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女性のための漢方レッスン(1)
7月31日(日)に六本木ヒルズにて「女性のための漢方レッスン」に出席しました。
大変に有意義なセミナーでした。
オッジで有名なモデルの美香さん(本当にきれいでした)
「漢方小説」で有名な作家の中島たい子先生(本にサインをもらい記念撮影もしました)
東京女子医大の本橋京子先生の中医学の優位性
先生は、新進気鋭の精神科医でありながら、中国漢方も精神科領域で著効を上げています。
短期記憶障害の改善や認知症、ココロのケアなど冠元顆粒が素晴らしいそうです。
中医師の陳先生と康先生の周期療法や婦宝当帰膠の話など満載でした。
ココログのほうで、そのうちに発表させて頂きます。
土屋薬局ではお客様のために勉強し、実践をしています。
最近も、非常に妊娠されるお客様が多いです。
今後とも土屋薬局をよろしくお願い致します。(05/08/01)
…ホームページでの近況報告より
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という訳でして、7月31日(日)に六本木ヒルズで。
「女性のための漢方レッスン」が開催された模様を今回から紹介していきます。
このココログ「六本木ヒルズのゴッホ流に撮影すると」では、余談ながら、当日の模様もちょっと紹介しております。
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「女性のための漢方レッスン」の当日、会場に張られたポスターです。
この会場である「アカデミーヒルズ」は、六本木ヒルズの中にある同じ施設で40階にあります。
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お客様たちが入場する前には、スタッフ一同会場を準備万端にします。
当日は、申し込み人数をあっという間に上まってしまったので、やもなく抽選になったということでした。
私は、無理を言って「特別スタッフ」にして頂きました。
イスクラ産業のSさんには、感謝しております。
(その代わり、私はエプロンをしめて婦宝当帰膠の試飲コーナーで働いたんですよ。
見かけたかたもいらっしゃるのではないでしょうか?)
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出展ブースです。
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「オッジ」という女性に人気のある雑誌で紹介されたページです。
ちょっと紹介すると、
「マズい、高い、面倒くさい…そんなイメージ、持っていませんか?
手軽にスタート!「漢方」コンシャスな毎日で"元気”と"きれい”を手に入れる!」
"美”への探究心は、Oggiモデルズ1との呼び声が高い美香が、今、本気ではまっているのが、漢方。
「漢方薬を飲むだけではなく、食生活や普段の習慣から漢方を意識し、ゆっくり体質改善していくことで、体の中から"きれい”を目ざしています」
美香さんは、婦宝当帰膠と冠元顆粒を現在"愛飲中”だそうです。
博多の街を歩いているときに、ちょうどステキな漢方薬局さんがありました。
そこで婦宝当帰膠のポスターに惹かれて、婦宝当帰膠を試飲したら、すぐに体がポカポカしてきて、冷え性が改善されていることを実感したそうです。
それ以来 「婦宝当帰膠は仕事のロケでも欠かさずに、瓶ごとに持ち歩いて服用していると」当日の会場で喋られていました。
このオッジのページでは、他にも星火逍遥丸「気の巡りをよくしてストレスに強い体に」
三爽茶「脂肪の分解と水分代謝を活発にしてくれるダイエットティー」
シベリア人参茶「寝つきが悪い人におすすめのグッドナイトティー」
紅沙棘「抗酸化成分を豊富に含む沙棘でアンチエイジング」などと
当店でも販売している漢方薬が紹介されています。
オッジ2月号だったのですが、モデルさんたちの普段からの「きれいの秘密、美のキープ法」が特集されていまして、とても参考になりました。
モデルさんたちは、生まれつき「きれい」だったばかりではありません。
食生活や運動などのエクササイズ、睡眠にお肌の手入れなど、総合的に「体の内面から健康をつくった結果、美しさが肌や髪の毛や瞳」に自然に滲み出ているんだなあととても感心しました。
モデルという職業は「健康と美の伝道師」だと私も実感しました。
素晴らしいですね。
見習いたいです。
