<2017年7月21日撮影>
昨日の夕方、常連のお客さまから実家の畑でお父様が汗水垂らして一生懸命に作られている無農薬のキュウリを頂戴しました。
どうもありがとうございます。
その後、仕事が終わり家庭にいて
お客様から頂戴した畑から採りたての胡瓜。
緑色が色鮮やかです。
大塚敬節先生の「漢方と民間薬百科」より。
165ページから
キュウリ(ウリ科)
別名 胡瓜(こか)
薬用部位 実、茎、葉
薬効 やけど、あせも(汗疹)、しもやけ(凍傷)、毒虫刺され、しばかす、切り傷、浮腫(むくみ)、尿利減少(尿の出が少ない)、暑気あたり
このうち、使用法のうち興味があるものをご紹介しましょう。
使用法
1 やけど
実の汁をしぼってつけるとよくきく。
また、茎を切ってとった水も、よくきく。
2 あせも しもやけ
実の汁、または茎を切ってとった汁をつける。
汁にはクズ粉をつけて陰干しにしてから、あせもに塗っててもきく。
3 毒虫刺され
生の葉をもんで、刺されたところにぬる。
4 そばかす
実をこまかに刻み、これをよくせんじた汁で、そばかすを洗うか、実のシンのところで、毎日根気よくこすっていると、そばかすが消えるという。
5 切り傷
生の葉をもんで、やわらかくして、傷口につける・
6 浮腫 尿利減少
茎を陰干しにしたものを、せんじて飲むと、尿の出をよくし、浮腫をとる効がある。
また、実をつぶした汁、茎からとった汁にも利尿の効がある。
また、キュウリの茎とマコモの根の白いところ5、6本とを、よく煮出すと、苦い汁が出るから、その汁を茶わんに一杯ずつ、1日3回飲むと、尿の出をよくし、浮腫をとる効がある。
7 暑気あたり
暑気あたりには、葉を塩でもんで足の裏にぬると、奇妙によくなる。
また、夏、足の裏がポカポカと気持ち悪くほてって、眠れないときには、キュウリの実の切り口で足の裏をさすっていると、気持ちよくなって眠れる。
私は少年時代に虚弱で、夏は足を冷たいものに当てていないと眠れなかったが、祖母がキュウリの切り口で足の裏をさすってくれると、気持よく眠れることができたものであった。
やけどにはキュウリがいちばんよいという説
江戸時代の名医 有持桂里は、やけどのつけ薬にはいろいろあるが、キュウリの汁にまさるものはない、といっている。
生のキュウリがないときには、塩づけのものでもよいから、これを水で洗って塩出しし、そのキュウリをもんで、汁をつける。
生のキュウリを、つぼにそのまま入れておけば、キュウリ水になっている。
その水をつけるとよい。
しかし、生のキュウリをたくわえるときは、よくふたをしておかねばならない、と述べている。
…以上、主婦の友社 「漢方と民間薬百科」より一部、引用させて頂きました。
ありがとうございました。
キュウリは味噌をつけて食べました。
季節の旬の味でとても美味しかったです。
<2017年7月22日>
お客さまへの感謝の絵葉書に「胡瓜(キュウリ)」の絵柄を描きました。
どうもありがとうございました。
今後ともお客さまの良き結果を心より祈念申し上げます。