『土屋薬局 中国漢方通信 メールマガジン vol.19』
〜『更年期は重要なターニングポイント』の巻 〜
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●● 1.編集長コラム 「さくらんぼの実も紅く大きくなりました。」
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さくらんぼの実も紅く大きくなりました。
さくらんぼの実の上には、キラキラと銀色に光テントが風になびき、
テントの下では忙しく働く大勢の人々がいます。
毎年恒例ですが、さくらんぼの季節がやって来ると、
当店のある東根(ひがしね)は農繁期となり、
静寂に包まれます。
さくらんぼの収穫には機械は使えませんので、
人海戦術が基本となります。
嫁さんの実家の畑へ、自分の実家で仕事の合間をみながら、
親戚の家へ、農協から頼まれてと、
それこそ多くの人達がさくらんぼと格闘します。
さくらんぼの収穫には、冬の積雪量から
春の開花時期の天候、梅雨時の天候など、
オールシーズンのファクターが関連しています。
もちろん害虫からさくらんぼを守るために、
必要最小限の農薬も散布しなければなりませんし、
(違法な薬物は使っていませんのでご安心を)、
手間隙がかかります。
その結果が、さくらんぼの「高い値段」です。
「紅色の宝石」は、かくして大阪や東京などの
大消費地で一般庶民には手が出しにくい高級品として鎮座します。
https://tutiya.cocolog-nifty.com/kanpotusin/2005/06/post_8258.html
「京都に「不妊症専門講座」に行ってきました」
先日、京都に勉強会に行ってきたのですが、
(詳しいことは上記のリンク先をご覧下さい)、
往復は山形空港→伊丹空港と空の移動でした。
帰りに伊丹空港の売店では、
1パックが7000円!で売られていて
私もため息が出たものでした。
本当のさくらんぼの食べ方は、
ざるに ザ〜っとさくらんぼを
山盛りにします。
それで、2〜3粒、
まとめて口に入れて、ほうばります。
うーん、さくらんぼの食べ方講座を開催してみたいものです。
(これは冗談です)
さて、今回のメールマガジンは『更年期は重要なターニングポイント』の巻です。
女性の人は7歳ずつ体が変化していきます。
私たち男性は、8歳ずつ体が変化します。
それぞれ年齢にあった対処法をしていく知恵を上手に使えば、
アンチエイジングになりますし、その後の健康にも有効です。
たとえば今回の内容では、35歳からは更年期に向けて
体調を整えようとありますが、
不妊治療などをなさっているときには、
中国漢方の対抗策としては、補腎(ほじん)を積極的に行います。
参茸補血丸(さんじょうほけつがん)などは、その代表です。
https://tutiya.la.coocan.jp/kanpotusin13.htm
「漢方薬は女性にお勧め 2」
体の外から性ホルモンの投与や誘発剤を使っているときには、
自分の卵巣や子宮が疲れないように、
疲労しすぎて、自分への虐待にならないように
漢方薬も併用していって、
自分の内なるリズムをつくっていくことは
とても大切なことだと思います。
排卵する、そして着床して妊娠する。
このリズムを作っていくためにも、
漢方薬を服用することは有意義だと思います。
(編集長 土屋幸太郎)
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● 2.〜〜なっちゃんのつぶやき〜 『先日の娘と私の会話』から
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なっちゃんのつぶやき
今年もまた梅雨の季節を迎えましたが、
みなさま、いかがお過ごしですか?