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婦宝当帰膠の試飲コーナーです。
当初は、いっぱいお客さんが押し寄せてくると思ったものの、予想に反してガラガラと閑散としていました。
ところが講演会で婦宝当帰膠の素晴らしさに先生方やゲストが述べていくと、物凄い人が押し寄せてきて大盛況となりました。
とても婦宝当帰膠は好評でした。
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展示物より。
「皆、どういうときに漢方薬局へ行っているの?女性の相談ベスト10」です。
第1位 冷え性…お勧めの漢方薬 婦宝当帰膠
第2位 生理不順・生理痛…婦宝当帰膠、冠元顆粒、田七人参茶、爽月宝
第3位 不妊症…婦宝当帰膠、参茸補血丸
第4位 ダイエット…三爽茶
第5位 美容(シミ、シワなど)…紅沙棘、セ・サージ
第6位 肌トラブル(アトピー性皮膚炎、ニキビなど)…涼血清栄顆粒、五行草茶、瑞花露(クリーム)
第7位 便秘…星火健胃錠、麻子仁丸
第8位 疲れ…麦味参顆粒、補中益気丸、西洋人参茶
第9位 PMS(月経前症候群)…婦宝当帰膠、星火逍遥丸
第10位 自律神経失調症(更年期障害、多汗、冷えのぼせなど)…星火逍遥丸、シベリア人参茶
今回は、ここでお別れです。
ご精読ありがとうございました。
女性のための漢方レッスン(2)…女性のバイオリズムとは?
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これは私の記念写真です。
始まる前の一枚。
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会場はビルの40階だけあって眺めが素晴らしいです。
東京タワーが好きな私には嬉しい眺めです。
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さあ、そろそろ始まりますよ。
レッスン1
陳志清 先生
陳先生は、南京中医大学を卒業され、広島大学で薬学博士号を取得されています。
では、お話の再現をしましょう。
…
統計によれば日本人の約7割は漢方を使ったことがあります。
漢方は中華料理と同じ感じです。
つまり、いろいろな味があるのですね。
よく日本漢方と中医学の違いについて私は聞かれますが、「中華料理でも日本と中国では味が違うでしょう?
やはり本場の料理が一番おいしいですと答えるようにしています(笑)」
漢方薬を少しでも上手に使えるように、皆様に理解して頂きたい。
食材を理解し、少し手を加えるだけで、味がすごくおいしくなります。
では、前菜「中医学って、なに?」とメイン「中医学から「女性の健康と美」を考える」
デザート「楊貴妃の美容法」を学ぶ」で進めていきましょう。
…
1)中医学(漢方)の特徴
○体の機能と病気を全体的にとらえる。
例えば)
以前に日本の病院で研修しているときに、40代の女性がいた。
胸が苦しいという訴えだった。
検査の結果は心臓も肺も問題なかったので入院したけども治療法が無かった。
→本人はすごく不満であった。
部品の問題ではなくて、体のつながり。
中医学的には「気」の流れが悪かったことが原因。
○生体内在的なバランスを重要視する。
○個人差に基づくオーダーメイド思想
同じ風邪という病気であっても薬は違う。
○未病対策
→未病先防(みびょうせんぼう)
たとえば)更年期になる前から治療していく。
日本は西洋医学中心で、体の細胞の一つ一つまで重視しています。
西洋医学は検査に優れるますが、でも検査異常なしでも、つらい症状がある人はたくさんいらっしゃいます。
漢方は、人間のつらい所を、無視せずに人間の内在的なバランスを重要視していきます。
例えば、中性脂肪やコレステロールがちょっとだけ高い場合には、まだ病気ではないが、「未病先防」により漢方はそこを治していきます。
…
2)「女性のバイオリズムとは?」
女性は男性とちがって、バイオリズムがあります。
○大リズム・・・・少女期→思春期→成熟期→老年期(7の倍数の話)
○小リズム・・・・月経期→卵胞期→排卵期→黄体期
「ラッキーナンバー7」
女性のリズムを反映します。
…
「ココログ版土屋薬局 中国漢方通信」より補足
中医学のバイブルの「黄帝内経素問(こうていだいけいそもん)」より。
女子は7歳ににて、腎気(じんき)盛んなり、歯が生えかわり、毛髪が伸びる。
14歳になると天癸(てんき)至り(生殖機能の充実)、
月経が始まり妊娠が可能になる。
