先日、NHKのニュース番組で、厚生労働省より
「脳梗塞の診断に後れを取らないように」との呼びかけがありました。
近年、生活習慣病の一つである脳梗塞の発病率は増える一方で、
患者の発見が遅れることが 深刻な問題になっているそうです。
脳梗塞は脳卒中の60%に達していますが、初期の症状が分かりにくいので、
発見が遅れがちになります。
そのため脳梗塞の完治は難しく、後遺症も多くなります。
故に、早期発見、早期受診はとても重要です。
もし、@言葉が出にくい A手足の軽い麻痺という症状があったら、
すぐ病院に行って脳梗塞の検査を受けるよう呼びかけています。
脳梗塞は予防が重要です。
“高血圧、高脂血症、動脈硬化、糖尿病”などの生活習慣病が気になる方や、
日常生活上で“飲酒、喫煙、ストレス、過労、食事の不摂生、運動不足”
の生活習慣を持つ方は、もっと注意を呼びかける必要があります。
まったく症状がなくても、普段から予防が必要です。
私は、今回の厚生労働省の呼びかけをきっかけにして、
未病先防の必要性を再認識した次第です。
ワンポイントアドバイス
未病とは、本々は東洋医学の言葉ですが、
“病気になる一歩手前の状態”を指しますから、
未病先防とは、病気なる前に
手立てを打っておくという意味になります。
「先手必勝」という言葉がありますが、
これは まさに「未病先防」のことなのです。
「備えあれば憂いなし」とも言い換えれますね。
さて、“病院で検査を受けて、あまり異常は認められなかったが、なんとなく具合が悪い”なども未病の一つです。
いわば“半健康・半病気”の状態なのです。
私たちは、いかに“半健康・半病気”の状態の人が多いか。
脳梗塞を含め、脳卒中は死亡率が減少したものの、
依然として怖い病気には変わりありません。
最近の医療の高度化により、脳卒中を起こしても助かることが多いのですが、
逆に重い身体障害に悩まさせられる方も 多く見かけます。重い病気になる前に、
体の不調を感じたら まず病院で検査することが必要です。また、自分の健康は自分で守る必要があります。
“食事、運動、休養、飲酒、喫煙”の生活習慣病の5要素を基本に、
日常の生活習慣を見直しましょう。
中国漢方通信では、
「未病を治し生活習慣病を防ぎましょう」…中国漢方通信 第1話
「みんなの願い血液サラサラ健康法」…中国漢方通信 第3話
あなたの血液は、サラサラ流れていますか?「淤血度チェック」…中国漢方通信 第7話
「健康で元気に長生き。目、耳、骨、血管を守ろう!」…中国漢方通信 第2話
などのコラムでも、未病(みびょう)を予防することの大切さを語っています。
健康で楽しい人生のために、お役に立てて頂きましたら、幸いです。
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