東京などは桜も終わりつつあるようで、
日本は東西に長いことを実感しております。
さて、先週にラジオを聴いていましたら、
「村山市のバラ公園では、水芭蕉とショウジョウバカマが見頃を迎えています」
と放送していましたので、私は「ショウジョウバカマのような地味なものを、
よく取り上げてニュースにしたなあ。。さすが、NHK」と妙に感激してしまいました。
ということで、世間は「桜の花見」で宮城県の白石では五分咲きとか、
可憐な話題で賑わっておりますが、ここ「土屋薬局 中国漢方通信」では
ひっそりとした可愛らしい「ショウジョウバカマ」を紹介しましょう。


<春雨に打たれたショウジョウバカマ>
「日本の野草・雑草」解説:日野 東さん、写真:平野隆久さん 成美堂出版より
161ページから引用です。
(成美堂出版さま、引用させて頂いております。ありがとうございます)
ショウジョウバカマ ユリ科
山地の少し湿った場所に生える多年草。
花茎は高さ10〜40cmになり、
頂に淡紅色〜濃紅紫色花を数個横向きにつける。
花被片(かひへん)は6個。
根生葉は長さ5〜18cmの倒披針形(とうひしんけい)で、
表面はなめらか。
果実はさく果で、糸状の附属体ついた種子を散らす。
「名前の由来」
猩々袴。
花を中国の伝説上の動物、
猩々(しょうじょう)の赤い顔に、葉を見立てたもの。
「分布」 北海道〜九州
「花期」 3〜5月

いま、気になって「猩々(ショウジョウ)」を調べてみると
実に面白いです。
猩々(ショウジョウ)とは、中国の伝説上の動物で、
紅い顔をして酒を好み、人語を理解し、人間のようであると。
一説によると、オランウータンなどの猿にも例えられ、
日本では「能」の舞台にも「猩々」があるそうです。
今宵は春の一瞬の夢、
ふわっと「猩々」があなたの酒を狙って月夜から舞い降りてくるかもしれません。
2006.04.18
おめでとうございます(日本海に浮かぶ岩木山)

<アップルロードから眺める岩木山の勇姿 2006年2月25日撮影>
「おめでとうございます」のお話です。
掲載許可の快諾を頂きましたので、報告させて頂きます。
ありがとうございます。
Hさまは、32歳です。
平成16年の10月からご相談を受けました。
不妊治療中で、8月から通院しています。
プロラクチンが正常値内であるが、少し高め。
テルロン錠とクロミッド服用中。
(胃がむかつくときがあるそうです)
頸管粘液も少し少なめ。
基礎体温もなかなか一定しません。
ストレスも多いです。
どちららかと言えば、冷え性。
肩こりもあり、便秘気味です。
(テルロンを服用してから、さらに出が悪い)
生理の周期は、28〜30日です。
生理の期間は、7日間です。
当店からは、養血調経(ようけつちょうけい)の漢方薬
と麦芽を炒ったものをお勧めさせて頂きました。
平成16年度は、粛々とその漢方2つの組み合わせで
お続けして頂きました。
平成17年の1月からは、
補腎薬(ほじんやく)をお勧めさせて頂きました。
補腎薬のほうは、服用してから体が温まり、
1回1/2丸(つまり半丸)ですと寝汗が凄かったとのことで、
夜の服用を 1回に1/2丸から1/3丸に減らして調整するようにしました。
朝は従来どおりに、1/2丸の服用です。
その後、低温期から高温期への基礎体温の上がりなどを
良くしたりする目的で、補中益気丸(ほちゅうえっきがん)などもお勧めしました。

<新岡からの眺め 「津軽富士は、りんご畑がよく似合う」>
その後、平成17年5月には、めでたくご懐妊されました。
本当に良かったと思っております。
Hさんとのお付き合いで覚えていることは、
最後のほうは、病院でのHMG-HCG療法を止められて、
漢方だけにしたことです。
典型的なHMG-HCG療法をしていたときの基礎体温から、
すぐにHさんの本来のきれいな波形の基礎体温になりました。
その後、治療を止めてからの2周期目の基礎体温も
とても良い形で、低温期から高温期への上がり方もスムーズでしたし、
高温期もきちんと14日間持続するという理想的な形でした。
そのときには、残念ながら生理が来てしまいましたが、
3周期目には「やはり」というか、予想どおりにご懐妊されました。
今でも、そのときのHさんの基礎体温表の様子を覚えています。
誘発剤やホルモン剤を使うよりも、
漢方だけで自然にやっていてリラックスしていたほうが、
妊娠しやすくなったということです。
平成18年(つまり)今年の1月には女の子を
ご出産されましたので、とても嬉しく思っているところです。
「今回妊娠できたのは本当に土屋先生のおかげだと思っています。
長い間お付き合いいただく中で、先生の優しいお言葉に大変助けられました。
漢方の副作用(?)か、長い間悩んでいたニキビもすっかりよくなり、
体調も崩れる気がしないほど元気に過ごせるようになり、
「もし(妊娠が)ダメでも漢方やってよかったな」
と思っていたところです。リラックス効果もバッチリだったと思います。」
というご報告もとても有難く思っている今日この頃です。
最近も、42歳のお客様が自然妊娠されたのですが、
ストレスがかかるようなので、しばらく病院に行くのを止めて
「子供がどうしても欲しい」からの切羽詰った気持ちから
「健康で授かればいいなあ」とリラックスしていたら、
めでたくご懐妊されたという嬉しいご報告がありまして、
気持ちの問題も とても大切と思っている今日この頃です。
さて、今回のHさまご一家にお送りする写真は、
私の大好きな津軽富士は「岩木山」です。
今年の2月25日に撮影して以来、
なかなか時間がとれずに今日まで温存していましたが、
どうぞ雄大な景色をお楽しみして下さい。