21歳になると、腎気が充実し、智歯が生えそろう。
28歳になると、筋骨がたくましくなり、毛髪も最も長く、身体は盛壮となる。
35歳になると、陰陽の脉(みゃく)が衰え、顔に憔悴が表れ、脱毛が始まる。
42歳になると、三陽の脉が衰え、顔の憔悴は広がり、白髪が生え始める。
49歳になると、天癸竭し、閉経し、老衰し子供ができなくなる。
(注釈:これは女子の一生を「7の倍数」で表したものです。
実に深遠な世界で、今から2000年以上も前に、先人たちはこのように「人間の発育、成長、老化」を見つめていたのです。
「男女の更年期と神経症(2)…女性ホルモンの分泌変動と女性のライフサイクル」より
…
補足2)
前回の第二回目の要点は、女性のかたは「7歳」で年を重ねることでした。
7×2=14歳で初潮がきて、7×4=28歳で人生のピークを迎える。
その後 7×5=35歳で徐々に下降線となる。
7×6=42歳前後から更年期となり、7×7=49歳で閉経となります。
…
私たち日本中医薬研究会では、「卵巣年齢」を考える漢方。
若返り、アンチエイジングの漢方を実践しています。
「卵巣年齢」のコントローラーは五臓の「腎(じん)」です。
「腎」が弱いと30代後半でふけてしまいます。
40代で閉経してしまいます。
逆に、「腎」が強いと若々しく、「卵巣年齢」も若いのです。
(注釈:土屋薬局の解説
土屋薬局の相談でも多いのが、排卵誘発剤の使いすぎによる「卵巣の枯渇」でひどい人は37歳くらいで、原始卵胞も無くなって「あなたは子供が生めないでしょう」と言われるかたがいます。
この場合は、カウフマン療法を2周期くらいやって様子をみるのですが、中国漢方では「卵巣年齢」を若返りを図るために「腎(じん)」を強化することを積極的にやっていって状況を打破することを考えます)
…
小リズム
月経周期 「28〜35日」
月経期→卵胞期→排卵期→黄体期→月経期
「子宮は血の海」
生理により、女性は一生のうちに約60〜70kgの血液を消耗します。
女性はつねに血液の不足を抱えている。
これは血虚(けっきょ)と呼ばれています。
「月経、妊娠、出産、授乳」
生理がこないと、肥満、肩こり、にきびになりやすい。
→生理がスムーズに排泄できないと血が滞る。
これは淤血(おけつ)と呼ばれます。
「月経」は、気血(きけつ)のリズム運動
→ストレスで気が詰まって「気鬱(きうつ)」となり、生理が止まることもある。
これらのリズムを制するのが「腎(じん)」です。
女性の体のトラブルの主な原因
○血虚(けっきょ)─貧血、血(けつ)の不足
○気滞血淤(きたいけつお)─自律神経失調、血流が悪い
○腎虚─卵巣機能の低下
女性のリズムを整える3法則
「養血」「活血」「補腎」
…
ここまでご精読ありがとうございました。
また次回に続きを掲載していきます。
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ちょうど当日は、六本木ヒルズで「日中友好展」をしていました。
卓球の愛ちゃんは、中国語ベラベラだから凄いです。
現地のテレビを見ていると、愛ちゃんが「日本よりも中国のほうが生活しやすい」と言って気に入っているようでした。
その訳をアナウンサーに聞かれたら「日本では買い物やどこに行っても、愛ちゃん、愛ちゃんと指を指されるので凄く嫌」ということを発言していて、なるほどなあ、、それだったら中国のほうが住みやすいよねと私も納得でした。
女性のための漢方レッスン(3)…当帰の昔話
「女性のための漢方レッスン(2)」の続きです。
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女性の体のトラブルの主な原因
○血虚(けっきょ)─貧血、血(けつ)の不足
○気滞血淤(きたいけつお)─自律神経失調、血流が悪い
○腎虚(じんきょ)─卵巣機能の低下
女性のリズムを整える3法則
「養血(ようけつ)」「活血(かっけつ)」「補腎(ほじん)」
1)養血(ようけつ)
漢方薬…婦宝当帰膠
食べ物…棗(なつめ)、ラム、きくらげ、人参、トマトなど
色が赤いものは、血を養います…たとえば、ほうれん草の根元の赤い 所は栄養多い。
ラムだと、東京ではジンギスカンが流行っています。
「美」の字 は、羊に大と書くくらいですから、「ラム」は食べるとよいでしょう。
(注釈:先月に蔵王温泉に温泉仲間と楽しく宿泊したのですが、東京の友人が言うには、やはり「東京ではジンギスカンが流行っている」そうです。
狂牛病で牛よりも、羊の時代でしょうか?
