子宮腺筋症の漢方相談について
<2006年4月8日 福島県会津若松 湯野上温泉の日光街道近く 「塔のへつり」>
おはようございます。
土屋です。
子宮腺筋症の漢方相談もお受けすることが多いですので、
今日はそのことについて述べたいと思います。
子宮腺筋症の場合には、子宮内膜症が子宮に「飛び火」したもので、
子宮がだんだんと腫れていき、ひどい場合には切除も検討します。
また自覚症状としましては、やはり「痛み」「疼痛」などもありますし、
経血量が多い、血塊が多いなどの自覚症状が特徴的です。
当店のお客様は、40代くらいのかたが多いのですが、
30代のかたもいらっしゃいます。
今のところ、お客様のみなさまは経過が良いことが多く
私も嬉しく思っているところです。
たとえば、腺筋症で出血量が多いために
Hb(ヘモグロビン)が7〜8まで下がってしまうかたが、
Hb(ヘモグロビン)の値が改善して、貧血が良くなっていること。
また、ホルモン療法やダナゾールIUD療法、桂枝茯苓丸などの漢方でも
効果が無くて、腫瘍が小さくならないことで、
できれば手術はしたくない、女性として子宮をとりたくないという
切実な相談もございます。
大学病院も数件いったという方もいます。
改善の目安としましては、
○痛みの軽減(生理痛の軽減やふだんの疼痛の軽減)
○黒っぽい血液が、きれいな色になる。
○レバー状の塊が減る。
○出血量が以前よりも少なくなる。
○貧血が改善する(つまり出血量が減るから)
○鎮痛剤でも効き目が出るようになる(つまり、鎮痛剤が効かないほどの痛みが減ること)
○少なくとも、悪化しないで、現状維持できるだけも嬉しい。
○生理が順調になる。
などあります。
当店では、養血調経(ようけつちょうけい)と活血化淤(かっけつかお)など、
お客様一人一人の体質に合わせて相談させて頂いております。
では、最後に冒頭の写真の「塔のへつり」シリーズです。
「へつり」とは、川岸が切り立った崖となっている所の事を言います。
また、釣り人などがこのような場所の少ない足場を頼りに
川沿いなどを進む事も「へつりをする」と呼ぶこともあるそうです。
この「塔のへつり」の撮影ポイントから左(北方向)を見ますと、
「赤い橋」が見えます。
実に印象的で、背景の山の残雪も美しいです。
近くには、つげ義春ファンが泣いて喜ぶ「湯小屋旅館」さんがあります。
近々、訪れようと思う今日この頃です。
そこは「天に栄える村」の「天栄村」です。
2006.04.24
中西医結合による腫瘍治療の実践(日中友好)
<2006年4月23日 山形新幹線車窓 「山形城東大手門桜見上げ」>
昨日、今月初めての東京出張、
東京八重洲ホールでの勉強会でした。
「中西医結合による腫瘍治療の実践」がテーマで、
講演は 親日家の南京中医薬大学の劉沈林(りゅうしんりん)院長先生でした。
先生は、南京中医薬大学附属病院院長、主任医師、教授です。
1975年に南京中医薬大学をご卒業後、
30年以上にわたり臨床医師としてご活躍なさっており、
豊富な臨床経験をお持ちです。
とくに消化器腫瘍の中西医結合治療について造詣が深く、
1991年から1992年にかけて名古屋がんセンターにて研修、
1996年10月に再び来日され東京大学附属病院で研修されておられます。
著書は、「臨床精粋」「中医腫瘍学」「現代中医臨床ハンドブック」など多数です。
<2006年4月23日東京八重洲ホール 「中西医結合による腫瘍治療の実践」>
沈先生の素晴らしい講義を聞いて、
できれば私も店頭薬剤師の身ではありますが、
今後は「少しでもガン患者さんの症状の軽減に役立てれば」嬉しいと思いました。
講演後、これは異例なことなのですが、
ご自身が日本を好きなこと、また南京に帰ってからも、
私たち日本中医薬研究会が「日中友好」をテーマに活動していることを
仲間に教えていきたいなどに言及されまして、
南京中医薬大学の院長先生も心を配る
今のただならぬ微妙な日中関係を感じたのでした。
沈先生は、日本の大学でも学んでおりますので、
私どもが南京に行って心細い思いをしていたときには、
とても有難かったです。
(そのときの模様は、こちらです。
「周期療法・中国不妊症専門講座南京研修に参加して」)
講演後は、イスクラ産業の地下1階で懇親会に
