0/11/17
撮影日 2000年10月22日
西蔵王スカイラインを遥か彼方に見る
この道の向こうには 何があるのだろう
私は、訳があって、最近は 蔵王によく行きます。
このページでお届けする画像は、00年10月22日に撮影したものです。
まさに 「日本晴れ」 「秋晴れ」 の素晴らしい一日でした。
ところは、西蔵王スカイライン。 車で走っていると、なんだか映画のシーンの中にいるみたいな感覚。
午前中の西蔵王スカイラインは、晴天が差し、のどかな美しい日本の田舎を映し出しますが、
夜にライトを目一杯あげて走っていると、そうはいきません。
隣には狸(たぬき)が走ります。ときには、狸が並走。
つい先日は、車の前を狸が横切り、危うく 狸を 轢き殺すところでした。
今まで、友人たちから 狸を轢いてしまった話は よく聞いていたのですが、自分も殺生をするところでした。
小国(おぐに)から神町に引越しした お客様の ばあちゃんに 狸の話を聞いてみました。
「小国では、狸は 山から降りてきて、食べ物を食べにいっぱい来るよ。」
「隠していても、すぐに見つけ出して 畑とか荒らしていくんだ。」
ちなみに、私の住む東根では 猿も出ます。
(過去に仙台から48号線で帰ってきたら、関山のところを親子ざるが道路を横切り、これはビックリしました。)
私の使うカメラは、デジカメです。
一番下の妹が、NTTドコモの懸賞に応募したら、なんと当たってしまったという代物(しろもの)です。
オリンパスの「C―830L」 という機材ですが、131万画素もあります。
漢方コラム 「日本中医薬研究会への旅」というシリーズを以前に掲載しましたが、
その時のカメラは、使い捨てカメラです。
いざ、必死になって一枚一枚をスキャナーで読み取って、パソコンに取り込んだところまでは
良かったのですが、今度は ホームページビルダーに取り込むと これが よくありません。
一番上の画像は54KBくらいのものを、容量を軽くするために 22KBまで 無理やり落としていますが、
使い捨てカメラの画像は、容量を落とすと、最悪状態になってしまいました。
(なので、日本中医薬研究会への旅シリーズの画像は、イイ味を醸(かも)しだしているのです。)
ホームページ アクセス向上の秘訣には、
「自分が興味をもって、毎回 定期的に更新すること!」
という鉄則があります。
私も 面白がって 当たったデジカメで パシャパシャ 写真を撮っているので、
当分にネタには困りまらない予定です。
これから 雪が降って 辺(あた)り一面が銀世界になっても 大丈夫。
CDRには、200枚以上の画像があります。
(プロレスの画像や あの 「無名塾」 山形天童公演の 「セールスマンの死」の舞台を片付けている画像もあります。
ちなみに、プロレスの方は、東根出身のプロレスラー 本間朋晃君 の土屋薬局訪店から
東根市民体育館での 故郷凱旋興行! 最後には ブッチャーの背中で終わるという 本邦初公開ものです。
もし見たい!という方はメールください。
土屋薬局 中国漢方通信でありながら、私の趣味の世界を公開します。)
西蔵王スカイラインより 麓(ふもと)の山を振り返る
空の青さが目に眩(まぶ)しい
日本の秋は すすきですね。
昨年、仙台駅前で すすきを持って帰宅するサラリーマンや
OLの人たちを見て、ビックリしました。
今の時代は、お花屋さんで 「すすき」を販売しているに違いないのです。
カルチャーショックでした。
すすきは天に そびえ立つ
稜線(りょうせん) をまたぎながら
山は暮れて野は黄昏の芒(すすき)かな 松雄芭蕉
すすきは、漢字では 漢字で「薄」「芒」と表します
この歌と この画像は時間帯がずれていますが、
それしても 秋の風景は良いものです。
「秋の野に咲きたる花を指折りてかき数ふれは七種の花」
「萩の花、尾花、葛花、撫麦の花、女郎花また藤袴、朝貌の花」
『万葉集』巻八 山上憶良
上記の歌で、すすきは、尾花(おばな)として歌われています。
山上憶良(やまのうえのおくら)が、
高らかに秋の七草を歌ったので、
すすきも秋の風物詩として 「秋の七草」として
秋の野に咲く代表として見られています。
ちなみに、ここで歌われている 「秋の七草」は、
萩の花 … ハ ギ
尾 花 … ススキ
葛 花 … ク ズ
撫麦の花 … ナデシコ
女郎花 … オミナエシ
藤 袴 … フジバカマ
朝 貌 … アサガオと読むが、このアサガオは今のアサガオという説と,
ムクゲ,キキョウ,またはヒルガオという説もある
中秋の名月(陰暦の8月15日、現在の9月中旬)には、
「十五夜 お月さん」 を観賞するために、
月の見える縁側に 月見団子や里芋を備えると同時に、
これらの 「秋の七草」 を飾ります。
お月様に 秋の収穫を感謝するのですね。
さて、最後になりますが、 「薬草カラー図鑑」 著 井沢一男 発行 主婦の友社 より
引用させて頂きます。 (ありがとうございます。 井沢先生は 私の母校である 星薬科大学の教授でした)
228ページ 薬草歳時記 9月・10月 から。
秋の風流に欠かせない ススキ(イネ科)
秋の七草の一つ尾花(おばな)である。
その銀白色に輝く花穂をさして、尾花と呼ぶのであろうが、ススキの漢字は 「芒」 と書く。
「カヤ」 と呼ぶ地方も多い。
ススキを刈りとり、屋根材にしたことから、「苅屋根(かりやね)」の名が出て、のちに 「り」と 「ね」 が省略されて、
「かや」となったのだと言われる。
春先、ススキの葉が発芽する前に、地下の根茎を掘りとり、水洗いして泥を除いたあと、
こまかく刻んで日光に干す。
そのまま保存し、かぜのとき解熱剤 として使用。
1日量 6〜15gを、水300tで二分の一量までせんじ、1日3回服用すると効果的。
山形の秋は美しい
すすきは風に揺れ、雲は流れる
日頃、忙しい毎日を過ごしているが、
こんな一瞬を味わうのも人生には必要だと思う。
肩の力を抜いて、楽に生きていきたい
あなたも、小さい秋をみつけませんか?