ところで「蔵王」は「ジンギスカン発祥の地」という説があります。
山形新聞でも特集していましたし、蔵王の温泉街でもそういう張り紙がありました)
食べ物で血けつ)の不足を補えない人は、婦宝当帰膠を飲むといいです。
…
ちょっと一休み
「当帰(とうき)の昔話」
昔、中国のある村に薬草採りの父親がいましたが、ある日山の中で猛獣に食べられて死んでしまいました。
その息子である青年もやがて後を継ぎ、薬草採りになり、山に行きました。
ところが青年は結婚していたのにも関わらず、山に入ったきり3年間も帰ってきません。
奥さんは、その間はずっと青年である主人の帰りを待っていましたが、とうとう再婚してしまいました。
ところが、奥さんは主人の帰りを待ちわびたばかりか、ストレスが過度となり、無月経になってしまったのです。
ちょうどタイミングが悪いことに、青年が帰ってきました。
そこで自分の妻が結婚することを知るも、山で採取してきた「ある薬草」を元妻のところへ置き去りました。
奥さんは、その薬草を煎じて飲んでいたところ、血色が良くなり無月経が治り、子供ができました。
ご主人は、「当(まさ)に帰るべきだった」
この由来から、その無月経を治した薬草は「当帰(とうき)」と呼ばれる
ようになりました。
当帰(とうき)の効能、効果
血を養う、循環を改善する、月経を調整する、通便作用、美肌作用など
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これが当帰が配合の婦宝当帰膠です。
女性のための漢方レッスン(4)…卵巣養生法のポイント
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女性の体のトラブルの主な原因
○血虚(けっきょ)─貧血、血(けつ)の不足
○気滞血淤(きたいけつお)─自律神経失調、血流が悪い
○腎虚(じんきょ)─卵巣機能の低下
女性のリズムを整える3法則
「養血」「活血」「補腎」
前回の「女性のための漢方レッスン(3)…当帰の昔話」の続きです。
2)活血(かっけつ)
食べ物…生姜、ねぎ、とうがらし、にんにく、黒砂糖など
冷えが強い人には、冠元顆粒が欠かせない。
3)補腎
漢方薬…胎盤エキス(オリヂンP)、海馬補腎丸、参茸補血丸など
食べ物…かぼちゃ、黒ゴマ、にら、胡桃、えび、くらげ、なまこなど
4)卵巣養生法のポイント
○小リズム…月経期→卵胞期→排卵期→黄体期
小リズムの養生法は「周期療法」で。
○大リズム…少女期→思春期→成熟期→老年期(7の倍数の話) の養生法
○少女期…バランスのよい食事、肥満を予防する。
○思春期…冷えと激しい運動を避ける。
○成熟期…一番困るのは、子宮内膜症。
ホルモン剤は気軽に使わない方がよい。
○更年期・・・精神のリラックス、適度な運動。
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ちょっと休憩タイム
ちょうど今の季節には、「麦味参顆粒」がいいです。
「熱中症」にならないためや、体の水分と元気を保つために効果的です。
婦宝当帰膠と一緒にお湯に溶かせますし、2、3包ポカリスエットに入れても服用できます。
心筋梗塞、狭心症、不安感強い人は、麦味参顆粒は冠元と一緒に併用するといいです。
夏の発汗は、血液がドロドロになりやすいですから、冠元顆粒を予防のために飲んでいくといいです。
「夏を乗り切る血液サラサラ健康法」
「夏バテ・夏の疲れを解消しましょう!」も参考にしてください。
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当日、会場となった六本木ヒルズでは、「日中友好展」を開催していました。
