おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
今日も雪がちらちらと降ってきている山形です。
最近は寒さで冷え性の漢方相談を受ける機会も多くなりました。
イスクラ婦宝当帰膠という漢方薬があります。
お湯に溶かして服用していきます。
ほんのり甘い感じのシロップでお客様たちに試飲して頂いても、「飲みやすくて美味しいです」と好評を頂いています。
今日は写真で紹介させて頂きます。
(漢方相談コーナーにカメラがあったので撮影しておきました)
<2012年11月21日撮影 土屋薬局店内>
フラッシュの関係で光った状態になっていますが、金色の美しいラベルが貼られている漢方薬です。
金具を外していきます。
液だれ防止キャップをはめます。
これで服用するまえの準備完了です!
イスクラ婦宝当帰膠の計量スプーンです。
湯飲み茶わんやマグカップなどに婦宝当帰膠を入れて、そしてお湯割りにしていきます。
お湯で割ると飲みすい、ほっとする味になります。
イスクラ婦宝当帰膠の<特徴>
イスクラ婦宝当帰膠は、トウキをはじめ、センキュウ、オウギなどを加えた処方でこれら9種類の生薬を原料とするシロップ剤です。
更年期障害の方の頭痛、肩こり、貧血、腰痛、腹痛、めまい、のぼせ、耳鳴り、生理不順、生理痛、冷え症の改善を目的としております。
イスクラ婦宝当帰膠の<効能・効果>
更年期障害による下記疾患:頭痛、肩こり、のぼせ、めまい、耳鳴り、貧血、腰痛、腹痛、冷え性、生理不順、生理痛
…
これからの冬場は重宝する漢方になりそうです。
昨日も温胆湯という漢方を服用していたお客様、以前にも婦宝当帰膠を服用したことがあったそうです。
お客様と一緒に温胆湯と婦宝当帰膠のお湯割りで服用しましたが、とても濃厚な味で驚いてしまいました。
漢方の組み合わせもなかなか深いです。
私も男性ながらに婦宝当帰膠が好きで愛用しています。
血(けつ)を補うことは、体の体力面にも良い影響があります。
イスクラ婦宝当帰膠を製造している中蓮薬業集団
武漢の中蓮製薬より、年賀状が届きました。
中蓮製薬は、イスクラ婦宝当帰膠や鼻淵丸、槐角丸など、日本でもお馴染みの中成薬を製造している製薬会社です。
5〜6年前に一度、武漢に旅立って現地で中蓮製薬に向かい、そして製薬会社の人たちと交流しましたので、今でも武漢が好きですし、機会があれば再訪したいと思っているほどです。
黄鶴楼(おうかくろう)など素晴らしく、長江の眺めにはうっとりしました。
過去にもアップしたことがあったのですが、今日はもう1回武漢の中蓮製薬の訪問記を振り返ってみたいです。
<2006年11月4日 中国武漢・中蓮製薬薬業集団の通りの道路>
中国ぽい感じでいい雰囲気です。
当日、土曜日にもかかわらず会社を開けて、私たち日本の薬局の先生方を待ってくれていました。
青い素敵な服を着た方が社長さんです。
中国は日本よりも女性のほうが社会的地位が高いです。
家庭でも女性のほうが立場が上のことが多いようで、中国の男性陣は真顔で「日本人のお嫁さんをもらいたいです」と冗談言うくらいです。(笑)
今からレセプションと婦宝当帰膠についての薬理学的説明があります。
武漢は「中国三大鍋」と言われるくらい暑いところで有名です。
11月でもこのような温暖な気候で暖かく、果物も美味しいです。
いいところですよ〜。
今からイスクラ婦宝当帰膠についてのいろいろな説明が始まります。
イスクラ婦宝当帰膠の武漢での勉強
こんにちは。
土屋薬局 中国漢方通信の土屋幸太郎(薬剤師、不妊カウンセラー、国際中医専門員A級)です。
前回の「イスクラ婦宝当帰膠を製造している中蓮薬業集団」の続きの話です。
<2006年11月4日 武漢・中蓮製薬薬業で>
曾先生の講義が始まります。
婦宝当帰膠は四物湯と四君子湯加減からできています。
というような説明から始まっています。
四物湯(しもつとう)とは、補血(ほけつ)の基本方剤で女性の生理を整えたり、血虚(けっきょ)を改善する処方です。
中医学で最初のころに必ず勉強する処方で美しい組成です。
四君子湯(しくしとう)も補気(ほき)の基本方剤で代表方剤です。
気虚(ききょ)とは、体の元気がなくて疲れやすい、息切れ、風邪をひきやすい、低血圧傾向などの慢性的な「気」の不足があります。
何か動いたり、行動した後に症状が悪化しやすいです。
血虚(けっきょ)は申し遅れましたが、女性の人に多いです。
…
ここで「日中補血シンポジウム」より引用させて頂きます。
補血(ほけつ)とは その名のとうり、血液を補うということです。
中国漢方の血(けつ)とは 西洋医学の血液のほかに、さまざまな意味があります。
血(けつ)は 私たちの身体に 栄養と潤いを与えています。
健康で 若々しい身体には、きれいな血液がすみずみまで流れています。
ところが貧血状態などの血(けつ)不足―血虚(けっきょ)になると、私たちの身体が血液の栄養と潤いを受け取れなくなります。
身体のあちこちで栄養・酸素不足が起こるのです。
その結果以下の症状がみられやすくなります。
○顔色が白い、または黄色味を帯びる
○髪の毛が パサパサして、抜け毛・枝毛などの髪のトラブルに悩まされている
○慢性頭痛
○肩凝り
○腰痛
○耳鳴り
○めまい
○動悸
○不眠
○のぼせる
○貧血
○手足のしびれ
