『土屋薬局 中国漢方通信 メールマガジン vol.13』

〜『春のステキな過ごし方』の巻〜


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●●  1.編集長コラム 
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山形も、春の訪れが近いようです。

3月に入り、まだ降雪の日もありますが、
気温の上昇とともに雪解けは始まっています。

道を歩いていると、雪解けで道路を水が流れていく光景と
水の流れる音を聞いていると毎年のことながら、
心が躍ってきます。

近所を散歩をしていると、
ここにはあけびの花が咲いて、
ここにはさくらんぼの白い花が咲いて、
ここにはりんごの淡いピンク色の花が咲いてと
桃源郷の姿が見えています。

https://tutiya.la.coocan.jp/colm31.htm
漢方コラム第31話「桃源郷」

(このコラムは密かな人気があります)

https://tutiya.la.coocan.jp/colm46.htm
漢方コラム第46話「桃の里(桃とサクランボ)」

https://tutiya.la.coocan.jp/colm33.htm
漢方コラム第33話「さくらんぼ」

(こちらはテレビ大阪で画像が放映されました!
題名は、「何故、桜の木にはさくらんぼが生らないの?」でした)

https://tutiya.la.coocan.jp/colm42.htm
漢方コラム第42話「あけび」

土屋薬局がある東根市は果樹王国で、さくらんぼやリンゴやラフランスなど
たくさんのお花が咲いて、見頃満載です。

みなさまも山形を旅行されるときなどは、
ぜひ東根市もコースに入れてみてください。

私の友人たちにも好評です。



さて今回のコラムは、『春のステキな過ごし方』の巻です。

中国漢方では、「春」は五臓六腑の「肝」の季節としています。

https://tutiya.la.coocan.jp/kanpo.htm#l8
「五行学説」…自然界の相互関係 大宇宙や人体の小宇宙を構成する五つの要素


冬は収める「収蔵」の季節です。

「冬」で植物の種は地中奥深くに眠り、
動物たちは山に篭り冬眠していたのですが、
「春」になると一斉に動物や植物たちが目覚めます。

「春」は「生(うまれる」季節なのです。

私たちの体の中では「肝」を中心にして、
新陳代謝が活発になってきます。


「肝」の役割は、「疎泄(そせつ)をつかさどる」と
「血(けつ)を蔵する」の2つがメインです。

疎泄作用とは、全身の気の流れをスムーズにしたり、
情緒面の精神状態を安定させること、
また消火活動を助けることなどの3つの役割のことです。


春の季節の変わり目には、
体内では「肝臓」が活発に動いて、
体の気の流れをスムーズにして精神面も活発になりますので、
お花見をしたり、レジャーなど行楽に楽しむことができます。

一方、ふだんからため息が多かったり、
憂鬱感、イライラ、更年期障害などで悩み事が多い人は、
この「肝臓」が活発に動くことに耐えられませんし、
「肝気」自体もスムーズに体内を移動できません。

ベースには、「肝血虚」があって「肝気」の働きが弱かったり、
肝気の詰まり「肝気鬱結」があるからです。

その状態に、「春」の「肝臓」に負担がかかる季節になりますと
たちまちにして体調やメンタル面が崩れやすくなってきます。

いわゆる「五月病」や春の「自律神経失調症」なども、
中国漢方では「肝気の乱れ」が根底にあると認識しているのです。


「春」の憂鬱や不安感を吹き飛ばす代表的な漢方薬には、
「星火逍遥丸」があります。

https://tutiya.la.coocan.jp/cosmopolitan.htm#l4
↑「漢方薬は女性におすすめ」星火逍遥丸が載っています。

血虚気味のかたは、婦宝当帰膠を星火逍遥丸と
一緒に服用しますとより効果的でしょう。

さあ、これから春をステキに過ごしていきましょう!