国交回復60周年です。
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そういえば、中国の現代美術展もありましたが、なかなか面白かったですよ。
女性のための漢方レッスン(5)…楊貴妃の美容法
「女性のための漢方レッスン」の5回目です。
長期シリーズ化してきました。
今回は、小話の「楊貴妃の美容法」と「まとめ」です。
5回目で、ひとまず「レッスン1」の陳志清のお話が終わります。
…
「楊貴妃の美容法」
楊貴妃(ようきひ)は、唐の時代随一の美女と言われていました。
皇帝の息子さんの嫁探しをしていましたから、中国全土から美人と思われる女性を一同に集めました。
その中に、楊貴妃もいました。
あまりにも楊貴妃がきれいでしたので、結局は、皇帝は息子ではなくて、皇帝自身の奥さんになることとなりました。
楊貴妃は、実在していたかは不明で、伝説の美女として知られています。
生まれつきの美人ではなかったが、常に皇帝に気に入られるように美しさを保つ、キープする努力をしました。
いろいろな物が美容に使われていたが、秘密とされていましたが、現代明らかにされてきました。
秘密の漢方薬の一つは・・・「阿膠(あきょう)」です。
阿膠は「ロバの膠(にかわ)」で天然のゼラチンですが、普通にとるのは大変。
つまりコラーゲン成分が豊富なのですが、実は婦宝当帰膠に配合されているんですよ。
婦宝当帰膠が美容やお肌に良いことも分かりますね。
日本の漢方薬で先ほど紹介した「当帰(とうき)」が配合されている漢方薬は、他にもいろいろとありますが、婦人の「聖薬」である「当帰」と「阿膠」の両方が入っているのは、婦宝当帰膠だけです。
(「女性のための漢方レッスン(3)…当帰の昔話」も参考にしてください)
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婦宝当帰膠タワーです。
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私もエプロンを締めて、婦宝当帰膠試飲コーナーでお手伝いしました。
最初は閑散としていたブースも、講演が進むにつれて「人気急上昇」となり、最後は婦宝当帰膠を割る「お湯」が無くなり終了となりました。
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楊貴妃の美容法としてもう一つ紹介しますと顔マッサージをしていました。
方法は簡単で、毎日朝晩30分、顔を叩きます。
バシバシでなくて、やさしく軽く叩きます(笑)
血液循環が良くなり、美容にいいです。
さあ、皆様もやってみましょう!
(会場のお客さんたちが一斉に顔をパチパチ叩き出す)
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(主催者の許可を得て撮影しています)
…
「結論」
1)健康でなければ、美にならない。
2)体の内面からきれいにしよう。
3)中医学でバイオリズムを整える。
4)「養血、活血、補腎」は大事な3原則。
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当日、六本木ヒルズで開催されていた「日中友好展」です。
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六本木ヒルズのようなIT産業が集結したビルで、ケ小平や周恩来、毛沢東などの古い白黒写真などで中国との国交の歴史などを振り返ると、不思議な不思議な気分になります。
「時空のメビウスの輪」でしょうか?