私も出席したのですが、平野会長の口火をきった挨拶に、
私たちは本音で付き合える関係だと実感しました。
同時に私も、第一回の南京中医薬大学の夏先生の「不妊症専門講座」に参加して、
現地に飛んでいますので、今後とも微力ながら日中友好に役立てるように
中医学を通して活動してきたいです。
(この日の出席した先生方は、ほぼ全員が「南京研修」に参加しています。
いつでも大歓迎だそうで、私もまた南京の地へ行ってみたいです。
以前のニューズウイークにもありましたが、南京の地は、
日本人には過去を思い出すところであり、私たちの世代でも緊張してしまうところです。
ですが、すごく都会で街は明るい感じで楽しいところなんですよ)
<日本中医薬研究会 平野会長の魂の挨拶>
<沈先生と平野会長の「北国の春」の熱唱>
お電話やメールでご予約お願いします。
平日の漢方相談大歓迎です。一人一人に時間をじっくり割いて相談しています。
遠方のかたは、電話やメールでご相談をお寄せください。こちらから。
中医学、とくに中医学漢方の痺証と中医漢方婦人科に詳しい薬剤師 土屋幸太郎 (国際中医専門員)、不妊カウンセラー(NPO法人不妊カウンセリング学会認定)による親切な相談。じっくり話を聞いて一人一人の体質や年齢、症状に応じて相談しています。どうぞお気軽にお声をかけて下さい。
土屋幸太郎のプロフィールはこちらです。
<2015年7月30日 土屋薬局店内 漢方勉強会>
壁面にはお客さまから寄贈された赤ちゃんの写真やお手紙で明るい活気に満ちた店頭です。
「ご主人さま、ご実家のお母様と赤ちゃんと家族4人でのご来店でした。」
こちらのコラムもぜひご覧になってください。
こちらも2015年7月30日現在の土屋薬局の外観です。
連日の猛暑、旧国道13号線沿いに当店がございます。
地理的には村山市、河北町、天童市、寒河江市、山形市、仙台市から来店しやすいです。
<2013年11月4日 郡山市ビッグパレット 薬剤師 土屋幸太郎の漢方相談の風景>
土屋薬局 中国漢方通信/漢方専門の薬剤師、不妊カウンセラーが相談します。
漢方体験ドットコム…土屋薬局のお客様体験談です。ぜひご覧になってください。
土屋薬局 中国漢方通信メールマガジン…毎月5日と15日の月に2回スタッフと力を合わせて発行しています。約360名の読者の方々がいらっしゃいます。ぜひご購読のご検討を!
<2015/09/30 送子観音菩薩像を漢方コーナーに移動しました。オーラがでています>
中国の民間の信仰では、送子観音菩薩は日本でいう「子授け観音」として大変に有名です。
中国で不妊治療の名医、老中医は「あの先生はまさに送子観音菩薩です」とも言われたりしています。
当店も私も送子観音菩薩のエピソードにあやかりながら、お客様たちと喜び、悲しみを共有していきたいです。
漢方のご相談方法は、漢方相談表、またはファックス、電話で受け付けています。
お問い合わせは、送信フォームもございます。
詳しい漢方相談の方法はこちらからで説明しています。
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所在地 山形県東根市神町中央1-10-7
Google mapによる所在地
営業時間 第二、第四日曜日お休みです。
平日 午前9時〜午後7時 土祭日 午前9時〜午後6時
メールアドレス JDY00247@nifty.com
電話 0237-47-0033 漢方電話相談室 0237-48-2550 Fax 0237-49-1651
仙台方面からのご来店の場合には、お車でのご来店、または仙台駅前の旧仙台ホテル跡の複合商業施設のEDEN前のバス停から「山形新庄行き」48ライナーの山形交通のバスをお勧めしています。さくらんぼ東根駅下車です。1時間に1本あります。約1時間15分です。
さくらんぼ東根駅に到着されましたら、当店のスタッフがお迎えにまいりますので、お気軽に前もってご予約のうえご来店頂けたらと思います。
福島県からのご来店のお客様も増えてきています。
郡山市から東根市までは約2時間ぐらいで当店に到着しますし、山形新幹線で息子さんと一緒にさくらんぼ東根駅経由で来店されたお客様もいらっしゃいました。
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