(編集長 土屋幸太郎)


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●  2.〜〜なっちゃんのつぶやき〜「春なのにお別れですか?」
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なっちゃんのつぶやき


一雨ごとの暖かさ・・・・・。
春もそこまで来ているという感じです。

皆様はいかがお過ごしでしょうか・・・・。

3月といえば、『卒業』『別れ』

私が想い出すのは、転勤していく人のために当薬局勤務のMさんと歌った
『春なのに』←柏原芳江の替え歌
この時期になると頭の中で勝手に流れてくるのです。


♪転勤だけが理由でしょうか。
会えなくなるねと右手を出して・・・・

春なのにお別れですか、春なのに、春なのに♪

何年前でしょうか・・・?!
未だにあの時の光景が鮮やかに想い出されます。

あの人は今、何をしているのでしょうか?
この歌を覚えているのでしょうか?


あの頃は楽しかった・・・・!!


懐かしい懐かしい思い出です。(もう一度、飲みに行きたいねぇ)
元気でお仕事頑張って下さいね。

なっちゃんでした。


―・−・−・−・−・なっちゃん・−・−・−・−・−


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●● 3.「新たに薬剤師になる皆さんに」
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卒業

3月も半ばを迎えました。

春が其処此処に感じられるようになってまいりましたが、
皆さまいかがお過ごしでしょうか。


3月といえば卒業式シーズン

沢山の思い出を胸に巣立っていく、ちょっぴり寂しいけど、
新しい生活が始まる前でもあり、ワクワクする時期ですよね。


先日、大学を卒業して初めてゼミの同窓会があったんです。

みんな薬剤師として、MR(製薬メーカーの情報担当の仕事)として、
立派になっていました。

「大人になったなぁ」
って思ったのもつかの間。

あっという間に学生時代のように騒いでしまいました。

お酒も入っていたことですし、ここはご愛嬌。。。ということで。


懐かしい時間を過ごすこともできたし、
薬剤師としてのみんなの生活を聞くことが出来て、
みんなが感じている医療やこれからの薬剤師の在り方など
大変勉強になりました。本当に有意義な時間でした。<みんなありがとう!!>


さて、去る3月12・13日は薬剤師の国家試験でした。

晴れて卒業し、新たに薬剤師になる皆さんにエールを送りたいと思います。
薬剤師の職能を充分に理解し、スーパー薬剤師になれるよう
一緒にがんばって行きましょう。

がんばれ!!


負けるな新人(!?)薬剤師・・・ユキちゃんでした。



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●● 4.『とってもためになる!中国漢方セミナー』
★『春のステキな過ごし方』の巻★
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とってもためになる!中国漢方セミナー