女性のための漢方レッスン(6)…女性のための周期療法
「女性のための漢方レッスン」の6回目です。
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(主催者の許可を得て撮影しております。きちんと取材用の腕章も付けました)
今回は、陳先生に引き続きの河野康文先生の講演の紹介です。
私は、じきじきに教えてもらっていましたので、「師匠」にあたります。
人柄がほんとにいい先生です。
さて、河野先生からは「周期療法」についての分かりやすい説明がありました。
河野康文 先生 「女性のための周期療法」
1)現在、不妊症で悩むカップルはたくさん多い。
統計によると、7組に1組は不妊症。
「不妊症周期療法」は、女性の健康管理にも良い。
周期療法は、今から50年前に西洋医学と東洋医学をドッキングさせ、不妊に悩 むカップルに大きな恩恵となっている。
考えかたは、基礎体温などのホルモンバランスの変動をもとに、中医学の考え方を当てはめたもの。
2)月経のしくみ
視床下部→下垂体→(卵胞刺激ホルモン)→卵巣
卵巣は、「すもも」くらいの大きさで、原始卵胞がたくさん入っている。
卵胞からは、エストロゲンが分泌され、エストロゲンがでると、子宮内膜が厚くなる。
月経後の時期、つまり卵胞期は女性にとって良い時期。
自信があって、安定感がある。
エストロゲンは、動脈硬化の予防にも良い。
そのために狭心症などの生活習慣病になる確率は、男性より少ないし、女性は男性よりも、エストロゲンのお陰で平均寿命が長い。
しかし、エストロゲンが過剰だと、子宮筋腫やガンなどにもなりやすいという欠点もある。
卵胞は、およそ2cmになると排卵。
↓
卵胞は黄体に替わり、プロゲストロンを分泌。
↓
基礎体温も0・3〜0・5度くらい上がる。
↓
プロゲステロンでさらに内膜が厚くなる。
受精卵は、古い内膜には着床しないので、毎回新しい内膜を作る必要がある。
つまり受精卵は少しわがままで、この行為が「月経」と呼ばれているもの。
「周期療法」
中医学理論+西医の月経分泌理論をドッキングさせたもの。
○卵胞期→陰血の増殖期
卵胞期はとても重要な時期。
周期療法では、補腎薬と養血薬を使っていく。
周期が長い人は、卵胞期が長い。
卵胞を育てるパワーが足りない。
睡眠が重要…睡眠は卵胞を育てる。
たとえば、日本橋のお客さんは、薬は高いものをたくさん飲んでいるのに、睡眠は不規則で夜更かしです。
卵胞の発育は夜の「陰」の時期ですから、薬をきちんと飲んでいるのに睡眠できてないのは、無駄になります。
ある意味、睡眠は薬より重要ね。
当店で月に1回漢方相談会を実施している何(ふー)先生も、睡眠指導をしていますが、山形のかたは寝るのが早くて素晴らしいとおっしゃっています。
先日も話を聞いたら、「東京の人は、学生時代から寝るのが夜の1時、2時で、OLになってもその生活を続けているので、みんな生理不順になっているのよ」と言っていました。
「卵巣嚢腫と冷え性の話題(生理時の養生法)」も参考にしてくださいね。
○排卵期
温養活血、排卵促進。
ムードつくりも大切。
○黄体期(高温期)
陽気の増殖期。
温補腎陽。
○月経期
活血排卵促進
↓
うまくいかないと
↓
生理痛
↓
次のステージの「卵胞期」に悪い影響となる。
「周期療法」は、身体づくり。
↓
女性の体がもつ本来の力を引き出す。
自然な妊娠しやすい体をつくる。
周期療法→月経のトラブルをとる。
生理痛、周期の乱れ、周期が長いこと、周期が短いこと、黄体不全、PMS(怒りっぽい、食欲ないなど)
漢方は食事の延長
↓
生理が乱れる
↓
生活習慣の乱れが関係している。
今回で、第一部と第二部の中医師の先生のお話は終りで、
次回からは「ゲストトーク」になります。
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(主催者の撮影許可をもらって会場を撮影しました)
女性のための漢方レッスン(7)
「女性のための漢方レッスン」シリーズ7回目です。
第二部のゲストトークです。
座談会形式でのスタートでした。
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(主催者の許可を得て撮影しております)
私が聞き取ったメモ帳より、ランダム形式になりますが、ここに書き写していきます。
…
中島たえ子先生
高校時代から漢方を飲んでいた。
学校ではトイレで隠れて飲んだりもしていた(笑)
…今の漢方ブームの時代とは違う時代でした。