ジメジメしたうっとうしい毎日、なっちゃんの苦手な時期です
せめて、心だけはさわやかに過ごしたいものですね♪
今回のつぶやきは、『先日の娘と私の会話』から
娘「ママー、私が大人になって結婚して赤ちゃんができたら、
タバコは吸わないし、お酒も飲まないで、栄養を摂って、10ヶ月
食っちゃ寝、食っちゃ寝して安静にしてるんだ」
私「何言ってるの!適度に動いてないと、赤ちゃんが大きくなり過ぎて、
出産出来ないし、赤ちゃんも怠け者になるから、無理しない程度に普通に
生活してないとダメなんだよ」
娘「大事な赤ちゃん、流産したらどうするの!!」
私「・・・・・・」
この子のような人が息子の嫁にきたら、私はどうしたら良いのでしょう。
最近の子は、有り得るような・・・。
私が妊娠時は、全くいつもと変わらない生活を出産直前までしていたし、
出産後すぐ、家事、炊事もした。(しなくてはいけない状況でした。)
『中国では、産後は女性が一生のうちで一番大事にしてもらえる時期で、
家事は一切やらないのが当たり前。ひたすら養生し、体力の回復に努める。』
『日本だって、産後1ヶ月を過ぎてから“床上げ”をして、
体を徐々に慣らしていく』
それなのに、それなのに、私は、退院したその日に炊事再開したのです。
その後だって、首が据わったと同時に、背中にはいつも子ども・・・。
(そういえば最近見ないですね、赤ちゃんをおんぶしているお母さん)
私は、自分の子供が“妊娠したら”“出産したら”(もちろんお嫁さんも)
いたわって、いたわって、
と常々思ってはいたのですが、
宣戦布告されてしまうと、
「何言ってるの!ママは・・・」と、つい言いたくなってしまうものです。
あと何年後でしょう??
現実のものとなる日は・・・。
楽しみ半分、不安半分です。
あ〜暑い、ジメジメする〜、部屋も湿気多いし、タンスもカビるし、
早く夏になってえぇぇぇ (ToT)/~~~
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●● 3.「ハッチ日記 4」 バナナは ハッチ語で「マーマーマ」
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ハッチ日記 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
ハッチがいつものように一人で唄をうたっているのを聞いていると、
・・・・・・・・???
不思議な唄が耳に入ってきました。
それはナント替え歌!
ハッチの替え歌。
「チューリップ」の唄で、
♪ ダイジーー、ダイジーー、ダイジダイジーーー
(さいた さいた リューリップのはなが・・・)
「いとまき」の唄で、
♪ ダイジ ダイジ ダイジダイーーー
(できたできた こびとさんのおくつ・・・)
一人でうたえるようになったのは、ここ最近のことなのに、
それがなんと、替え歌を作ってしまうなんて!
スゴイデス!すごすぎ!!
ハッチが言う ”ダイジ” とは、お気に入りの ”ボロボロタオル” の事なのです。
毎晩寝るときはいつも一緒。
寝るときに ”ダイジ” がないと、「ダイジーーーー。ダイジーーーー。」
と探して回ります。
替え歌に初登場したのが、その ”ダイジ”。
ずーと大切にしていてね、ハッチ。
そして毎晩早く寝てくれ〜。(笑)
++++++++++
言葉の発達には、本当に本当に驚きの毎日です。
バナナは ハッチ語で「マーマーマ」
トマトは ハッチ語で「ナーモーナ」
そんな風に発音していたのに、ある日起床してすぐに、
「ママー。バーナーナ!」 と、笑顔で発音。
昨日までの 「マーマ−マ」 は、何だったの〜?
