健康で健やかな毎日を過ごしましょう
私たちの仕事や生活は、健康で丈夫な身体を基本としています。
私たちの願いは、今の健康の状態を維持し、若さを保つことです。
病気になってから気付くよりも、毎日の生活を見直しましょう。
がんや心臓病、糖尿病などの生活習慣病は、食事、運動、喫煙といった
生活習慣と深く関連しています。
ここ数年、三大生活習慣病―がん、心臓病、脳血管障害だけで、死因の六割を占めています。
最近の傾向として、脳血管障害(脳卒中、脳梗塞)による
死亡率が減少していることが挙げられます。
ただ実際には発症率は変わっていないのです。
医学の進歩により死亡率が減少しているだけで、
その分だけ寝たきりや、
重い障害に悩まされている人が多くなっているのです。
以前として、私たちには恐い病気には変わりありません。
また,がんが死亡率の一位ですが、
心臓病、脳血管障害などの血管・血液の病気を合計すると、
がんの死亡率よりも多いのです。
日頃から 生活習慣に気を付けて、
“血液の流れを良くし、血管の若さを保つこと” が大事です。
生活習慣病の五要素
“がん、心臓病、脳血管障害、高血圧、動脈硬化、糖尿病”
などの生活習慣病は,個人差がありますが、
普段の生活習慣と密接に関係していることが分かっています。
厚生省では 病気になってから治療するのではなく、
一次予防の観点から健康を維持するように国民に働き掛けています。
右図にあるように、「食事、運動、喫煙、飲酒、休養」
を生活習慣の五要素としています。
ある日突然に病気になるのではありません。
毎日の生活習慣の積み重ねが大事なのです。
さっそく、私たちも今日からの生活を充実して、
楽しい毎日にするために、生活習慣を見直しましょう!
生活習慣病を予防するには、
日頃の生活習慣が大切なことが分かりました。
さて私たちはどうすれば良いのでしょうか?
一つにはまず食事です。
現在の食生活は
ファーストフード、インスタント食品、コンビニ弁当、スナック菓子などに
多く囲まれている飽食の時代です。
最近話題となったナイフを持つ 「きれた」子供たちは、
食事に原因があるのではないかと言われています。
旬のものをおいしく食べ、季節に感謝することが大事です。
特に、山形でとれた土地の食べ物は、
私たちの身体を支えてくれるはずです。
また、週に何回か適度な運動をしたり、歩きましょう。
私たちは東京の人に比べると、
どこでも車を使うので運動量が相対的に不足しています。
汗を適度にかくことは、新陳代謝が良くなり、
身体の毒素(重金属など)が抜けていきます。
その他としては、たばこは吸わないようにする、
適度に飲酒を楽しむ(赤ワインでも飲みすぎはいけません)、
週に一回は自分の時間を持つようにすることなどです。
中国漢方の未病とは
生活習慣病の話から未病の話に移ります。
病院で検査しても、異常がみつからない。
だけども
“頭痛、肩凝り、めまい、耳鳴り、目がかすむ、喉が詰まる、
心臓がドキドキする、ご飯がおいしくない、手や足にしびれ感がある”
などの体験をした方もいると思います。
病気とは診断されないが、健康でもない。
いわば、“半健康・半病気” の状態に身体は存在しているのです。
半健康・半病気の状態を、中国漢方では病気になる一歩手前だとして、
「未病(みびょう)」 と言っています。
絶対的な健康はなく、
私たちの身体のバランスはどこか歪んでいるのです。
病院で検査しても異常なかったから、
私は大丈夫では済まされないのです。
中国漢方には 「上工(じょうこう)は己病(いびょう)を治さず、未病(みびょう)を治す」
という教えがあります。
「上工」 とは
腕の良い名医と呼ばれているお医者さんのことです。
「己病」 とはすでにかかってしまった病気のことです。
つまり、本当の名医は、すでにかかってしまった病気はもちろんのこと、
これから起こるであろう病気も予測して治してしまうといった意味です。
いま述べた格言は1700年もの前ですから、
古代の人々の健康に対する思いが伝わってきます。
病気になってからでは遅いのです。
病気になる一歩手前の状態―未病から生活習慣の見直しを始めましょう。
こころの持ち方も大事です
「病は気から」とよく言われます。
ストレスの多い世の中ですが、自分のこころ―気持ちまでイライラしたり、怒ったり、
心配事ばかりしていると 身体によくありません。
例え、病気になったとしても、「こころ」 まで病気になる必要はありません。
案外 気を楽にしてみると、
身体もいい状態になってくるものです。
為すがままに、自分らしく生きていきましょう。
山形の素晴らしい自然を楽しみましょう。
中国漢方通信 「未病先防運動」の推進を! も、参考にしてください。
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