山形県東根市神町 土屋薬局 薬剤師・不妊カウンセラー、国際中医師（中国政府認定）・
ＮＰＯ法人日本不妊カウンセリング学会会員 土屋幸太郎
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Ｈさんからの手紙
Hさん ３８歳 身長１６４ｃｍ 体重５３ｋｇ 結婚して１２年 赤ちゃんが欲しい！
初相談日 平成１５年４月１３日 （他県からHPをご覧になった次の日、来店して頂きました。）
生理周期２５日～３０日 期間５日間
過去、今までの治療歴
●人工授精７～８回 ●体外受精６回 ●子宮内膜症 ●貧血気味
一昨年の６月に６回目の体外受精をしましたが、残念な結果に終わってしまいました。
今年の６月に 再度、体外受精をする予定です。
お医者さんの話では、着床に問題があるそうです。
鍼の先生からは、体が冷えているとのことです。
現在、基礎体温表はつけていませんが、とてもきれいで理想的な体温と言われています。
☆４月１３日から服用
Hさん
「昨日、鍼の先生のところに行って来て、頂いた資料を見て
「良さそうな薬局と出会えて良かったね」と言われました。
私の住んでいる町では、桜が散ってしまいました。
山形は桜が満開みたいですね。
それでは、また……」
☆４月２９日
Hさん
「生理がやってきたのですが、この漢方薬はこの期間、飲まなくて良いのですよね？」
「生理はホルモンがお休みする期間なので、お休みしましょう。（服用しても大丈夫ですが）
生理が終わる２～３日前からは、卵胞ホルモンが動き出しますので、服用始めて下さい。」
☆６月３日
Hさん
｢いよいよ６月６日からスプレキュアをスタートします。
次の生理が来る日にもよりますが、このままでいくと６月下旬か７月上旬に排卵になりそうです。｣
○排卵誘発
月経周期が始まったころから「卵胞刺激ホルモン」の注射を続け、
１度にたくさんの卵胞を育てます。
自然の排卵では１個の卵子しか出せませんが、
卵巣刺激をすれば数個から数十個の卵子が取り出せます。
☆６月２５日
Hさん
「病院で内診をしてもらい、２８日の採卵が決まりました。
今日はこれから、鍼の先生の所に行って来ます。
注射を打った後が、しこりのように硬くなってしまい、マッサージをしてもらっています。」
土屋薬局
「いよいよですね。漢方で健康な母体作りをしていますし、針やマッサージも受けていられますし、
応援しています。どうぞ頑張ってください。もうひと踏ん張りですね。」
土屋薬局
「安胎（あんたい）作用で、赤ちゃんとお母さんを守ります。
お腹を冷やさないように、温めていくことも大切です。
うまく着床されますことを、心より祈念いております。」
☆６月２８日採卵
①採卵 排卵誘発剤で卵巣を刺激。成熟した卵を卵巣から取り出す。
↓
２時間後
↓
②受精 卵子に精子をふりかけて受精
↓
１６時間後
↓
③培養 受精卵を培養器の中で育てる（細胞分裂しながら育つ）
↓
４８～７２時間後
↓
④胚移植
↓
４～８分割精卵（胚）を子宮の中に戻す
↓
⑤受精後５～６日で胚盤胞になる。
自然妊娠ではこの状態で子宮に着床する。
☆６月２９日朝 受精の状態
Hさん
「１５個取れたうち、受精は１２個。
全体に茶色がかった受精卵で、あまりよくないと言われました。
４年程前に体外受精した時も言われたことがありました。
少し凹んでしまいました。
とりあえず、翌日の胚移植の予約をして帰りました。」
☆６月３０日午後
昨日は派遣の最後の日でしたので、とりあえず午前中に挨拶を済まして、
午後から病院に向かいました。
半分、あきらめモードでした。
ところが「細胞の分割も急に良くなったんだよ」というお話。
「このぶんでいくと７個くらいは胚盤胞までいけると思うから、
今日は 胚移植はしないで胚盤胞までいったのを戻そう」との先生のお話でした。
なんだか狐につままれたような話です。
まあとりあえずは一安心だったのですが、こんな事って初めてだったので、
どうも安心できないというか、なんというか……。
看護婦さんに「受精卵」の生命力を信じましょう！！」と言われ、
木曜日の胚移植を待つこととなりました。
２年前の体外も胚盤胞（先生にかなり誉めて頂いた）を戻していただいたのに、駄目だったので、
逆に「こんないい物を戻しても駄目なんだ」と逆に落ち込んでしまいました。
でも今回は諦めていたのに ここまで来れたのだから、
少しでも内膜の状態がふかふかのベッドになるように、
毎日の注射と漢方を努力していきたいです。
取り急ぎ、報告まで……」
土屋薬局
｢スタッフ一同、私も嬉しく思います。もう少しですから、頑張っていきましょう。｣
☆７月３日
Hさん
先週の木曜日に胚移植も無事に終わりました。
結局、６個胚盤胞まで進んでくれて、その中から３個もどしました。
残りの３個は凍結保存という事となりました。
黄体ホルモンの注射を毎日打っています。
結果判定は、７月１６日です。
胚盤胞のグレードは、はっきりとは聞きませんでしたが｢かなりいいよ｣という
お言葉をいただきました。
胚盤胞までいけない人もいるそうなので、とりあえずはそこまでいけて、
ほっとしてきましたが、日がたつにつれて、
だんだん不安な気持ちだけがもたげてきてしまいます。
期待するのが怖いのです。（今までずっと裏切られてきたから）
胚盤胞の移植の場合、着床は戻した１～２日で完了すると聞いているので