<新岡からの眺め2>

<愛宕神社からの眺め>
この画像は、Pentax DA 12-24mmを使っています。
広角のワイドレンズです。
私たち、人間の視野よりも広い感じで岩木山を撮りました。

<岩木山の夕焼け 雪原>
車でその日の宿に向かう途中に感動的な風景に出会いました。
岩木山の夕焼けも美しいです。

<日本海に浮かぶ岩木山>
数年前に連休中に、津軽の御所温泉「力荘(ちからそう)」に泊まっていたとき、
そこは素泊まり3500円くらいの素晴らしい公共の宿なのですが、
部屋から出て、さあお風呂に行くぞ!と気合が入っていたら、
後ろから私の隣に来て「幸太郎さん、幸太郎さん」と叫ぶ人がいました。
私は最初はこんなところで知り合いに会うなんて「奇蹟」とか「夢」の
ような話なので、「この人、頭がおかしいのか?」と思ったのですが、
じっとお顔を拝見しましたら、知人でいつもお世話になっている
S産業の東京所長のMさんでした。
Mさんは、家族連れでした。
「偶然」とはあるもので、Mさん一家は、
連休を利用して北上してここ津軽の地に降り立って、
今日のこの宿泊先である「力荘」は直前に決めたそうです。
その後、Mさんと仲良くお風呂に入り、
夜は酒盛りをして 翌朝には岩木山をバックに
Mさん一家の撮影をして別れました。
後日談では、竜飛岬まで行ったそうで、
この日私も竜飛岬を五所川原から目指そうとしたのですが、
339号線が冬季閉鎖のために、がっかりしたところ、
海を眺めると「日本海越しに岩木山が浮かんでいる」ではないですか。
ビューッと日本海からの風に当たりながら、
岩木山を撮影して帰路につきました。
という訳でして、少し余談が長くなりましたが、
Hさま どうもこの度はおめでとうございました。
本当に嬉しく思っております。
今後とも、末永く家族で幸せに、
またお仕事もがんばってください。
お電話やメールでご予約お願いします。
平日の漢方相談大歓迎です。一人一人に時間をじっくり割いて相談しています。
遠方のかたは、電話やメールでご相談をお寄せください。こちらから。

中医学、とくに中医学漢方の痺証と中医漢方婦人科に詳しい薬剤師 土屋幸太郎 (国際中医専門員)、不妊カウンセラー(NPO法人不妊カウンセリング学会認定)による親切な相談。じっくり話を聞いて一人一人の体質や年齢、症状に応じて相談しています。どうぞお気軽にお声をかけて下さい。
土屋幸太郎のプロフィールはこちらです。


<2015年7月30日 土屋薬局店内 漢方勉強会>

壁面にはお客さまから寄贈された赤ちゃんの写真やお手紙で明るい活気に満ちた店頭です。
「ご主人さま、ご実家のお母様と赤ちゃんと家族4人でのご来店でした。」
こちらのコラムもぜひご覧になってください。

こちらも2015年7月30日現在の土屋薬局の外観です。
連日の猛暑、旧国道13号線沿いに当店がございます。
地理的には村山市、河北町、天童市、寒河江市、山形市、仙台市から来店しやすいです。

<2013年11月4日 郡山市ビッグパレット 薬剤師 土屋幸太郎の漢方相談の風景>

土屋薬局 中国漢方通信/漢方専門の薬剤師、不妊カウンセラーが相談します。
漢方体験ドットコム…土屋薬局のお客様体験談です。ぜひご覧になってください。
土屋薬局 中国漢方通信メールマガジン…毎月5日と15日の月に2回スタッフと力を合わせて発行しています。約360名の読者の方々がいらっしゃいます。ぜひご購読のご検討を!


<2015/09/30 送子観音菩薩像を漢方コーナーに移動しました。オーラがでています>
中国の民間の信仰では、送子観音菩薩は日本でいう「子授け観音」として大変に有名です。
中国で不妊治療の名医、老中医は「あの先生はまさに送子観音菩薩です」とも言われたりしています。
当店も私も送子観音菩薩のエピソードにあやかりながら、お客様たちと喜び、悲しみを共有していきたいです。


漢方のご相談方法は、漢方相談表、またはファックス、電話で受け付けています。
お問い合わせは、送信フォームもございます。
詳しい漢方相談の方法はこちらからで説明しています。
…

所在地 山形県東根市神町中央1-10-7
Google mapによる所在地
営業時間 第二、第四日曜日お休みです。
平日 午前9時〜午後7時 土祭日 午前9時〜午後6時
メールアドレス JDY00247@nifty.com
電話 0237-47-0033 漢方電話相談室 0237-48-2550 Fax 0237-49-1651
仙台方面からのご来店の場合には、お車でのご来店、または仙台駅前の旧仙台ホテル跡の複合商業施設のEDEN前のバス停から「山形新庄行き」48ライナーの山形交通のバスをお勧めしています。さくらんぼ東根駅下車です。1時間に1本あります。約1時間15分です。
さくらんぼ東根駅に到着されましたら、当店のスタッフがお迎えにまいりますので、お気軽に前もってご予約のうえご来店頂けたらと思います。
福島県からのご来店のお客様も増えてきています。
郡山市から東根市までは約2時間ぐらいで当店に到着しますし、山形新幹線で息子さんと一緒にさくらんぼ東根駅経由で来店されたお客様もいらっしゃいました。
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