漢方処方“お墨付き”


東根の薬剤師 土屋さん。見事にA級資格取得

「健康に役立ちたい」 東北・北海道初


山形新聞 夕刊 2001年(平成13年)12月14日(金曜日)号より、
土屋薬局 薬剤師 土屋幸太郎が取材を受けた記事を紹介します。

(山形新聞さん、ありがとうございます)



中国政府が正式に認定する 国際中医専門員資格を、東根市神町中央1丁目、
薬剤師 土屋幸太郎さん(32)が東北、北海道で初めて取得した。

資格試験は難関で、日本でもは国際中医専門員A級はまだ数十人しかいないが、
漢方処方に力を入れてきた 土屋さんの努力が実った形だ。



国際中医専門員制度は 中国政府が開放政策の一環として1956年(昭和31年)にスタート。

いわゆる 「自称中医師」が勝手に看板を掲げ、東南アジアや韓国などで問題化したため、
中国政府が 「祖国医学」の権威を守り、基準をクリアした中医専門員にお墨付きを与えようと始めた。

日本でも 江戸時代の鎖国政策で 漢方医師制度が廃れ、明治以降は 西洋医学が主流に。

国際中医専門員は 明確な基準がなかったが、96年以降、国際中医師試験が毎年行われるようになり、
今春まで30人ほどの国際中医専門員が誕生している。


本来、中医師の受験資格を得るには 北京などの医薬大学を修了しなけらばならないが、
土屋さんら 全国の薬剤師が所属する 日本中医薬研究会(山岡聡文会長)が今回、
研修実績などを条件に 特別受験資格を与えられた。

土屋さんは 星薬科大学を卒業後、中医学を1年間学び、
父 信一さんが経営する薬局の専務として 漢方処方に力を入れ、
同薬局のホームページ 「漢方通信」で インターネットによる普及啓発に取り組んでいる。


試験では 見事に高得点で A級資格を獲得した土屋さん。

「答案用紙には、中国特有の漢字も使わなければならないが、
中国語の原書なども読んでいたのが良かった」 と笑顔を見せる。

ホームページの効果もあって 全国から漢方薬の相談が寄せられる中、

「漢方薬の素晴らしさを知ってもらい、さらに多くの人々の健康に役立てる薬剤師になりたい」
と張り切っている。




山形新聞夕刊の社会面。




山形新聞夕刊の一面。



主なニュース
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口笛

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