ココログ版ダイジェスト VOL2
(04/09/14〜9/30 9月号前半)

04/10/13

ビック・ルンガ(Bic Runga)とゲット・サム・スリープ


昼休みに散歩をしているときには、
CDウオークマンでお気に入りや新譜を聴いていることが多いです。
昨日、朝に歯を磨いているときに突然に頭の中に流れたメロディーがありました。
しばらく考えて、ふと思い出したのが、今年の初頭にアマゾンから購入したビック・ルンガの「ゲット・サム・スリープ」です。
一音一音をはっきりと発音する歌唱力に、バックに流れる温かいメロディー。

ビック・ルンガは、ニュージーランド出身です。
先住民のマオリ族のお父さんとマレーシアン・チャイニーズの母に生まれた彼女は、
顔立ちもエキゾチックです。
ニュージーランドのマオリ族といえば、映画の「ピアノ・レッスン」ででてくるので ピン!とくる方も多いと思いますが、地球の反対側のニュージーランドでは このような豊かなロック、音楽が流れていると思うと、新たなイメージが広がってきます。

そういえば、自慢しますが、今年 来日した彼女は、Jウエーブに生出演しました。
そのときに、生ギター1本で歌った「ゲット・サム・スリープ」の美しかったこと。。


「ゲット・サム・スリープ(GET SOME SLEEP)」
ユニオン・スクエアも
ここもそこもみんな同じ
どこへ行けば眠れるのかな?
チリとなった眠気が
瞳を飾っていく
どこへ行けば眠れるのかな?
6月に残された私は
相変わらず同じメロディーを口笛で吹く
だけど、私は楽しんでいるのかも知れない
そう、もしかすると楽しんでいるかも
あなたのお古のベストを完璧に着こなした
二人で一緒にタクシーを待ったわね
眠りにつけるまで
周りをごまかすには
充分な昼間用アイメイク
星占いを声に出して読み
ジョークを言い合ってみる
いつ眠れるかな?
月の上に立ち
自分の部屋の明かりをみつける
そう、私は楽しんでいるのかも知れない
もしかすると楽しんでいるかも
ラジオをつけ
みんなにこの曲を捧げるの
この曲をみんなに
みんなにこの曲を捧げるわ
この曲をみんなに
密かにステキなフレーズ
コーラスをみんな楽しみにしていた
みんなにこの曲を捧げるの
この曲をみんなに
ユニオン・スクエアも
ここもそこもみんな同じ
どこへ行けば眠れるのかな?
チリとなった眠気が
瞳を飾っていく
どこへ行けば眠れるのかな?
6月に残された私は
相変わらず同じメロディーを口笛で吹く
だけど、私は楽しんでいるのかも知れない
そう、もしかすると楽しんでいるかも
ラジオをつけ
みんなにこの曲を捧げるの
この曲をみんなに
この曲をみんなに捧げるわ
この曲をみんなに
この曲をみんなに
みんなに
この曲を捧げるわ
光と影の陰影の中
若木山から眺める 遥かなる葉山連邦です。
今日の散歩は、ビック・ルンガの世界とともに自然の中を満喫しました。
このアルバムは、ロッキン・オンが好きで、洋楽を聴きなれていて とくに女性ボーカルが好きでしたら、絶対お勧めです。素晴らしいです。夢が広がります。






桃とリンゴとラフランス


午前中に、半年ぶりに来店されたお客様がいらっしゃいました。

いつも独歩丸をご購入されている この60代のお客様のお仕事は農家です。

今日、お話をお伺いすると 桃の収穫で今まで忙しかったそうです。


私は 桃の花が大好きですので、
「桃の花も、リンゴのように花摘(かてき)するのですか?」とお聞きしました。


「うん、花はもいだほうが、桃の実が大きなりやすいんだよ」とのことでした。

(漢方コラム「桃源郷」と「桃の里(桃とサクランボ)」、「桃(夏の思い出)」も、
お時間がありましたらご覧になってくださいね)

