父の腰痛

父の腰痛…腰痛の漢方、漢方薬

山形県東根市神町中央通り 鞄y屋薬局 薬剤師・国際中医師 土屋幸太郎


“土屋薬局 中国漢方通信”には、“痛み、しびれ”に関する漢方相談が多く寄せられます。

お客様の立場にたって、回答していきたいと日頃から思っています。

では、今回は 痛みの相談に対する回答を紹介します。








父の腰痛で心配なのですが・・・・




父は、背骨の軟骨が欠けてる(あまり詳しいことはわからないのですが・・・)ということで、かなり重い腰痛持ちです。

病院に通っているものの、私から見て回復の様子が見られません。


病院で もらった鎮痛剤や、市販の鎮痛剤を 多量に服用してる父をみてると、どうにかしてあげたいと思うのです。


病院では、冷やさない方がいいといわれて、防寒したり、温泉に通ったりしてるのですが、この冬の寒さには、どうにもならないようです。

漢方で このような症状を和らげることは、できるのでしょうか?

それとも他に、良い方法は、ありますか?

教えて下さい。


それと、父は、4年前に直腸ガンで手術をしました。

背中や腰が弱まるのは、それと関係があるのでしょうか?







腰痛の漢方相談への回答



こんばんは。

お父様の腰痛は、日常生活が不便になりますし、大変だと思います。

腰痛の場合は、まず一日のうちで 何時痛むのか?

たとえば、起床するときに一番痛い、就寝中に痛い、などです。


そのような情報があると、より判断しやすくなるのですが、「寒さ」が痛みに関係しているので、漢方的には 体を暖める漢方薬が良いと思います。


代表的な漢方薬には独歩顆粒があります。


独歩顆粒は、生命力の源である 五臓の 「腎臓」を強化し、腰痛を楽にしていきます。
 

中国漢方では、「腰は 腎の府」という有名な格言もあります。


腰痛を和らげるには 「腎臓(じんせい)」を補い、かつ丈夫にする必要があるのです。


五臓の「腎臓」は、親からもらった「精(せい)」を蔵し、若さと老化に関係しています。


「腎臓」が しっかりとしていれば、体は若々しく 体の土台である足腰は強靭です。


ところが、老化や “食事、運動、休養、飲酒、喫煙”などの生活習慣の乱れにより、「腎臓」が虚弱していきます。


このことを、中医学では 「腎虚(じんきょ)」と言っていますが、「腰は 腎の府」でありますから、当然 腰痛が発生していくのです。


中医学では 腰痛の根本の病因は、老化現象の一種であると認識しているのですね。


その他、腰痛には “姿勢の悪さ、仕事の内容、居住環境、寒さ・湿気などの天候、ストレス、運動不足”なども関係しています。


独歩顆粒は、若さの象徴である「腎臓」を強化し、腰痛の原因となる “寒さ、湿気、血行不良、水分代謝の異常”なども解消しますから、総合的に 腰痛を軽減していきます。


もちろん、「腎臓」が丈夫になるということは、体全身も若返っていき、病気と闘う「基礎体力」も増していくことになります。


独歩顆粒は、腰痛を軽減すると同時に、“筋肉、骨、関節”も丈夫にしますから、お父様の腰痛には ファーストチョイスの漢方薬として お勧めします。
 

次に 直腸ガンの手術のことですが、これも 腰痛に関係があると私は思います。
 

実際に、子宮ガンなどでも腰痛は発生します。

術後に体力が弱って、筋肉の力が足りなくなって、腹筋と背筋が弱って、腰痛になっているとも考えられます。

 
そこで、筋肉を強化するもう一つの漢方薬として、補中益気丸(ほちゅうえっきがん)を独歩顆粒と併用するという方法もあります。
 

補中益気丸は、胃腸を丈夫にし、基礎体力をアップします。


元気がでますよ。
 

もう一つの方法。


体の寒がり、冷え性を改善しなければ、「痛み」は解消しません。
 

そこで、婦宝当帰膠などの 体を温めながら 滋養強壮作用のある漢方薬を独歩顆粒と併用すると より効果が上がります。


最後に、もし 「しびれ」が流れるような感覚があったら、冠元顆粒という血液をサラサラに浄化する漢方薬と併用すると
独歩顆粒の効き目が よくなる場合があります。
 

お父様が腰痛で悩んでいますと、家族の方も心配だと思います。
 

お父様の少しでも早い病状の回復を祈念申し上げます。



腰痛の漢方相談には、定評があります。

さくらんぼの果樹農家などの腰痛相談など、
お役立てください。

漢方相談は、
漢方相談室のフォームファックス(0237−49−1651
お電話(0237−48−2550)
で。



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