『土屋薬局 中国漢方通信 メールマガジン vol.34』


『リウマチ・神経痛』を改善する冬の養生対策』の巻




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● 目次


1.「痺証(ひしょう)について」

2.〜〜なっちゃんのつぶやき〜 『娘よ、あなたはいつ勉強するの?』

3.ハッチ日記 17…「新幹線ブームが続くのでしょうか」

4.『とってもためになる!中国漢方セミナー34』
★『リウマチ・神経痛』を改善する冬の養生対策』の巻★

5.編集後記 「ボイラーが壊れました」


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●●  1.「痺証(ひしょう)について」
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リウマチや神経痛は、冬の寒い時期や
また当地方では農繁期の暑さや湿度などで起こりやすく、
相談されることが多い疾患です。

気血(きけつ)の流れが疎滞したり、
経絡の流れが詰まったりすると、
痛みやしびれが発生します。

中医学では、これらの疾患を総じて「痺証(ひしょう)」と呼ぶことが多いです。


「痺証」の原因としては、外因(がいいん)と内因(ないいん)の2つがあります。


外因とは、「風寒湿(ふうかんしつ)」や「風熱(ふうねつ)」で起こることが多く、
それらのことは、今回の中国漢方セミナーで詳しく説明しております。


内因とは、これはいわゆる「虚弱体質」で病気になりやすいということです。


風邪をひきやすいとか、疲れやすいことなども
「内因」にあたります。


体質的には、通常の弁証論治(べんしょうろんち)と同じで、
気虚(ききょ)とか血虚(けっきょ)などや
腎虚(じんきょ)などに分けて、
その個人、個人の弱いとこを補うことが大切です。

普段から風邪を引きやすいことや、
たとえば冷たい雨水や雪の中で過ごしたこと、
普段から日当たりの悪いところで生活している、
または雪の多い寒冷地に暮らしていることや、
出産で大量に血液を消耗してから、
あまり養生することもなく体を冷やしてしまったことなど。。

これらは、リウマチや神経痛などの「痺証(ひしょう)」の
原因になりやすいです。



「痛み、しびれに中国漢方!」

こちらの漢方コラムも参考になりましたら
幸いです。

(薬剤師、国際中医師 土屋幸太郎)



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●  2.〜〜なっちゃんのつぶやき〜『娘よ、あなたはいつ勉強するの?』
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なっちゃんのつぶやき


暦の上では春立つとはいえ、寒さ厳しい毎日です。

皆様は、いかがお過ごしでしょうか。


我が家の長女は中学3年生!一般的には受験生!
なのに、なのに、
3学期学校開始の前日から、『溶連菌(溶血性連鎖球菌)』
※扁桃腺炎(のどの痛み、発熱⇒腎炎やリュウマチ熱などを起こす可能性あり)

彼女曰く、のどの激しい痛みに加え、ひどい頭痛らしく、
1週間お休みしました。(受験生なので、感染したら大変)

やっと元気になったと思ったら、1月後半、『ロタウイルス(感染性胃腸炎)』
※下痢、嘔吐その後、熱

お医者様のお薬の効果か、早めに下痢は治まったのですが、
吐き気が続き、食欲不振で、脱水のため点滴、微熱(こちらも感染性)


中学校3年生のくせに、
「点滴?注射はイヤだ〜、痛いのイヤだ〜」
「お母さん、そばにいて〜」
点滴中、私はつきっきり・・・。

“他のお母さんは、「じゃ、終る頃に迎えに来るからね」と言うのだろうか?
末っ子だから甘えん坊なのだろうか?
それとも他の子もこうなのか?“

ふっと我に返り、
娘よ、あなたはいつ勉強するの?

