01/02/25
場所 王府井飯店のロビー 00年11月23日撮影
お花の名前が分かりませんので、ご存知の方は一報を頂ければ、幸いです。
昨年、11月23日に 一年ぶりに中医学北京研修に行った話の本題に入ります。
私たち、中医学を学ぶものは、一度は北京や中国大陸に渡り、
現地で 漢方研修をするものです。
今回のツアーは、かつて 東京は高円寺で
一年間 中医学を学んだ仲間たちが企画したものでした。
こういう研修旅行というものは、通常は 年齢も学力もバラバラなのが当たり前なのですが、
私たちは 「同じ釜の飯」を食った仲間ですから、
一定の中医学のレベルに達していて、友情も深いものがあります。
私が 何故?このツアーに参加したかといえば、
「幸太郎君は 当然、参加だよね?」
の一言で、決まりでした。
友人とは 有難いものです。
お蔭で 研修中は 全然 気を使わずにすみました。
また、もっと有難いことに、北京に留学している 「チャッキー」こと
戸塚君が全面的に 私たちの面倒を見てくれたのです。
戸塚君は、国費留学で 日中友好病院で研修している 「凄い人」なのです。
中国語は、ペラペラ。
タクシーに乗っても、運転手さんとケンカできるし、飯を食うときは 注文もできる。
それだけでも、十分に感謝感激ですが、さらに、
北京には 日本人留学生の仲間たちがいて、その子たちも私たちの面倒を見てくれたのです。
だから、全日空ハローツアーで出発しましたが、
北京空港からは 送り迎えも使わずに 全部 自分たちで行動できました。
北京の日本人留学生の皆様、ありがとうございました。
この場で お礼を言わせて頂きます。
王府飯店のエレベーター。
☆☆☆☆☆は、違いますね。
今回、泊まったところは、王府飯店(ワンフーハンテン)。
いわゆる 最高級ホテルです。
今までは、崑崙飯店(コンロンハンテン)という、北京北東部に位置するところに
よく泊まっていたのですが、王府飯店は 街中の大都会にあります。
(遊ぶには、崑崙飯店の方が便利だし、買い物も 「ルフトハンザ」というドイツ系のデパートがあり、お勧めです)
私は、メーリングリストのアンケートで、「北京飯店」に泊まりたい!と希望を出しましたが、
見事に 却下されて、王府飯店に決まったわけです。
でも、北京滞在中に思ったことは、王府飯店で正解でした。
日本人には、外資系の方が 体に合うようです。
ちなみに、王府飯店は 一泊 約1万4〜5千円くらいの ビックリ価格ですよ。
でも、まあ、東京駅近くの ニュー富士屋とかのビジネスホテルも
それくらい しますから、当然といったら 当然かなあ。
日本は、物価が高いですね。
王府大街を歩こう!
ここは、北京のメインストリートだ。
いつものように、盗まれないように、
ポーチのチャックを しっかり握って。
気をつけないと、盗人が あなたを狙っている。
私は、過去に ポーチのチャックが半分くらいまでに
開けられた経験がありますので、身に染みてます。
漢方薬局で 商品を見るのに熱中していたら、
後ろで 仲間の女の子が
「ツッチー!!」
と、青い顔色して 服を引っ張ているので、
よく見たら、確かに ポーチが半分開いていて
もう少しで 日本に帰れないところでした。
用心。用心。
お金よりも、パスポートの方が価値があるらしいですよ。
北京の夜は、寒くて、
体が凍ります。
日本の冬の寒さと違います。
私は 山形県民で、
Nさんは 新潟県民、
Iさんは 長野県民。
なのですが、
意見は一致しました。
「雪が降る 日本の寒さと 北京の大陸の寒さは、違うよね」
「雪が降る寒さっていうのは、上から雪が降ってくるけど、
なんか 暖かいような 感じがするね」
「それに比べると、こっちの寒さは 大陸のせいかもしれないけど、
地底から 寒さが吹き上がってくるよね」
こういう時は、東京や静岡の温暖なところで生活している人は、
実感が湧かないんですよね。
「山形の方が寒いんじゃないの〜」
で、終わりです。
途中で、本屋に入って 中医学の本を買ったりしましたが、
さずがに 新しい街だけあって とても きれいでした。
昔は、いつ 盗人(ぬすっと)が やって来るか
いつも ヒヤヒヤしていたのですが、
そのような人は 一人もいなかったです。
もう、北京は 世界に誇る 「大都会」です。
読者の皆様、突然ですが、
タイムマシーンに乗って 1991年の北京の王府大街を歩きます。
時空を越えますよ。
ここは、1991年の王府大街だ。
え? 今と全然違うって?
でも、本当です。
今から 10年前は こうでした。
街のざわめき。
人々の息遣いが聞こえそうな 街並み。
そこには、生活している 庶民たちがいた。
通りには、怪しげな オモチャを売っていたり、
雲南省から出てきた少数民像が お茶を売ってたり、
それこそ 食べ物の屋台などが あったのです。
それが 今では 建国50周年を境にして
どんどん 古い街並みは 壊されています。
新聞の記事で
「天安門広場、オリンピックカラーの緑色で芝生を染める」
なんてのも、この前 読みました。
いいなあ。
旗。
のぼり。
赤い文字。
今では 街中で このような感じを目にするのは
難しいでしょう。
昔は これが当たり前だった。
日本でいえば、
戸越銀座商店街や武蔵小山商店街が
突然 開発されて、銀座大通りになったようなものでしょうか?
戸越銀座には あのロックスター 「チャー」が歩き、
武蔵小山パルム商店街では 全日本女子プロレスのブル中野やダンプ松本が歩き、
泉谷しげるは、今は無き 「しんりゅう堂」で 服を買う。
と、いうような楽しい世界が、消え去ったようなものです。
でも、時は流れて 時代は変わりますから、
また、慣れていくことでしょう。
夜は更けていきます。
1回、ホテルに戻って、夕飯に出掛ける準備をしにいきましょう。
今日、あなたは どんな1日を過ごしましたか?
今宵、あなたと ジェットストリーム。
夢の世界へ旅立ちましょう。
王府飯店の部屋の写真。
ジム・ジャームッシュ監督の 「ミステリー・トレイン」
という映画がありましたが、第1話では
永瀬正敏と工藤夕貴さんが主演していました。
永瀬正敏さんは、ロカビリーを愛して メンフィスまで横浜から
辿り着きましたが、彼は 必ず泊まった ホテルの部屋を写真に撮るという
趣味の持ち主でした。
映画の世界を真似した写真です。