うーん、やはり果物の世界は深いです。

きれいで美しいこの世のものと思えない―桃の花までも収穫のためには摘まれてしまうのです。


さてこのお客様が桃のほかに栽培しているのは、ラフランスとリンゴだそうで、
先日台風15号、16号などど連続して凄いことになりましたので、被害はなかったですか?」と
お聞きしますと、「ラフランスなどが、けっこう落ちたんだよ」とのことでした。

ラフランスは実が大きいですので、しっかりと生っていないと強風で振り落とされるのだそうです。

リンゴは、しなりがいいので、
台風などの災害には強いのだそうです。

あまりリンゴは台風では落ちないとのことでした。


しかし、落ちてしまったリンゴやラフランスは どうするかと言いますと、
農協の共済保険から補償されるそうです。

落ちた果物たちを拾い集めて、コンテナに入れて数えてもらいます。


台風の風速により、チャートがあって(これはひょっとして、映画「ツイスター」でいう「フジタ・スケール」でしょうか??)」 それにより被害が認定されます。


私は、薬剤師でなかったら果樹農家でもいいかな?と甘ーい甘ーい考えをもっていまして、
外でお日様の下で働く世界に憧れています。

農家の人の話に、耳を傾けることが多くなります。

収穫の秋の「農繁期」の山形からの話でした。

リンゴ畑と若木山




日本中医薬研究会第9回全国大会in大阪に行ってきました。

19日、20日と山形空港から伊丹空港まで空を飛んで、
日本中医薬研究会第9回全国大会へ参加してきました。

会場は、大阪ビジネスパークIMPホールとホテルニューオータニ大阪「鳳凰」の間でした。

大会のタイトルは、「我らの宝、冠元顆粒」〜いまやらんと、いつやりまんねん〜です。


毎年、毎年全国大会があり、今回は大阪会場だったのですが、初めての試みだそうで血液をサラサラにして、血行を促していく名方の「冠元顆粒」の特集を一貫したテーマにすえた大会でした。(「第7回全国大会への旅」というシリーズもご覧になって頂ければ嬉しいです)

この冠元顆粒は 元来は「冠心U号方」という、
現代の中国漢方を代表する傑作です。

今から、30年以上も前の、中国の文化大革命時代に生まれました。

当時は、人類史上まれに見る 壮大な実験を毛沢東率いる中国共産党が始めていました。

それは、巨大な渦(うず)となり、誰も止めることができませんでした。

エリートは、迫害され 下放され辺境の地へ送り込まれた時代です。

そのような、ストレスの多い時代でしたから、狭心症や心筋梗塞、
脳卒中などの脳心血管障害が多発していました。

毛沢東も、ひどい心臓病と気管支炎を患っていました。

見るにみかねた周恩来総理の掛け声で、中国全土で新しい漢方薬の開発が始まったのです。

広大な中国の各中医学院や病院で、次々と「淤血(おけつ)」を解消する
特効薬の開発が行われました。

いくつもの治療薬が生まれました。

その中でも、際立った治療効果を現したのが、
「冠心U号方」だったのです。


周恩来総理が、毛沢東主席のために、中国全土を上げて開発した「冠心U号方」

「冠心U号方」は、中国の病院で注射剤が中心でした。

そこで、日本でも日常的に予防薬として気軽に服用できるようにとの 要望が強まりました。

東邦大学医学部での実験研究の結果、日本人の体質に合わせて マイルドにして飲みやすい顆粒状にしたものが 「冠元顆粒」になります。

幸せなことです。世界の漢方薬を代表する 「冠元顆粒」

(「みんなの願い血液サラサラ健康法」より引用しています)

その冠元顆粒の前身の20世紀の名方の「冠心U号方」を周囲の理解も得られない困難な状況で、ご自身の情熱を燃やして完成させた 「リビング・レジェンド」の李・練達先生が来日され講演されたのです。