と思ってしまうくらいの、完璧な 「バーナーナ」 でした。
あまりにも驚いた私は、
ハッチに「もう一回言って。もう一回言って。」とリクエスト。
10回くらい連続で 「バーナーナ」 を聞いて、ハイテンションになってしまいました。
そして、そして、次のトマト。
これはなんと今夜の出来事。
私のお手伝いがマイブームのハッチ。
そのなかの一つが、お布団敷き。
いつものように、「お布団敷こうよ〜」と私が声をかけたその時、
突然お布団にむかって 「トーマートー!!」 と叫んだのです。
一瞬なんと言ったのか解らなくて、
「今、なんて言ったの?」
と聞きかえしたら、得意げな表情をしながら 「トーマートー!!」 と。
「トマト」
の発音が出来た喜びはもちろんだけど、
「ナーモーナ」
を聞くことが出来なくなってしまう淋しさを、ちょっと感じてしまいました。。。
++++++++++
寝る前に抱っこしながら、
「今日、1番楽しかったことはなに?」と聞くと、
「プータァーーー!!」 (意味:ヘリコプターのこと。飛行機も含む。)
と答えるハッチ。
同じ返事が、もう3週間くらい続いている。
いつまで続くのか、ヘリコプターブーム。
そしてそれを超える次なるブームは一体。。。
毎晩どんな返事が返ってくるのか楽しみにしている、ハッチママでした☆
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●● 4.『とってもためになる!中国漢方セミナー19』
★『更年期は重要なターニングポイント』の巻★
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中国漢方セミナーNO19
『更年期は重要なターニングポイント』の巻
女性は一般的に、閉経(生理がなくなること)前後に更年期を迎えます。
のぼせ、めまい、頭痛、肩こりなど、更年期障害と呼ばれる症状を伴うこともあります。
中国漢方では、血液の流れをよくする「活血化淤(かっけつかお)」、
またホルモンを調整して生命エネルギーを高める「補腎(ほじん)」の働きによって、
健やかに体を保つように助けます。
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◆女性ホルモンの働きが低下する更年期
○女性には、なぜ更年期がやってくるのですか?
どんな症状がありますか?
更年期の大きな原因は、エストロゲンなどの女性ホルモンの働きが低下することです。
免疫機能が高く、体の異常を抑えてくれる女性ホルモンが機能しなくなると、
「のぼせ、動悸、血圧の激しい変化、めまい、頭痛、精神的不安定、イライラ、
排尿痛、性交痛、肩こり、腰痛、関節痛、ひきつけ、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)、
肌荒れ、湿疹、シワ、シミ」といった症状が出やすくなるのです。
これらは中国漢方では、「絶経期前後諸症」、一般には「更年期障害」と呼ばれますが、
40歳から50歳にかけての閉経前後5年から10年くらいの間に、
75%の女性が何らかの症状を自覚するといわれています。
早い人では35歳くらいから症状が出始めますから、症状も年齢も、大きな個人差があります。
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○更年期をどうとらえたらよいでしょう?
更年期は女性に必ず訪れるもので、恐ろしくありません。
しかし、老年期に入る前のいわゆるターニングポイントですから、
女性にとってとても重要な段階です。
この時期に注意しておかないと健康が損なわれやすいので、
健やかな老年を迎えるために気をつけたいですね。
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◆日頃の自己管理、そして栄養面に気を配る
○では、どんな注意をしたらよいのでしょうか?
自分でできる工夫はあるのでしょうか?
日頃から自己管理をして、健康体であれば女性ホルモンを長く持ち続けられます。
つまり更年期が来るのを遅くできるということです。
逆に不摂生をしている人は、早く更年期が来て、症状が重いことが多いのです。
栄養面で注意することが2点あります。
まずカルシウムを多く摂ること。
更年期からは骨量が毎年2〜3%減少していきます。
15%以上減少すると非常に骨が脆くなり骨折しやすくなります。
これが進行すると骨粗鬆症と呼ばれ、骨がスカスカの状態になります。
1日当たりカルシウムの必要量は、成人で800mgは摂りたいもの。
コップ1杯の牛乳で100mgほどですから、努力が必要ですね。
次に必要なのが、ヨウ素。
なぜなら、更年期になる可能性の高い乳腺ガンを防ぐ働きがあるからです。
また、女性に大敵の便秘の予防にも一役かっています。
ヨウ素は昆布やワカメなど海藻に多く含まれているので、
食事に取り入れるとよいでしょう。
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◆活血化淤と補腎で調節・予防!!
○更年期障害を予防したり、調節したりする漢方がありますか?
