中国漢方のお話(8) ココロとカラダの悩み解決

口臭、体臭、下痢、軟便の漢方、漢方薬

体内に溜まった汚れを追い出して快適に
梅雨の漢方養生法〜


山形県東根市神町中央通り 土屋薬局 薬剤師・国際中医師 土屋幸太郎

サンデータイムス6月1日号より、土屋薬局が取材を受けたページを紹介します。





じめじめとして、気持ちまで憂鬱になる梅雨の季節。

この時季なんとなくだるい、頭が重い、関節が痛いなどといった体の不調を感じませんか。

体の中のじめじめを取り除き、気持ちも体もカラッと、爽快に過ごすためには
どうすれば良いのかを、土屋薬局の土屋幸太郎先生にお話を伺いました。





体の不調の原因は“湿濁”


四方を海に囲まれた高温多湿の日本は、
特に梅雨の時季には 空気も重く澱みがちで、
カビなどが繁殖しやすくなります。


漢方では、湿邪といい、お腹をこわしたり、皮膚病が悪化したり、
体調を崩すのは この湿邪(外湿)の影響と考えます。


一方、人の体も自然界と同じように、気温が高くジメジメとした環境下では、
体内の水分代謝もスムーズにいかず、内湿として体内に停滞してしまいます。


長時間溜まった湿邪は 「湿濁(しつだく)」といいます。


体内に湿濁があると、口臭、体が重だるい、むくみ、肥満、吐き気、食欲不振、下痢、軟便などの胃腸障害、目やに、ニキビ、アトピー性皮膚炎、脂漏性皮膚炎などの皮膚病の悪化、髪の毛が油っぽくなる、水虫、嗜眠(眠気)、頭痛などが起こります。


梅雨時に関係が深いのは 「脾胃」で、
胃や口などの消化器系の働きと代謝機能をつかさどっています。


脾胃は 湿邪の影響を受けやすく、冷たい飲食物の取りすぎで、
胃腸も働きが低下し、循環機能が悪くなり、上記のような症状を引き起こします。





体内から追い出せ“湿濁”


体内に湿濁がたまった状態では、胃腸の働きが悪くなり、栄養分が吸収できず、
全身の新陳代謝が低下してしまいます。


このような状態では いくら栄養剤や薬を飲んでもうまく吸収できず、
疲労感、倦怠感などの症状は改善しません。


まずは、体の湿気を追い出し胃腸の機能を高め、
新陳代謝を活発にすることが重要です。





中国漢方では「勝湿顆粒」 を使います。


文字通り “湿に勝つ”薬です。


生薬の芳香成分で、体内に停滞した湿濁を取り除き、胃腸の働きをよくするので、
梅雨時や蒸し暑い季節には最適です。


普段から胃腸の弱い方にも おすすめですね。


また、腹痛、下痢や軟便、吐き気などを伴う「胃腸型のカゼ」にも、勝湿顆粒を使います。


この芳香成分の多彩な薬理作用により、幅広い薬効があり、
他にも ストレスと湿邪を追い払う、水分代謝の異常が改善され、むくみがひいてくる、解毒、口菌、抗アレルギーなど様々な効能が確認されています。


中国では、家庭の常備薬として大変ポピュラーな薬です。





食生活で気を付けたいのは、食が進まないからといって 冷たいものばかり取っていては、
ますます 消化力が低下してしまいます。


刺身や生野菜、果物や冷蔵庫で冷やしたものなどは出来るだけ避け、
なるべく温かくて消化の良いものを飲食し、体を冷やさないよう心掛けましょう。


この時季に どうしても欲しくなるのがジュースやビールなどの冷たい飲み物。


しかし こうした飲み物は、体を冷やして循環機能を悪くする原因になってしまいます。


脂の多いものを冷やすと、脂肪分が白く固まってしまいますよね。


それと同じように、体を冷やすと脂肪が固まって 代謝が悪くなり、
うまく水分も排出されなくなってしまいます。


冷たい飲み物の取りすぎには、十分気をつけたいものですね。


また、どうしても水分を多く取りがちな季節なので、余分な水分を排出させる利尿効果のあるスイカや、はと麦茶などを上手に取り入れてください。


大豆やカボチャ、人参などは胃腸消化機能を高め、消化を促進します。


体内の余分な水分を追い出すために、運動をし、発汗を促すことも効果大です。


自然界と人間のサイクルを、考えた漢方の知恵を上手に利用し
ジメジメした梅雨をカラッと爽快に過ごしましょう。





勝湿顆粒90包 慢性疾患対策などにご利用してください。



勝湿顆粒12包です。風邪や急性の下痢、二日酔いなどに。

たとえば、お腹を壊した風邪で腹痛や下痢、吐き気などしたときには、
このタイプがお勧めです。

(すべて税込み価格です)




勝湿顆粒は、1包をそのまま服用されてもいいですし、
よりお腹にやさしい服用方法としては、
お湯に溶かして服用されることをお勧めします。


梅雨時の湿気が多いときの体調不良や、
からだの中に「湿濁(しつだく)」という邪気(はき)が入っているときには、
乾燥機で 湿気を吹き飛ばすように、
勝湿顆粒(液)で 汚い水の汚れ(湿濁)を解消します。


目やにが多い、にきびなどブツブツ、ジュクジュクした汚い感じの皮膚病、水虫、便が下痢、軟便または 便がベトっとして 湿気があり、便器に便が残る、痰や鼻水などの分泌物が多い、ビタミン剤や滋養強壮剤、サプリメントを服用しているが、慢性的に疲労感がありカラダが重だるい、日中から眠くて眠くて、電車の通勤がつらい、などは 「湿濁(しつだく)」の存在を疑う必要があります。


よく歯ブラシで、毎日舌の苔を落としているお客様がいらっしゃいますが、
これは 漢方では、湿濁(しつだく)と認識していますように、
歯ブラシで苔を落とすだけでは、駄目なのです。

カラダの中の水分の汚れが解消されない限り、
湿濁(しつだく)が去邪されませんので、
舌ベロには 毎日汚い苔が溜まり、
口臭の原因となります。


エチケットとして、口臭予防のスプレーや歯磨きが売れていますが、
カラダの中からの体質改善方法は、意外と知られていません。


勝湿顆粒は、「清」と「濁」を分けて、
カラダの汚いものを追い出し、
カラダの中を きれいにしていきます。


勝湿顆粒(液)のような乾燥器の漢方薬で、
胃腸からスッキリとしていけば、
今までのお悩みが消えていく場合もございます。


また、勝湿顆粒に星火健胃錠などの胃腸強化の漢方薬を併用するなど
お客様一人一人の対策法がございます。



梅雨時のジメジメした天候や、冷たいものの飲み過ぎ、食べ過ぎで
あなたは体調を崩していませんか?

健康管理なら、山形の土屋薬局にお任せください。


土屋薬局では、お客様のお役にたてますよう
日頃から勉強し、研鑽を積んでいます。


漢方相談は、
漢方相談室のフォームファックス(0237−49−1651)
お電話(0237−47−0033、0237−48−2550)で。


体調に合わせながら
健康をつくる漢方相談をしていくことを誓います。