我が家に、ピリピリとした受験生の家族を演じる日は、
こないと思う今日この頃です。



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●● 3.ハッチ日記17 「ママじゃないぃぃぃぃ〜!!!」
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☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆ ハッチ日記 ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆     
 
        
先日、知人宅に泊まりに行きました。 

いつもは、ハッチの左側に私が寝ているのですが、
その日は「ママはこっちね。」 と、ハッチの指示で右側に寝ることに。。。 
 

ハッチのいつものパターンだと・・・・・・・

寝ながら徐々に左側に移動してきて(私が寝ている方に接近)、 
いつの間にか、自分の布団から抜け出て、
私の枕に頭だけをのせています。 
で、多分寒くて目が覚めるのか、 
「ママといっちょにねるぅ〜」 
「おてて、ちゅないでぇ〜」
と、私の布団に入ってきます。 


はじっこで寝てくれるなら、私も快く「いいよぉ〜」と言えるかもしれないけど、 
ハッチの場合は私の布団の真ん中に入ってくる。 


しかも、寝ぞうが ”最悪”。 


手で顔面パンチされるし、足でわき腹をけられるし。。。 
一緒の布団に入ると、眠れないんですよ。(はぁ〜) 
 
なので、私がハッチの右側に寝たらどうなるんだろー。 
と思いつつ、就寝。 


 
そしたら、いつもどうりに左側に移動していったらしい。 

左側に寝ていた人物は、ハッチが布団から抜け出ていたので寒いだろうと、
自分の布団をかけてあげたそうだ。 


そしたら自分の背中まで布団がまわらず、寒い。マジ寒い。

なのに、顔面パンチをされ、腹をけられ痛かった。(涙)

そして、お決まりの 「おてて、ちゅないで〜」 と手を握ることを要求。 

そして、ハッチの左側に寝ていた人物は、ハッチの要求どうりに手を握った。 

手をつないだハッチ。 

そして次の瞬間、
「ママじゃないぃぃぃぃ〜!!!」 と、ガバッと起き上がり、号泣!!


 
私は、そのハッチの号泣で起きました。 

それまではグッスリと寝ていられました。

久しぶりに誰にも邪魔されずに、グッスリと。。。 
(かなり幸せな睡眠時間でした!) 
 

寝ぼけながらも ”ママの手”と ”ママではない手”が区別つくんだね、ハッチ。 

ちょっぴり感動〜。 

 
今回、左側に寝ていた人物は、眠った気がしなかったそうだ。 

お気の毒に。ごめんね。 

でもさ、寝る位置はハッチの指示だったんだから、私のことを恨まないでよね。

 
今後、ハッチの左側で寝る人は注意が必要ですよ。

ハッチママでした☆
 

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●● 4.『とってもためになる!中国漢方セミナー34』
★『リウマチ・神経痛』を改善する冬の養生対策』の巻★
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とってもためになる中国漢方セミナーNO34

『リウマチ・神経痛』を改善する冬の養生対策』の巻


気候や気圧の変化に影響されやすい神経痛やリウマチなどの関節痛。
特に気温が低い冬は、症状が現れやすく、
慢性化している関節痛を持つ人には辛い季節です。

漢方の知恵で、体の冷えや血行不良を改善して元気に冬を送りましょう。


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◇季節の変わり目や、気候の変化に伴う
「風邪(ふうじゃ)・寒邪(かんじゃ)・湿邪(しつじゃ)」が原因に


関節の痛みや腫れを繰り返しながら、関節が変化していくのがリウマチです。


リウマチは膠原病という自己免疫疾患の一つで、
女性患者が男性の4倍にのぼり、20代から40代に多く見られるのが特徴です。


また、神経痛は、熱さや冷たさ、痛みなどの温痛感覚を司る
末梢神経が痛む病気です。

中医学では、リウマチや神経痛も、関節や神経、筋肉の痛みを特徴とする
「痺証(ひしょう)」の一つであると考えられています。


中国には「通じざれば即ち痛み、通ずれば即ち痛まず」という言葉があり、
気(エネルギー)や血流の流れる道である経絡(けいらく)の流れが、
何らかの原因で停滞するときに痛みが起こると考えられています。