李先生は、国家薬展委員会委員、淅江大学薬学院院長など、重鎮となっている
素晴らしい先生です。

直々に先生ご自身の言葉で、冠元顆粒開発(冠心U号方開発秘話)を語って頂きましたので、
私たち会員も深く感動したのでありました。


他の講演としましては、富山医科薬科大学和漢薬研究所の横澤隆子先生による「冠元顆粒の新しい薬効」というテーマで、冠元顆粒には 1.老化抑制作用 2.抗糖尿病作用などがあり、腎機能を守るうえでも有効であるという興味深いお話を聞かせて頂きました。


李先生と通訳の先生です。


今回の全国大会へ出席しまして、私は改めて冠元顆粒の素晴らしさを実感して、
当店のお客様たちにも健康や老化防止、病気を治すことなどにも役立てて頂きたいと誓いました。

みんなで「血液サラサラ冠元顆粒」!です。がんばりましょう。


そのほかの大会で私の興味を引いたものを紹介させて頂きます。

びっくり、婦宝当帰膠もこのようなステキな「夜の飲み物」になるとう実例。婦宝当帰膠カシスウオッカは、おいしかった。(ちなみに、夜の分科会でして、昼間は当然にノン・アルコールです)

翌日は、大阪城と隣のホールでやっている劇団四季の「アイーダ」鑑賞です。

大阪城では、大阪の蒸し暑い日差しの中、汗をかきかきでしたが 鳩が空を飛び交う空間を
長椅子に座ってまったりしながら「あ〜大阪はやっぱりステキ」と思いました。

カキ氷がおいしかった。

もちろんたこ焼きも。。。


アイーダは、飛行機の関係で 第一幕しか見られませんでしたが、ものすごく面白いです。

昨年に見た東京での「コンタクト」よりも、
出来栄えは素晴らしいです。

「ライオンキング」なみです。

さすが、「オン・ブロードウェイ」でトニー賞を4部門も受賞しただけあります。

音楽もエルトン・ジョンですから、次回への場面、展開への期待感、躍動感を見事に楽曲化して表現しています。

「アイーダ」、次は 仙台公演どうでしょうかね、、四季さん。。
絶対に観に行きます。(私が初めて観劇したのは「セールスマンの死」です。。それ以来、舞台観劇も積んだなあ。。)


最後に「大阪城と彼岸花」でみなさまとお別れしましょう。

太閤さんのお堀には、彼岸花がよく似合う。

白い彼岸花。大阪は、やはりステキな街でした。

また行ってみたいです。






アイ・ロボットとシカゴとジェームズ・クロムウェルさん

最近、お神輿も終わり、映画の世界に再び戻ってきています。

テイキング・ライブス」と「パリ・ルーブル美術館の秘密」を立て続けに観て、
がっかりした後に三度目の正直で「観て良かったなあ」と久々に思った映画が「アイ・ロボット」です。

ウィル・スミスが好演している2035年のシカゴを舞台にした近未来ものの映画で、
ジャンルは「ロボット映画」です。

私は、近未来もののSF映画が好きで、たとえば、
ブレードナンナーや2001年宇宙の旅、マイノリティ・レポート、AIなどの映画を好んで観ます。

なにか日頃の生活を忘れるロマンがあり、
いわゆる「頭を空っぽ」にして観れるので気持ちがいいのです。


シカゴといえば、私は一度だけアメリカ横断をしたことがあるのですが、(そのときは、ニューヨークからサンフランシスコに行きました)、「ロボコップ」の街 デトロイトで日本人は大丈夫か?と不安に思った後に、シカゴに飛びました。

(注釈:「ジャパン・アズ・ナンバー1」の時代でした)


シカゴといえば、私にとっては意外なことに高層ビルなどの近代建築のメッカでした。

当時の私の頭の中は、シカゴ→ジャズ、マフィアだったのですが、
実際には洗練された街で 日本人にも住みやすそうなきれいな都会でした。

なかでも、シカゴの超高層ビル群などは 建築を勉強していたり、
興味がある人には堪らないのだそうです。

街角では、馬車が走り、靴屋さんに入ると、サーモン&ガーファンクルの「ミセス・ロビンソン」がBGMで流れていまして、私が鼻歌を歌っていたら、お店の従業員さんもこの曲を口ずさんでいたことが今も忘れられません。