｢もう結果出てるんだ｣なんて考えてしまい、どうも元気が湧いてきません。
１６日まで長いですが、がんばって漢方を飲んで判定日を待ちます。
☆７月１７日
Hさん
昨日、判定日でした。
なんと陽性反応が、はっきりと出てくれました。
結婚１２年 初めての事です。
体温は上がったままでしたが、体の変化もほとんどなかったので、
あまり期待しないで行ったのですが、
あまりの結果に喜びよりも びっくり！！という感じでした。
注射の時とか、後ろ向きな気持ちでいる私を、ずっと励まし続けてくれた看護婦さんが、
診察を待ってた受付まで走って知らせに来てくれました。
先生のお顔を見たときには、涙、涙・・・。
先生も目を真っ赤にして喜んで下さいました。
しばらくは、週２回の注射と週１回の内診。
心音確認までは、いろいろと心配もありますが（何個くっついてくれたんだろう？？）
初めての陽性反応に、胸が一杯です。
順調に行けば（気が早いのですが・・）予定日は３月２０日だそうです。
本当にこんな日が私に来てくれるなんて・・半分諦めていた事でした。
２年の間治療を休んで（２歳年をとって）、様々な出会いが私を、今回の事へと導いて下さいました。
昨日、旦那さんとも話したのですが、その最たるものが、土屋薬局さんとの出会いでした。
東京の不妊仲間で有名な、漢方薬に行こうかどうしょうか悩んでいた時、
（予約もしてあったのですが、西洋医学との併用は認めていませんでした）
インターネットで偶然見つけたのは、土屋薬局さんのHP。
見つけたのは、土曜日の夜１０時でした。
翌日の８時には、山形に車を走らせていました。
不思議なことに、全く迷いはありませんでした。
今思えば、何かピンとくるものがあったんだと思います。
あの時、先生が言ってくださった｢何かあとひと押しあれば、妊娠できるかも｣のお言葉通り、
私にとっての｢ひと押し｣は、漢方だったような気がしています。
本当にありがとうございました。
幸太郎先生のもとには、沢山の不妊の患者さんがいらっしゃることと思います。
結婚１２年、AIHはもちろん、体外受精も６回やって１度もかすらなかった私が、
今回に限ってやった事を参考までにお知らせします。
☆最初は不妊仲間で有名な東京の漢方に行こうと思ったが、
土屋薬局さんに行けたこと。
☆不妊=土屋薬局さんのおかげで自分の体に必要な漢方に出会えました。
今まで何年も当帰芍薬散や温経湯ばかりで疑問を持っていたが、
やっと土屋薬局さんで自分に合う漢方薬を飲んだこと。
特に「漢方薬」を飲むと指先が温かくなるのを感じました。
☆鍼、（お灸に通った）
これも一つの出会いでした。２年間、月に１回位のペースでした。
今回の体外受精の間中、三陰交、奇穴、８リョウ穴に、自宅でお灸を毎日しました。
何の反応も最初なかったのですが、今年に入ってからはお灸の周りが赤くなるようになりました。
☆足湯を毎日した（鍼の先生から、足場の機械をお借りしてやっていました。）
特に卵を戻してからは、１日３回しました。
不思議なことに、足湯をした後は、お腹の脹りがすごいんです。
☆お腹とくるぶしが冷えないように、気をつけました。
くるぶしには常にレッグウォーマー、お腹にはもぐさカイロ、靴下は５本指タイプのものをはくように
心がけました。
☆採卵前は、毎日、鍼の先生から頂いた、大根湯に入っていました。
☆とにかく、温かい飲みものを飲むようにしました。
以前頂いた資料の中に、お腹が硬いと妊娠しずらい、ふっくらお腹がいいと書いてありましたよね。
体外受精に入る前、お腹がとってもやわらかになったんです。
本当に資料通りでした。
まだまだ、私自身どうなるかわからない道のりですが、お蔭様でとりあえずは、１歩進めました。
不妊は、ゴールの見えないマラソンによく例えられますが、
自分にどんなゴールが待っているのかわからない 本当に苦しい１２年間でした。
土屋薬局さんの不妊仲間（？？）のみなさまにも、参考になればいいと思っています。
さて、すっかりと長くなってしまいましたが、全く体調の変化もなく（先生に
「誰かのと間違ってない？？」と聞いたほど）このままいければいいと切に願っています。
これからもご指導よろしくお願い致します。
今日は、私の住んでいる町はとってもいいお天気です。
１２年間ずっと望んできて、かなわなかった夢に初めて近づけた私の気持ちのようです。
月並みな言葉ですが……本当にありがとうございました。
Ｈさんは、今年（平成１６年３月）に、めでたく双子の赤ちゃんをご出産されています。
土屋薬局でも、スタッフ一同とても喜んでいます。
おめでとうございました。
私たち自身も、Ｈさんの手紙を読み返すたびに嬉しさが ぐっと込み上げてきます。
本当に、良かった、良かったです。
＜体外受精のときの漢方相談に強い土屋薬局！豊富な体験、理論と実践、よい評判＞
…中国の大家の先生方からご指導を頂戴しています。より多くのお客様に喜んで頂きたいです。
薬剤師 土屋幸太郎の中国での漢方体験記
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中医学、とくに中医痺証と中医婦人科に詳しい薬剤師 土屋幸太郎 （国際中医専門員）、不妊カウンセラー（ＮＰO法人不妊カウンセリング学会認定）による親切な相談。じっくり話を聞いて一人一人の体質や年齢、症状に応じて相談しています。どうぞお気軽にお声をかけて下さい。土屋幸太郎のプロフィールはこちらです。