この流れを停滞させる原因と考えられているのが、
気温や湿度といった気候条件に伴う「風邪・寒邪・湿邪」の邪気(外因)です。

 体力や免疫力が低下したり、虚弱体質だったりすると、
こうした邪気が体内に侵入してさまざまな症状を引き起こします。


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◇主な原因と症状の現れ方で変わる

「風痺(ふうひ)・寒痺(かんぴ)・湿痺(しつぴ)・熱痺(ねつぴ)」の4タイプ


一口に神経痛やリウマチといっても、痛み方や症状が起きる原因は、
個々の体質によって変わります。

西洋医学では、痛みを抑える薬剤や免疫異常抑制剤などの対症療法が
中心ですが、中医学では原因となる体の「風邪・寒邪・湿邪」を取り除くだけでなく、
停滞した血液や気の流れを活性化させるとともに、
個々の症状を改善する治療を行います。


リウマチや神経痛などの「痺証」は、
主な原因(邪気)と症状別に次の4つのタイプに分けられます。


ただし、「熱痺」以外の3つの痺証は、一つの邪気だけでなく、
風邪・寒邪・湿邪の3つが一緒になって現れる場合が多いため、
各症状に応じた処方の他に、「風邪・寒邪・湿邪」を体内から追い出す作用がある
『独歩丸(どっぽがん)』と、血行不良を改善して血液の流れをよくする
『冠元顆粒(かんげんかりゅう)』が用いられます。



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■「風痺(ふうひ)」


気象条件の「風」に似た性質を持つ風邪が原因。

日によって痛む場所があちこちに移動する遊走性の痛みが特徴。


・治則

去風(きょふう)+散寒去湿(さんかんきょしつ)

侵入した風邪を取り除くことを中心にし、同時に寒邪と湿邪も追い出す。



■「寒痺」

体の陽気を奪い、冷えをもたらす寒邪の影響が強い。

痛みが激しく、水仕事や寒い場所などで冷えると痛みが悪化するのが特徴。


・治則

散寒(さんかん)+去風湿(きょふうしつ)

体内の寒邪を取り除くことを中心にし、同時に風邪と湿邪も追い出す。



■「湿痺」

重さやだるさなどの性質を持つ湿邪の影響が強い。

痛む場所は固定していて、体が重く、だるさを伴う。

むくみや関節に水がたまったりする。

湿度の上昇や低気圧時に悪化するのが特徴。


・治則

去湿(きょしつ)+去風散寒(きょふうさんかん)

体内の湿邪を排除することを中心に、同時に風邪と寒邪も取り除く。



■「熱痺」

リウマチなどの初期によく見られる症状で余分な熱が経絡の流れを妨害。

関節部が赤く腫れて熱を持ち、痛みのある場所を温めると症状が悪化する。


・治則

清熱通絡(せいねつつうらく)+去風湿(きょふうしつ)

体にこもった余分な熱を冷まし、経絡のめぐりをよくすることを中心に、
風邪と湿邪も取り除く。


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◇関節痛を予防する冬の養生法


保温と血行促進がポイント

中医学の基本になっている「陰陽五行説」では、
寒さで体力を失いがちな冬は、
体のなかにエネルギーを蓄える「蔵(ぞう)」の季節です。


神経痛やリウマチを悪化させる風邪や寒邪、湿邪の侵入を防ぎ、
免疫力を高めるためにも「体の中から病気を治す」食生活が大切です。


特に冷えは禁物。

冷たい飲み物や生野菜、刺身などは体を冷やして関節痛をまねきます。


体を温めて新陳代謝を促進する羊肉やエビ、ネギやニラなどの香り野菜、
ショウガ、唐辛子、山椒などの香辛料を上手に取り入れましょう。


また、イワシやサバなどの青魚には、血栓を予防して血行を促進するEPA
(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)が豊富に含まれています。