大体、シカゴというところは、アメリカの中西部のトウモロコシ畑のような穀物地帯の田舎の人たちも集まってくるので、人々は穏やかで勤勉だと、通訳を務めてくれた地元の日本人のかたがおっしゃっていました。


夜は、シカゴジャズ。泊まりは、たしかマリオット。。

良かったなあ。。。


さて、昼間の観光は 当然に高層ビルに登ります。

高層ビルからは、遥か水平線が眺められる「海」が見えます。


「海はきれいだなあ。。大きいなあ」

眼下には、ウインド・サーフィンをしている人たちも見えます。

「つちやくん、ここは海じゃないよ〜。み・ず・う・み」

「ここは、ミシガン湖だよ」

「あ〜、本当ですね。レイク・ミシガンなんですね。」


そのときに、こんなでっかいアメリカと戦ったこと自体が日本が戦争に負けた原因だろうと、
ふと脳裏をよぎってしまいました。

ビルの右斜め前方には、あのジョーダンで有名だった「シカゴ・ブルズ」のスタジアムも見えます。


そのような訳で、近未来のシカゴを舞台にしたロボット映画
「アイ、ロボット」は楽しめました。

シカゴ建築を代表する超高層ビルも健在ですし、
ミシガン湖も映画では大事な場面として使われています。


最後にもう一つだけ、私の印象(感想)を紹介させてください。

ウィル・スミスの素晴らしい演技に相まって、この映画には、
私の大好きなジェームズ・クロムウェルさんが出演しています。

私見ですが もうそれだけで、「アイ・ロボット」の成功は確実なようなものです。


イラク戦争のときにも、最初から不当な戦争に反対した俳優の中でも光っていたジェームズ・クロムウェルさん。

ジェームズ・クロムウェルさんは、「LAコンフィデンシャル」など有名な数々の映画に出演していますので、きっと知っているとか、見れば分かるかたが多いと思いますが、長身で痩せていて かっこいいです。

私も、将来 年寄りになったら、夢は痩せたスマートな眼鏡が似合う「ジェームズ・クロムウェル風」になることです。

(あー、だからダイエットしなきゃ)


アイ・ロボットでは、ロボット「三原則」に反する知性をもった新しいタイプのロボットを生み出した科学者という役で出演しています。

ところが、映画の冒頭のシーンで「謎?の自殺」をしてしまいます。


私は、「しまった、ジェームズ・クロムウェルさんが死んでしまったら、この映画の価値が無くなるではないか!」と心配しましたが、それから何度もビデオ・スクリーンのようなかたちで、映画のキーポイントを握るかたちで登場してきましたので、杞憂に終わりました。

アイ・ロボットの映画自体も素晴らしいですので、
みなさまも良かったらご覧になってくださいね。


私がジェームズ・クロムウェルさんの映画で一番と好きなのは、
「夢を生きた男・ザ・ベーブ」です。

ベーブ・ルースの自伝映画です。

私は、「自伝」のジャンル映画も好きなのですが、ジェームズ・クロムウェルさんは幼いベーブルースが追い込まれる孤児院の院長か副院長の役で出演しています。

そこで、孤児院のなかで 喧嘩ばっかりしている「悪がき」で「しまつにおえない」ベーブルースに野球を教えるシーンがあります。


陽射しのもと、ジェームズ・クロムウェルさんが黒いマントのような修道服を着て、
グランドに立ちます。

あの長身から、黒いマントをヒラリヒラリ風に揺れさせながら、
バッターボックスのベーブルースと対峙します。

乾いた風が2人の間を吹き抜ける。


いいんだなあ。あのシーンは。

この映画のなかで、一番と好きなシーンです。


そんな訳で、「アイ・ロボット」で活躍するウィル・スミスをぼーっと眺めながら、
私の頭の中では、シカゴの超高層ビルから眺めたレイク・ミシガンと
私の大好きな映画「夢を生きた男・ザ・ベーブ」のジェームズ・クロムウェルさんの
ピッチャー役の名シーンがぐるぐると廻っていたのでした。