『春のステキな過ごし方』の巻


春は、木々の芽が育ちはじめ、上へ上へとどんどん伸びていく季節です。

動物たちも冬眠から目覚め、外へ外へと活動をはじめます。

私たちも、こうした自然のエネルギーの影響を受けて、
体の代謝がアップし、気持ちもウキウキしてきます。

ただ、困ったことに、春にはウイルスや細菌までが元気になってしまうのです。

これらに負けない健康な体づくりを心がけましょう。


春は、自然界すべてのものが、のびやかに成長する時期です。

これは人間についてもいえることで、身体の成長だけでなく、
のびやかな精神活動が求められる時期でもあります。

春は、身体の臓腑(ぞうふ)との関係では、
「肝(かん)」に属する季節とされています。

「肝」の働きの特徴は、春の季節の特徴である「気(き)エネルギー」が
上り始めるのと同じように、「肝」の「気」は上昇しやすいものです。

また「肝」は、「気」を全身にめぐらす働きである
「疏泄(そせつ)」する臓腑です。


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『血液を介して全身の働きを支配する「肝(かん)」』


五臓の中で、「腎(じん)」とともに重要な位置にあるのが「肝」です。

というのは、中医学には「肝腎同様」という経験則があり、
五臓のうちの「肝」と「腎」が助け合って、私たちの生命の根幹を支えている、
ととらえているからです。


「肝」は、西洋医学でいう肝臓(胆嚢を含める)の働きとかなり似ています。

つまり、その働きの中心は、血液に栄養を与え、老廃物をとり除く代謝機能、
そして、きれいな血液を貯蔵する機能というわけです。

このような機能を基礎に、中医学では、
「肝」の働きをさらに大きなものととらえています。

血液を介して、体中の全ての生理機能を支配していると考えるのです。

例えば、胃腸の消化吸収を促進するのも、筋肉や腱を養い、
爪を丈夫にするのも、月経を順調にするのも、
すべてその基礎には「肝」の働きがあるものと考えています。


また「目は肝から血を得て、初めてものをよく見る」といい、
目の働きを支配しているのも「肝」に蓄えられた血液であると考えています。

そして中でも注目したいのが、
「肝」が精神活動に大きく関与しているという考え方です。

「肝は謀慮(ものを深く深く考えること)をつかさどる」という経験則が、
このことを端的に表現しています。

脳は、肝臓からきれいな血液をたっぷりもらうことによって、
物事をよく考えることができるのです。


ここでお話した「肝」のいろいろな働きをまとめて、
中医学では「疏泄(そせつ)作用」と呼んでいます。

そして、疏泄がうまくいかなくなると、肝胆自身の障害をはじめ、
さまざまな体の異常が起こるというわけです。


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『ストレスの積み重ねから生じる現象「肝気鬱結(かんきうっけつ)」』


ストレス社会といわれる現代。
「肝」にはいつも大きな負担がかかっています。

精神的ストレスが強いと、脳は多量の血液を消耗しますが、
このとき、「肝」は脳が必要とするだけの血液をフル回転しなければなりません。

こんな状態が続けば、「肝」の働きがオーバーヒートしてしまうのです。

このように、ストレスによる「肝」の働きすぎの結果、
機能に支障をきたした状態を、中医学では「肝気鬱結(かんきうっけつ)」と
呼んでいます。

「肝気鬱結」の状態になると、体のあちこちに異常が現れてきます。


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次のような症状があったら、「肝気鬱結」の疑いが濃厚です。

自分の状態をチェックしてみて下さい。


□情緒不安定

イライラして怒りやすい、焦燥感があって落ち着きがない、
気分が落ち込む、不眠、多夢、こわい夢をよく見る、
胸苦しい、神経質になる、のどが詰まる


□胃腸障害

食欲がない、口が苦い、すっぱいゲップが出る、
上腹部が張る、吐き気がする、下痢と便秘を繰り返す


□肝障害

黄疸が出る、肝炎、胆嚢炎、胆石症


□目の異常

目が疲れる、目が痛む、目がかすむ、
目を開けているのがつらい、視力低下、涙目


□爪の異常

爪の表面が凸凹している、爪がもろい、爪が薄い、爪が濁る


□筋肉・腱の異常

筋肉のひきつれやこわばり、肩こり、首筋のこり、膝を痛めやすい


□出血傾向

鼻血、痔出血、月経過多


□婦人科の異常

生理不順、月経前に乳房が張る、
月経が長びく、生理痛が強い、経血に血塊がまじる、更年期障害


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『肝の働きを高める疏肝薬には、こんな種類があります』


肝気鬱結の状態を改善するためには、「肝」の働きを高めるとともに、
ストレスに対する抵抗力を強化します。

これを「疏肝解欝(そかんげうつ)」といいます。

この疏肝解欝の働きのある薬を疏肝解欝薬といいます。

例えば、精神安定作用に優れ、更年期障害のイライラ、
月経前症候群などに効果を発揮する「星火逍遙丸(せいかしょうよがん)」です。

https://tutiya.la.coocan.jp/cosmopolitan.htm#l4
↑「漢方薬は女性におすすめ」星火逍遥丸が載っています。


いっぽう、肝気鬱結状態が胃腸に影響を及ぼしている場合には、
「肝」を強めて精神を安定させ、胃腸の働きを改善します。

現代人に多いストレス性の胃腸障害、むかつき、食欲不振、消化不良、
吐き気、下痢と便秘の繰る返し、胃痛、おなかの脹りなどの症状には、
「開気丸(かいきがん)」が最適です。