血液の質が低下してドロドロになると血管をよく流れず、
血管壁にヘドロ状にくっついて流れにくくなったり、
血栓という固まりをつくるなどいろいろな循環障害が起こります。
中国医学では、このような現象を淤血(おけつ)と呼びます。
特に女性は閉経によって淤血しやすく、更年期障害の一因になります。
血液がスムーズに流れるよう改善するのを「活血化淤(かっけつかお)」といい、
それを助ける薬が「活血化淤薬」です。
代表的な薬としては「冠元顆粒(かんげんかりゅう)」が挙げられます。
https://tutiya.la.coocan.jp/kanpotusin3.htm
「みんなの願い血液サラサラ健康法」
https://tutiya.la.coocan.jp/kanpotusin7.htm
「淤血度チェック」
ところで、中国医学では体内の生理機能を5つに大別して
「肝・心・脾・肺・腎」と名づけていますが、
その中でもとりわけ重要なのが「腎(じん)」です。
腎臓と同じ文字を用いていますが、
中国医学の腎の機能にはもっと広い意味があり、
生命エネルギーをつかさどって、ホルモンの調節と深く関わっています。
腎が衰弱した状態を、「腎虚(じんきょ)」
ほてりやのぼせなどの熱症状を「陰虚(いんきょ)」といいます。
逆にエネルギー不足で寒気や冷えを生じるのが「陽虚」(ようきょ)で、
その両方が現れるのが「陰陽両虚(いんようりょうきょ)」です。
「陰陽両虚」は骨粗鬆症の原因になります。
腎を強化してホルモンを調整することを「補腎(ほじん)」といい、
これらの更年期特有の症状を和らげる働きもします。
それに役立つ漢方薬が「補腎薬」で、その代表的な薬としては
「双料杞菊地黄丸(そうりょうこぎくじおうがん)」や
「海馬補腎丸(かいまほじんがん)」が挙げられます。
https://tutiya.la.coocan.jp/kanpotusin46.htm
「肝と腎を養って、目の疲れや老化を防止」
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◆◆更年期のしたく◆◆
漢方の古典に、女性は35歳になると次第に肌の艶や、髪が衰えはじめ、
42歳で白髪が目立ちはじめ、そして49歳で閉経すると記載があります。
すなわち、女性の体は7年周期で変化し、
その変化は「腎精(じんせい)」と呼ぶものによってコントロールされています。
腎精が不足すると体の衰えが始まります。
女性の場合は35歳、特に40代半ばから閉経に至るまで月経量が減ってきて、
月経周期が短くなり、月経の出血の色が薄く、月経期間が短くなります。
さらに閉経に近づくと月経周期が不規則になったり、
なかなか来なかったりすることもしばしばです。
時には不正出血もあります。
(ただし無排卵性によるもので、子宮筋腫や子宮内膜症などの場合は別です)
何も気づかずいきなり閉経してしまったという方がおりますが、
何の前兆もないのではなく、見過ごしただけで、
月経の変調以外に肌や体や心の変調が感じられるはずです。
このような変調に気づくかどうかは別として、35歳過ぎたら、
特に40代半ばから体の衰えの波を緩やかにして、
更年期に入っても更年期障害の自覚症状が少なく過ごせるように、
また、閉経が早まらないようにする準備が大切です。
そのためには、体の衰えのカギを握る腎精の前衛部隊ともいえる「血(けつ)を養う」
中国漢方薬「婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)」を
サプリメント感覚で気軽に取り入れると良いでしょう。
https://tutiya.la.coocan.jp/cosmopolitan.htm#l2
「漢方薬は女性にお勧め」
他に精のつくものとして貝類、えび類、黒い色の食品、
ネバネバした食べ物を意識して摂るようにしたいものです。
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○漢方薬を使うのに注意することを教えて下さい。
必ず漢方の基本である「弁証論治(べんしょうろんち)」を行います。
弁証は診断、論治は治療を意味しますが、
これは人それぞれに体質や症状が異なるので、
漢方の専門家にきちんと相談して正しく薬を服用するということです。
単に病院だけで処方は決められませんし、薬の効能だけで判断するのは危険です。
日頃から自己管理をよくした上で、それを助けるのが漢方薬だと考えて下さい。
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