2004.09.25 in 映画・テレビ | 固定リンク | コメント (0) | トラックバック



日曜はダメよ(ネバー・オン・サンデー)とメリナ・メルクーリさん


先ほど、お客様が来店されました。

そのお客様の名前は、Nさんです。

漢方コラム「オランダと天王補心丹」で、過去に登場したお客様で私にとりましては、「記憶に残る」お客様です。

いつも天王補心丹を愛用されていますが、今回はだいぶ時間が経っていまして、
今年の2月28日以来の来店となりました。

さて、今日の会話をお届けしましょう。

「Nさん、お久しぶりです。」

「海外から帰ってきてね、時差ぼけだから、また安定剤を服用するより、漢方薬のほうがいいかと思って天王補心丹を買いにきたのよ」

「え〜、またオランダですか?」
(注釈:Nさんは、オランダに娘さんと孫が住んでいます)

「いえ、今度は、イタリアとギリシャとクロアチアよ」

なんでも、ギリシャはオリンピックを応援に行ったのではなくて、
「オリンピア」を見たそうです。

うらやましい限りです。


「クロアチアは、戦争していないのですか?」

「ぜんぜん、大丈夫だったわよ」

イタリアのベニスに行き、ベニスから船(クルーズ)でギリシャへ渡り、クロアチアなど、すべて船の旅で世界遺産などを中心にして楽しんできました。

「飛行機、落ちなくて良かったですね」と言った私が
お馬鹿でした。。。


船は7万5千トンの船で、港でも一番と大きかった。
(海上自衛隊の船より大きいと思います)

乗員定数2500人。船員さんは、500人。

イタリアの船で、お客さんはイタリア人が多かったそうです。

プールとテニスコート、カジノもあり、ドクターもいて、「船の上のピアニスト」状態で生楽器の演奏はありますし、日本人の乗客は、「20人」いて心強かった。

エーゲ海は、青く澄んでいてきれいでした。

「だから、私の頭は今はいっぱいで時差ぼけもあるから、天王補心丹を飲むのよ」

「私は、今度いつかは中国にも行ってみたいと思っているのよ」


うーん、世の中には素晴らしい体験をできる人がいるものです。

まるでタイタニック状態ではないですか!


さて、エーゲ海やギリシャとお聞きして私の頭の中に浮かんできたものは
「日曜はダメよ(ネバー・オン・サンデー)」です。


戦後にアメリカで作られた映画で、舞台はギリシャです。

ギリシャの光り輝く陽射しのもと、若く、魅力的で、
健康的な女性が主役です。

彼女の名前はイリヤ。娼婦をしていて生活を立てています。

街の男たちや、娼婦仲間からも愛されるマドンナ的存在です。

その彼女に船から降りてきた考古学者であるアメリカ人のホーマーが恋に落ちた、、そして周囲の男たちも巻き込んでの騒動が始まる。。


という感じの映画至上に残る傑作映画ですが、この映画で何よりも有名なのは、映画音楽の枠を超えて有名になっている「ネバー・オン・サンデー(日曜はダメよ)」の曲でしょう。

アカデミー賞主題歌賞の栄冠に輝くこの曲はギターやピアノなどの教本には、必ず載っているのではないでしょうか?

一聴すれば 誰でも「あ、この歌だ」と分かるはずです。
(そういえば、私がこの映画を観たのも、NHKBSの「映画音楽特集」だったと思います)

(またまたそういえば、私は学生時代に銀座の名画の映画でギリシャ映画の傑作「旅芸人の記録」を観ました。4時間の長丁場でした。今、思い出しました)


最後のクライマックスでは、いつもみんなが集まる酒場でギリシャ音楽を奏でながら、みんなで踊り、喧嘩となるも またみんなで仲良くなるという長回しのシーンがあります。

10分くらいはある場面なのですが、延々と撮影されていまして、
ノーカットの一発勝負撮りです。

メリナ・メルク−リさんという女優さんがイリヤ役を演じていますが、その美しさと輝しいこと!

