最近の漢方勉強会より(卵巣予備能〜活血化淤法)
<2006年7月9日 「田園を流れる最上川」村山市 >
先週、7月11日にテレビ電話で
中医婦人科不妊症専門講座エクスパートコースの勉強会がありました。
そのときの勉強会の私のメモです。
何故?今週にアップしているかといいますと
一つは私のアップが遅い事ともう一つは、
ココログが深刻なトラブルで故障していたからです。
(言い訳)
さて、まとめていきます。
私のメモですから分かりにくいところは、ご勘弁を。
1)寝坊は基礎体温が上がる。
2)卵胞期が短い→陰陽両虚(いんようりょうきょ)がある。
3)35歳→腎虚(じんきょ)が始まる。
…
「卵巣予備機能の低下」
1)FSHの基礎値:CD3日目
8mIU/ml以上
生理3日目に血液検査で、卵胞刺激ホルモンが8以上だと、
卵巣機能が衰えている可能性がある。
若い人は、4〜7くらい。
15以上は、かなり厳しい。
25だと妊娠の可能性2%。
2)徐々に成熟卵胞数は減少、卵の質は低下。
3)35歳以上、卵巣手術の既往者、子宮内膜症、早期卵巣不全…
臨床上多い。
FSHは、卵巣予備能の目安になる。
FSHが高くなる原因は?
↓
甲状腺機能低下、染色体異常、卵巣嚢腫、チョコレート嚢胞、STD(性感染症)
…
康先生の参考案内
○月経期: 血府逐淤丸(けっぷちくおがん)、爽月宝(そうげつほう)
○卵胞期: 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、爽月宝(そうげつほう)、双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)
○黄体期: 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)、爽月宝(そうげつほう)、双料参茸丸(そうりょうさんじょうがん)
補腎活血(ほじんかっけつ)がメイン。
○爽月宝など各種活血化淤の方剤は、高温期の処方で子宮内膜の活発化に良い。
○黄体期(高温期)の活血は、妊娠に役立つ。
○妊娠確認したら、爽月宝はお休み。
…
○原始卵胞から卵胞に発育するまで、時間がかかるので(3周期くらい)
漢方は「体づくり」が大切。
○活血薬(かっけつやく)は即効性がある。
○中医の活血薬は、各種あるので併用すれば効果的。
(病院の薬では、アスピリンくらいしかない)
○卵巣予備能の低下には、活血剤が使える。
○全周期に活血薬をたっぷりと使うと効き目が良い。
(妊娠しやすい)
<2006年7月9日 「大淀の流れ 万緑に最上川」>