また、胃酸過多で胃の痛みがある場合は、「開気丸」と
「星火健胃錠(せいかけんいじょう)」を一緒に用いることをお勧めし ます。

https://tutiya.la.coocan.jp/kanpotusin45.htm
↑「過敏性腸症候群の漢方療法2」


「星火健胃錠」は、胃酸を中和して痛みを鎮める作用があります。


肝気鬱結の状態が長引くと、血行障害を起こして淤血(おけつ)が発生し、
症状をいっそう頑固にし、病気を治りにくくしてしまいます。

「疏肝(そかん)薬」は、ストレス社会の現代にこそ強く求められる薬の一つです。


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『春は、早起きして屋外へ』


春になると情緒不安定になりやすい、という人は、
できるだけリラックスできる時間をもつことも大切です。

春は、冬と違って早起きもつらくなくなる季節です。
じつは、この「早起き」は、何よりもの春の養生法なのです。

いつもより早く起きたら、ぜひ、散歩に出かけてください。

芽吹始めた木々をながめながら、朝の新鮮な空気を吸うと、
「肝」の「気」のめぐりがよくなって、一日快適に過ごせることでしょう。


「肝」の機能を養う食材は、
クコの実、ナツメ、黒ゴマ、黒砂糖、金針菜(きんしんさい)といった食材や、
発散の作用がある紫蘇(しそ)、ネギ、春菊、香菜、大根、こしょうなどを
とりいれることが、春にふさわしい食生活ということになります。

お茶なら、香りがよく、気をめぐらせる作用をもつ
ジャスミン茶やミント茶がおすすめです。

このようなことに気をつけていれば、春に起こりやすいイライラなどの
精神症状を防ぎ、ストレスに強い体をつくることができます。

ただし、発散は度が過ぎてもよくないため、
ここにあげた食材ばかりを毎日食べるというのもよくありません。

ふだんの感覚で、主食になる穀類や良質のタンパク質を含む豆類、
肉、魚などに、少しだけ意識して春の食材を加えていくのが
上手な方法です。



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●● 5.『★★★ 評判の口コミ化粧品「セ・サージ」 ★★★』
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ちょっとだけ商品紹介をさせてください。No1

〜・〜・〜・〜・ 「セ・サージ」の特徴 ・〜・〜・〜・〜


1.皮膚の弾力性を細胞レベルからサポート。
健やかにひきしめて肌のハリを保ちます。

2.皮膚細胞のキメを整えて保水力をアップ。
潤いを保ち、乾燥から肌を守ります。

3.紫外線によるダメージから肌を守り、
肌に透明感を与えます。

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美容クリームです。 40g 8400円です。       

ホームページの「中国漢方美肌法」で、
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詳しくは、当店へお問い合わせ下さい。



ちょっとだけ商品紹介をさせてください。No2


〜・〜・〜・〜・ 「瑞花露(すいかろ)」の特徴 〜・〜・〜・〜・ 

ドライスキン、敏感肌に方に朗報!!
待望のスキンケアクリーム『瑞花露(すいかろ)』登場


『瑞花露』は、保湿・消炎に優れ、また皮膚への親和性が高いクリームです。
ですから、従来の保湿クリームにありがちなベタつきがなく、
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ヒアルロン酸、セラミド、ビタミンEなどが配合されています。

0歳からお年寄りまで、ドライスキンや敏感肌の方の他に、
普段のお肌のお手入れにも、お使いいただけます。

『瑞花露』 120g(チューブ型) 3,150円(税込)

ホームページの「中国漢方美肌法」で
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詳しくは、当店へお問い合わせ下さい。


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