(その後、メリナさんは1970年にギリシャの軍事政権に反対して国を追放され、1974年に当時のギリシャ政権の崩壊によってやっとアテネに戻ることが出来たそうです。その後、元々政治家一家の娘であるメリナさんはギリシャの文化大臣にまで女優の地位から登りつめました。メリナ・メルク−リ―私は生まれつきギリシア人で、死ぬまでギリシア人です―1920−1994)


酒場での踊りの場面も絶品ですし、周囲の男たちのギリシャ音楽の演奏とともに、
歓声と踊りの喜び。

間違いなく、永遠の名シーンでしょう。
見ていて私は、本当に「映画が好きで良かったな〜」と思いました。

オリンピックでも、ギリシャの女性チームと我が日本チームが戦いましたけど、あの顔の彫りの深さは やはりギリシャ人だと思いました。


さて、もう一度映画の話に戻りますが、メリナ・メルクーリさんが彼女に惚れたアメリカ人に「君が好きなものは何?」と問いただされます。

その答えも、すごく印象的なんですよね。

「1・お日様を浴びること 2・お魚を食べること 3・男の人と寝ること」


ギリシャと聞けば、「日曜はダメよ(ネバー・オン・サンデー)」のメロディが頭に流れ、快活なメリナ・メルクーリさんが脳裏に浮かびます。

今の時代には、もうこういうステキで陽気な映画はアメリカでは作れないでしょうね。。(残念だけど)

メリナさんのキラキラした美しさと魅力が、画面のフレームを越えて私たちの心に届くステキな映画でした。

とういうわけで、エーゲ海って、グリーン色に輝くの?と
夢見ている私でした。



ココログブックスコンテストと無明舎

創刊のごあいさつ
ココログには、たくさんの人が紡ぎだす魅力的なコンテンツがあふれています。そんなココログの面白さを、インターネットのなかだけにとどめず、書籍というかたちにし、世に広めていこうという新しい試み、それが「ココログブックス」です。
ブログが新しい表現の可能性をもたらしたように、「ココログブックス」では従来の書籍とは異なる新しいスタイルの書籍を作り出したいと考えています。
「ココログブックス」は、ココログを使っている方に新しい活躍の場を提供し、より多くの方にココログの魅力を伝えることを目指します。
2004年9月24日 ココログブックス事務局

ココログというニフティさんがやっているプログで、優れたサイトさんには「本(ブック)」という形で世の中に出してくれるそうです。
まずは、多分といいますか、絶対に無理だと思いますが、このような面白い企画に参加することは有意義と思いますので、がんばってみます(と言いましても、今までどおりに普通に更新するだけですが。。)

私の将来の夢は、「無明舎」という秋田県にある出版社から、
土屋薬局 中国漢方通信」の本を出版することです。
無明舎さんは、たとえば「秋田県の民間温泉」「山形県の公共温泉」「東北名水紀行」など、
とても面白い本を出版されているので、私は大好きです。
(私には、無明舎さんから直接にたまにDMの新刊案内が来るので嬉しいです。(*^_^*))
以前に、山形新聞の一面の下段の広告欄に無明舎さんのものがあって、「自費出版も募集中!」のような記事があり、私の目はキラリと光ったものでした。
漢方コラムやこのココログなどの記事がまとまったら、10年後、いや何年かかってもいいですから、「この世に自分が存在していた証明」として本を出版してみたいなあ…
と夢見ている今日この頃です。
ココログさんのコンテストは夢がある企画でいいですね。
がんばります。
(そういえば、今回の冒頭のトラックバックは、私がするのは初めてなのでちょっと緊張です。)



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