健康で元気に長生き。目、耳、骨、血管を守ろう!


ドライアイ、眼精疲労、耳鳴り、難聴、突発性難聴…漢方・漢方薬

山形県東根市神町中央通り 鞄y屋薬局 薬剤師・国際中医専門員A級 土屋幸太郎




「人生50年だった時代と変わり、日本が世界一の長寿国となったことは、
私たちが誇りにしてもよいでしょう。

一方で「寝たきり」「介護保険」「痴呆症」など、
高齢化に伴う問題も多くなって来ています。


しかし、いくら寿命が長くなったといっても 
「寝たき痴呆症などが進んでしまっては、
せっかくの人生が 楽しくなくなってしまいます。


最近巷では、人生の最後まで 「ピンピン」と元気でいることが、
最高のことだと言われています。

 

さて今回は、
「健康で元気に長生き。目、耳、骨、血管を守ろう!」 を特集します。


「日本が世界一の長寿大国なったわけ」から、
中国漢方で 「抗老防衰」運動までを紹介します。





驚異的な平均寿命の延び
 

明治33年の日本人の平均寿命は、男性が36.7歳、女性は37.4歳でした。


昭和になっても第2次世界大戦後までは50歳に届かず、
50歳を越えたのは実に昭和22年のことでした。
 
この頃、北欧ではすでに70歳でしたから、
日本は20歳のハンディを、わずか50年間で縮め追い抜いてしまったわけです。
 

これは 医療技術の進歩による “乳幼児死亡率の低下”“若者の結核死の減少”
また近年では “脳卒中など生活習慣病の死亡率の減少”が貢献しています。
 

しかし、もっとも本質的なことは 予防的な医学の進歩が基礎になって、
表1にあげたような 国民の健康水準が上がってきたことが考えられます。



日本人の長寿の理由
栄養面 1)総熱量2000キロカロリーは、明治以来ほとんど変わりない
2)たんぱく質や油脂の動物性と植物性の比率が1:1
3)根野菜、きのこ類、海藻類を常食している
地域・職場での健康診断や人間ドックが普及している
国民皆保険で治療を受けやすい
識字率が高く、健康情報が普及している





中国漢方で考える抗老防衰(こうろうぼうすい)


「抗老防衰」という言葉は、初めて耳にすることと思います。

人は年を重ねるにしたがって、記憶力の低下や動作の鈍化などが見られます。

これらは避けることはできませんが、老化の進行を緩やかに延ばすことは可能です。


中国漢方では、古来人は
“どのように老いるのか?”
“どうしたら健康で長生きできるのか” など素朴な疑問を考えてきました。

よく知られている気功や太極拳、薬膳なども
「抗老防衰」
を実践しているものと言えます。


中国漢方には様々な抗老防衰法がありますが、
今回は「目、耳、骨、血管を守り、老化を防ごう!」 を紹介します。





“目、耳、骨、血管”を守り、老化を防ごう!



@目の衰えを防ぎ、はっきりと見る


人間は40代から肝臓が弱り始めます。


「肝臓は目に穴を開く」
と言われているように、
肝臓の弱りは“視力減退や白内障 など目に現れます。


中国漢方の肝臓は、私たちが知っている「肝臓」とズバリ同じとはいえませんが、
肝臓疾患では “目の疲れ、目のぼやけ、かすみ、乾燥感”
を訴えることが多いのは、確かです。


中国漢方では “目の衰えを防ぎ、はっきりと見る”ために、
「肝臓は目に穴を開く」 
関係を応用して、
肝臓を強化していきます。


中成薬では、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)が有名です。


杞菊地黄丸は別名 「飲む目薬」 というニックネームを持ち、
肝臓と腎臓を丈夫にする働きがあります。

杞菊地黄丸は あらゆる目の症状に臨床応用され、
目と肝臓の衰えを予防するに最適です。
 


A耳がハッキリ聞こえる


いつまでも“耳がハッキリと聞こえる”のは、
若さを保つ秘訣です。


“耳が聞こえずらい、耳鳴り” 
などは老化の始まりです。



中国漢方の経験則の一つに、「腎臓は耳に穴を開く」
というのがあります。

これは “耳は腎臓と深く関係している” 
という意味になります。


ここで、「腎臓」とは現代医学の腎臓の意味に、 中国漢方では
“腎臓は生命力の源であり、成長、発育、老化に関係している”と考えています。


腎臓が丈夫であれば体は若々しく健康です。

腎臓が弱い状態は「腎虚(じんきょ)」といわれ、体の老化が進行していきます。


さて “耳の聞こえをよくする”には、腎臓を強化(補腎)し、生命力を強化します。


鳴丸(じめいがん)、杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)、
潟火補腎丸(しゃかほじんがん)、八仙丸(はっせんがん)、
海馬補腎丸(かいまほじんがん)

などを、体質に合わせて服用していきます。
 
(「不快な耳鳴りを何とかしたい!耳鳴りには耳鳴丸」も参考にしてくださいね)


B“骨、関節、筋肉”を丈夫にし、いつまでも元気で歩ける


老化を予防するには、“骨、関節、筋肉”が丈夫で、
いつまでも元気で歩けることが肝腎です。

好きな時に旅行に行ったり、温泉に行ったり、
車に乗ってどこでも行けるのも、
足腰がしっかりとして、
骨や関節が丈夫だからです。


家は土台が肝腎なように、人間も足腰が肝腎です。


肝腎要(かんじんかなめ)を強化して、老化を防ぐのには、
独歩丸(どっぽがん)
が最高です。


独歩丸は、“体の痛み、しびれを取る”だけではありません。


“骨、関節、筋肉”を丈夫にし、足腰の土台を強化するので、
“独りで歩ける”
ようになってくるのです。


C血液をサラサラに浄化し、血管の老化を防ぐ。「人は血管から老いる」


「人は血管から老いる」と言われます。


私たちの体の血管を総延長すると、
なんと地球を2周半(約10万キロ)もする距離になります。


血液から受け取る “新鮮な酸素と栄養”が、
命を支えています。


ところが、“体の老化、食事の不摂生、運動不足、過労、ストレス、飲酒、喫煙”などの原因により、 私たちの血液はドロドロに汚れ、 血管が老いていく運命にあります。


幸い、中国漢方には、血液を浄化し、血行を改善する
「活血化淤(かっけつかお)」
という方法があります。


代表的な中成薬としては、冠元顆粒(かんげんかりゅう)が有名です。


「流れる水は腐らない」ように、
冠元顆粒でいつも血液を浄化し、血管の老化を防ぎたいものです。



健康で長生き!「健康」は何よりも宝物です。

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