水が出るのです。

漢方薬では 小青竜湯(しょうせいりゅうとう)を用います。

小青竜湯は “涙目、くしゃみ、水っぽい鼻水、水っぽいたん、鼻づまり”などの症状を
改善します。





体が熱っぽい花粉症…目や鼻、のどの粘膜は赤く腫れ、鼻水も黄色く粘る
 

熱っぽい花粉症は、鼻やのどの粘膜が赤く腫れ乾燥し、ときには口渇もあります。

いわばアレルギーが激しい症状で、大抵の花粉症はこのタイプに属します。
 
目は充血して かゆみを伴います。

目やにや鼻水は、黄色く粘ります。

のどにもイガイガしたかゆみがあり、ひどい場合には痛みになります。
 
このように炎症が目立つときは、中国漢方では 体の熱感を冷まします。


漢方薬で代表的なものに 天津感冒片(てんしんかんぼうへん)涼解楽(りょうかいらく)(すべて税込み) があります。

天津感冒片・涼解楽は “目の充血とかゆみ、くしゃみ、鼻の熱感、のどのイガイガ感や痛み、口渇”などの アレルギー症状に効果があります。 


また黄色く粘った鼻水には、
鼻淵丸(びえんがん)を服用します。

鼻淵丸は “黄色っぽくネバネバした鼻水、鼻づまり、鼻粘膜の腫れ”などを目標とします。

また鼻淵丸は、通年性のアレルギー性鼻炎や蓄膿症にも
とても良い効果があります。

さて、天津感冒片 鼻淵丸との併用は、
花粉症に悩む方にとって朗報となることでしょう。





つらい花粉症ともサヨナラ “体質改善法”
 

花粉症の根本治療は、体質を改善し免疫力(病気を治す力、病気にかからない力)を向上させることにあります。

中国漢方では、@胃腸強化法 A生命力強化法の二つの方法をメインにします。


@ 胃腸強化法…胃腸を丈夫にして免疫力をつけます。

これには 補中益気丸(ほちゅうえっきがん)星火健胃錠(せいかけんいじょう)
麦味参顆粒(ばくみさんかりゅう)などがあります。










A 生命力強化法…親から受け継いだ体質を改善し、抵抗力をつける方法です。

代表的な漢方薬を紹介しましょう。

八仙丸(はっせんがん)、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、海馬補腎丸(かいまほじんがん)、
双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)、イーパオ(益宝)
などが有効です。




上記左から、八仙丸、杞菊地黄丸、海馬補腎丸です。




上記左から、双料参茸丸、イーパオです。





日常生活の注意…花粉症の予防と対策
 

まず花粉情報などに注意して、花粉の飛散量の多い日は なるべく外出を避けることが大切です。

やむをえず外出するときは、マスクをつけたり、
眼鏡をかけたりして 花粉が体内に入るのを防ぎます。

そして家に入る前には、必ず花粉を手で払うようにしましょう。
 
布団や洗濯物を外に出さない工夫も必要です。

最後になりますが、ふだんから体調を整えておくことが肝心です。

体調が悪ければ、花粉症もひどくなります。




あなたに合った花粉症対策を一緒に考えます。

ご相談は、こちらまで↓

漢方相談は、
漢方相談室のフォームファックス(0237−49−1651)
お電話(0237−47−0033、0237−48−2550)で。




花粉症・アレルギー性鼻炎・蓄膿症に強い味方! 

アレルギーを中国漢方で体質改善! 山形の土屋薬局