血のめぐりを良くすることが体を温めることにつながります。


むくみなどの症状がある場合は、水分代謝を促進する冬瓜やキュウリなどの瓜類の他、
シソや香菜、セロリなどの香りの強い野菜が湿邪を発散させる効果があります。

シソや香菜は料理の隠し味に、冬瓜はスープ、寒涼性のキュウリやセロリは、
炒め物などにして加熱してから食べるのがポイントです。

関節痛には、コラーゲンの主成分になる良質のタンパク質を
摂ることが予防になります。

脂肪分の少ない鶏肉や魚介類などの動物性タンパク質と、豆腐や納豆などの
植物性タンパク質をバランスよく摂取しましょう。


他に免疫力を高めるには、キノコ類が最適。

野菜をはじめ、魚介類やキノコなどいろんな食材が食べられ、
なおかつスープに溶け出した栄養素もしっかり補給できる鍋物は、
冬の養生に適した料理です。

また、痛みがあると体を動かすことが少なくなって、
骨粗鬆症にもなりやすくなるので、牛乳やチーズ、ヨーグルトなどで
カルシウムをしっかり補うことも忘れずに。


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関節痛を予防する食物

○体を温める
・ネギ ・ニラ ・エビ ・ショウガ ・唐辛子 

○免疫力UP
・山芋 ・レンコン ・サツマイモ ・キノコ類 ・カボチャ

○血行促進
・サバ ・イワシ ・さやいんげん ・黒豆 ・玉ねぎ

○水分代謝
・セロリ ・シソ ・冬瓜 ・ハトムギ


※中国漢方には症状によって、この他にも様々な処薬があります。
詳しくは、当店へご相談下さい。


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●● 5.編集後記 「ボイラーが壊れました」
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月曜日から、私(編集長)が住む家の
お湯が出なくなってしまいました。

さてはて、日曜日に南東北中医薬研究会の勉強会の後の
「新年会」を楽しんで、ホテルに宿泊してきて、
1日家を空けたから水道が凍っているのかと思いましたら、
しばらくたっても全然お湯がでてきません。

寒河江市にあるサラヤさんという業者さんに来てもらったところ、
ボイラーがもう駄目になっているそうです。

交換の必要があるとのことで、
家というのは維持費がかかるのだと思いました。


今日、この原稿を書いている2月1日(水)は、
朝からボイラー交換に来てもらって、
間もなく終わりそうなのですが、
やはりお湯が出ない生活は不便ですね。

私が影響を受けたこと。


1)お風呂に入れないこと。


月曜日は、巨大なお風呂?として
セントラルに行きました。

30分チャリンコを漕いで、
30分走って、残りの時間は
プールで泳いで、ジャグジー→
シャワー→サウナ→シャワーで
ああスッキリ。


火曜日の昨日は、東根温泉の
「こまつの湯」に行きました。

なかなか東根温泉のお湯は良くて、
体がポカポカと温まりますので、
私たち地元民にも、
またコアな温泉ファンにも人気があるんですよ。

サウナもあって、露天もあり、
シャワーも勢いが良くて、
清潔で新しい日帰り施設は350円ですから、
素晴らしいです。

1時間くらい滞在してしまいました。

いつもは、最近は家では酒を飲まないことが多いのですが、
昨夜は汗をいっぱいかいたので、
思わず帰宅後にビールを飲んでしまいました。

ああ、幸せ。

おいしかった。


2)水が冷たいので、コップを洗うことなどが大変なこと。

冷たいと億劫になります。


3)朝の寝癖直しが大変なこと。

山形の雪降る朝に、
冷たい水を頭からかぶっては死んでしまいますので、
考えた結果、ヤカンでお湯を沸かして、
洗面器に入れて頭を濡らして、
セットする方法です。

少しというか、面倒くさいですが、
仕方がないです。


ということで、お湯が無い生活は大変なことがよく分かりました。

今日は、お風呂に入れるようですので、
ゆっくりと音楽でも聴きながら、
リラックスしたいところですね。





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