水が出た日 2

00/08/07

山形の田舎から、上京して、憧れの東京に住めたときは、本当に嬉しかった。


しかも、親戚の叔父さんが 目黒区目黒本町4丁目 という、実に素晴らしいところにマンションを持っていました。


私の住んでいるところの、ちょっと裏側には、読売新聞元会長の住宅があったり、良いところでした。


住まいは、4階。


窓からは、林試の森が広がり、その向こうには 東京タワーが見えます。


私は、毎日 東京タワーを見て過ごしていました。夏と冬で、夜の色が違ったり、夜景も素敵でした。


なんといっても、チャリンコを使えば、5〜6分で武蔵小山を越えて、星薬科大学に通学できたことが一番良かったです。


8時に起床しても、8時半の授業に間に合います。


しかし、唯一の難点が、「水が飲めない」 ことでした。


初めて 東京の水を口に含んだときには、ビックリして、吐き出してしまいました。

だだでさえ、まずいのに、マンションですから、余計にひどいものになっています。


最後まで、東京の水は飲めませんでした。





いまの住宅の水は、まだ、その当時からすると飲めるには飲めるのですが、あまりおいしくないのです。


寒河江ダムというところから、水を引っ張ているらしいのですが、お勧めできません。


何しろ、最近の水道水のすごいことは、塩素濃度を測ると分かります。


私は、学校薬剤師をしているので、7月になると学校プールへ出かけては、残留塩素濃度を調べに行きます。

(ちなみに、0.7〜1.0 r/l くらいで、監督していただけるのが、望ましいです)


今年は、本番のために、水道水で塩素濃度を測り練習しました。



本当に飲めなくなりますよ。


水道水はプールと同じ、0.7 r/l。


オルトトリリジン試液の色が、見事に青くなります。





私の過去の人生で一番おいしかった水は(たかが、31年しか生きていませんけど)、
山形南高校の体育館の水です。


剣道部で合宿していたときに、飲んだのですが、あれは うまかった。


真夏なのに、ひんやりとして、おいしい。


蔵王山麓から、流れている水です。

そういう、おいしい水を飲める地域の人々は、幸せだと思いますし、健康にも良いでしょう。


さて、今回も 感動の井戸水が出た次の日を報告します。(00/08/04)






 

 水温13.5度は、冷たいのです。


 サウナに入ったあとに、ドボン と水に入って体を冷やしますね。

 あの温度は、だいたい 14度で管理されていますので、
 想像つきますよね。

 写真では、分かりにくいのですが、ホースが汗をかいているのです。






今日は違うのですよ。

井戸水を受ける 「箱」 を設置。

いい色をしていますね。





夏の日の思い出。

井戸タワーと入道雲。

奥に見える森は、陸上自衛隊第六師団。





若木山(おさなぎやま)と入道雲。

あの向こうには、奥羽山脈。

右手に見えるのは、神町(じんまち)小学校。





夏は西瓜にかぎる。

西瓜には、熱を冷まし、暑さを忘れさせてくれる
清熱解暑作用や、すぐれた利尿作用がある。

冷えてて、おいしかった。





ああ、井戸水は、さんさんと流れ、
大地に降り注ぐ。