(私と中島先生は同年代でして、私の同級生に芥川賞作家の阿部和重君がいるんですよと語ったら、「すごいですね、私も映画を勉強していたのですよ」という温かい言葉をもらいました)
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これは講演が終わってから「漢方小説」にサインをもらっているところです。
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帰りの新幹線の中でサイン入り本を読んだのですが、とても面白かったです。
さてさて、余談ですみません。
話が戻ります。
漢方の先生にアイスクリームも食べるなと言われた。
30代になってから、自律神経失調症も治した。
不思議なことに、そうなると生理も28日で来るようになったし、鼻炎も治った。
このことが小説を書こうと思ったきっかけです。
中医は心と体が一体です。
…
東京女子医大の本橋京子先生(専門は精神科です)
もともとは小さい頃から中国が大好きで、今現在は北京に留学して中医学を勉強しているが、最初から中国で中医学を勉強したかった。
でも、まずは日本で医師免許を取得しなさいと反対されたので、医師になった。
茨城県出身なので、茨城県の病院などでも勤務していた。
余談だが、地方では東京などの都会と違って、周囲の目が気になるせいか、よほど精神的に悪い状態になって、受診することが多い。
東京は、軽い状態でも気軽に受診する人が多い。
地方と都会の「精神科領域における地域性」だと思う。
精神化領域では、急性期の暴れるとか興奮するなどの患者さんには西洋医学は良いが、症状が落ち着いてくると「打つ手」が無くなってくる。
たとえば、暴れる患者に対しては沈静の注射を打つとすぐに静かになる。
ところが、良くなってからが問題で、薬の調整などが難しい。
西洋医学では、救急医療や外科手術などが得意だと思う。
(西洋医学の利点は)
慢性的で、病気としてとらえにくいときには、中医学が有効である。
…
オッジのモデルの美香さん
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(主催者の許可を得て撮影しています)
博多のショッピングモールを歩いているときに、ステキな看板(ポスター)があり、ふらふらと漢方薬局に入っていくと婦宝当帰膠と出会った。
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婦宝当帰膠を服用したら体がポカポカとしてきた。
それから、出歩くさきでも婦宝当帰膠を小さな瓶に入れ替えたりして持ち歩いています。
婦宝当帰膠は漢方を飲むというよりも、お茶を飲む感じで、薬局の先生にも相談して、冠元顆粒という血液をサラサラにするもの婦宝当帰膠と一緒にお湯に溶かして服用している。
女性のための漢方レッスン(8)
女性のための漢方レッスンのシリーズ8話目です。
今回で最終回です。
長い間、お付き合いありがとうございました。
では、最終回の始まり、始まり。
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(主催者の許可を得て撮影しております)
本橋先生(東京女子医大…精神科医)
中医学での心(しん)は、心臓と精神の両面がある。
ならば血液サラサラにする冠元顆粒を服用していけば、冠元顆粒は狭心症などの循環器に効き目がある処方なので、心(しん)の両面である「精神」にも効き目があるのではないかと考えた。
そこで、今、私は冠元顆粒を使っての研究をしている。
具体的に言えば、認知症の人に冠元顆粒を飲んでもらい「どのような効き目がでるか?」を調査している。
認知症では、精神症状が重い場合には、西洋薬を使うが副作用も重い。
茨城の病院で50人の老人に冠元顆粒を服用してもらった。
○短期記憶障害に冠元顆粒が効いた。
(記憶には、短期と長期があり、たとえば幼い頃の思い出は「長期」で、
最近のことは「短期」になります)
○不安感、パニックにも効いた。
○イライラや暴力傾向にも冠元顆粒は効いた。
お年よりは、肝臓や腎臓などの薬を代謝する臓器が弱っていて、より副作用が出やすいが、冠元顆粒は副作用が無かったのが良かった。
今、博多の病院でラットに迷路の実験をしている。
具体的には、記憶を喪失させた「痴呆ラット」を迷路を走らせるのだが、冠元顆粒はラットにも効き目がある。
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(主催者の許可を得て撮影しています)
本橋先生
女医として思うには、女性の悩みは3つある。
1)冷え性
2)便秘
3)肌荒れ
冷え性は、いろいろな病気の基礎的、ベースになってくる。
花粉症も、冷え性が原因だ。
夏でも体を冷房や冷たい飲み物などで冷やし、秋冬でもスカートを履いて、大事な下半身を冷やす女性が多い。
氷(コオリ)やアイスクリームは体を冷やす。
中国人は体を冷やさない。
夏でも白湯(ぬるま湯)やお茶を飲んでいる。
体やお腹を冷やさないという文化が根付いている。
(著者注:香港は、夏でもクーラーガンガンでミニスカートで体を冷やしまくりだそうです。香港在住の方から、メールもらいました。香港は状況が違うようです)
生理中には、体を冷やすようなファッションはしない。
私自身は、中国で暮らしてみて嬉しかったことは、冷え性が治ったことである。(*^_^*)(*^_^*)(*^_^*)
(著者注:本橋先生、満面の笑顔)
日本にいるときは冷え性だった私が、ファッションや冷たい飲食物を避けるなどの生活習慣を改めたら、手足の冷えもすっかりと治った。(*^_^*)
患者さんの手を握ると、「あ、先生は手が温かいですね」と誉められるのがまた嬉しい。
…
陳先生
ダイエットの話
楊貴妃(ようきひ)は太っていた。
魅力的な美人だった。
(「女性のための漢方レッスン(5)…楊貴妃の美容法」もご覧になってください)
太っていても、「健康的」であることが大切。
ただ体重を落としてもダメ。
体調を良くしながら、ダイエットをする。
三爽茶など効果的ですよ。(*^_^*)
(著者注:陳先生も笑顔)
…
本橋先生
月に一度、私は医師ですが漢方薬局でも相談しています。
薬局では、病院のように「はは〜先生、お任せします」という医師と患者さんの関係ではなくて、お客さん自身がよく漢方や健康について勉強しているので「セルフケア」というか、相談していて楽しい。
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陳先生
日本漢方と中医学の違い
簡単に言えば、中華料理の味の違い。
病院の漢方
→西洋医学的な使い方は、薬が漢方であっても理想的な効き目とはならない。
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美香さん
漢方と出会ってから、モチベーションが上がった。
肌など体調不良が写真にでるので、健康を守る漢方は有難い。
ファンになりました。
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以上で閉会となりました。
長いシリーズでしたが、ご精読ありがとうございました。
少しでも何か参考になりましたら、嬉しいです。
今後とも「ココログ版土屋薬局 中国漢方通信」をよろしくお願い致します。
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追記です。(05/10/25)
最近、お客様との漢方相談で「ふわふわしためまい」を訴える方が多いです。
ふと、その都度この「女性のための漢方レッスン」で中島たい子先生が喋られたことを思い出します。
「初めて漢方相談をしたときに、ふわふわしためまい、この言葉が普通の病院では通じなかったのに、漢方医はきちんと「はい、ふわふわしためまいね」とカルテに書き込んでくれたことがとっても嬉しかったです」
ということです。
中島先生には、すごく新鮮で驚きだったそうで、この「ふわふわしためまい」の感覚も捕らえてくれる漢方が一気に好きになった、と言われていました。(05/10/25追記)
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六本木ヒルズには、当店でも流れているJ・WAVEがあり、その隣はテレビ朝日でした。
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東京の青空も実にきれいで、六本木は良いところでした。
土屋薬局では、婦人病の漢方相談に
積極的に取り組んでいます。
お客様の声は、下記の「ココログ版土屋薬局 中国漢方通信」を参考にしてください。
ココログ版土屋薬局 中国漢方通信「嬉しいお便り」
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基礎体温表による
周期療法もマスターしていますので、
安心してご利用してください。

体調に合わせながら
健康をつくる漢方相談をしていくことを誓います。
相談しながら購入されるのが一番です。
女性のための漢方レッスン