○目の疲れ・夕方から夜にかけて、目がショボショボして物が見え難い
○顔や身体の皮膚が 乾燥気味で、夜にかゆみが強くなる
○爪がもろく輝きがない
○冷え性でとくに手足が冷えやすい
○生理痛・生理不順
○不妊症
このような症状が 重複するときは、中国漢方でいう血液不足(身体の各臓器への栄養・滋潤不足)が考えられます。
これらの症状を改善するのが四物湯(しもつとう)や婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)などの補血の方剤ということになります。
ここでは各種貧血に対する作用、卵巣や子宮に対する影響、そして冷え性などの改善効果に対して調べた結果について述べていきます。
武漢・中蓮薬業集団の紹介
紹介が前後していますが、レセプションの初めから振り返ります。
ここが婦宝当帰膠を製造している中蓮薬業集団です。
果物が美味しい地方なので、バナナやみかんなどが彩ります。
社長さんもにこやかですね。
尊敬日本中医薬研究会、熱烈歓迎日本中医薬研究会、です。
1952年と解放の初期に、人民を救うために小さな製薬会社が集まってこの中蓮薬業集団になりました。
ということが書かれています。
日中戦争で日本軍が侵略していたので、中国では1945年の第二次世界大戦終結を「解放」と言っております。
開放後には、毛沢東、周恩来などの当時、共産党指導者は紅軍により医療も何もないところで草医(そうい)などの治療を受けて肌身で中国伝統医学の効き目を体験していだけに、中医学の保護、そして国を挙げての育成に入ったのでした。
ですから中国で中医学の本を読んでみると、大体序文あたりに「毛沢東主席が力を入れてくれて…うんやらこんやら」と書かれていることが多いです。
婦宝当帰膠はここ湖北省は武漢の空気や水など綺麗なところで婦宝当帰膠を作っております。というような説明です。
北京や上海よりもゴミゴミしていないので、武漢は住みよいところだと思います。
ちなみに大きな湖があって、その北は湖北省、その南は湖南省というわけです。
イスクラ婦宝当帰膠武漢での勉強2
イスクラ婦宝当帰膠武漢での勉強の続きの話です。
中国での婦宝当帰膠の応用のことです。
貧血改善作用とか補気のこと、子宮や卵巣への作用と寒がり、冷え性に対する防寒作用のことなどが挙げられています。
術後の体調不良や肝臓疾患への対策などの応用が述べられています。
生理不順に良かったとか、腰痛など中国での臨床応用について述べられています。
お通じにも良かったり、血(けつ)は心(しん)を養いますのでメンタルにも良いようです。
中国、武漢では男性にも婦宝当帰膠は応用されて良い効き目を挙げているようです。
イスクラ婦宝当帰膠武漢での勉強3
婦宝当帰膠の故郷、武漢で研修した内容の続きです。
婦宝当帰膠を月経病治療に使った考察です。
生理周期の延長や経血量少、貧血、生理痛などに用いました。
下は15歳から最高で50歳までの女性のかたに使って頂きました。
中国での服用量、服用回数など述べています。
経血量少や生理の周期の乱れなどに良好な結果でした。
2014.08.25
中医不妊症お茶の間講座スクーリングに参加、婦宝当帰膠の工場の方と
こんにちは。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日、一昨日 2014年8月23日(土)と24日(日)と東京でまる二日間、中医不妊症、中国漢方の不妊症専門講座の勉強をしてきました。
私は初年度より参加していますので「11年生」になりますが、創立以来の初期からのベテランの各地の漢方薬局の先生方もお元気そうでした。
通常は病院やクリニックで当帰芍薬散や温経湯などを処方されて、それをのんで効き目がなかったらギブアップという感じですが、私が勉強している中医学の婦人科は一人一人の体質に合わせて、身長体重年齢季節、居住地域、お仕事の内容などすべて考慮して月経周期や生理痛の有無、生理前のイライラ、子宮内膜症の既往歴があるかないかなど、総合的に漢方相談をしています。
だから意外と熱心なお客様には医療関係者の方々も多いのですよ。(看護師さんや医師の奥さまだったり)
最近は山形市の臨床検査技師さんも妊娠されてとても喜んでいらっしゃいました。
中医不妊症には、補腎(ほじん)や活血化痰、清熱解毒など日本漢方と違った要因、考え方がありますから若返りにも有効です。
補腎のドアを開ければ、髪の毛からお肌の色艶、顔いろ、生理の状態などすべて変わります。
ちょうど私が不在だった土曜日の23日には昭和49年生まれのお客様が、平成23年11月5日からずっと当店をご利用して頂きましたが、仙台で体外受精を3回やてダメだったところからの漢方相談でしたが、結果的に自然妊娠、赤ちゃんは生後2ヶ月でご家族で来店されたそうです。
当店のスタッフが言うには「Oさま、凄かったです〜。赤ちゃん出産されてすっかり雰囲気が変わって、とても優しい感じになられました」とのことで私も良かったなあと思いました。
さて今日は今週の漢方相談会のお知らせもありますから、手短に行きますと嬉しいことがありました。
婦宝当帰膠を作っている中国武漢から、むかし婦宝当帰膠の中連製薬を訪れたときにお会いした責任者の方と再会することができました。
「武漢へ」こちらに武漢訪問記がまとまっていまして、チラッと写っています。
<2014年8月25日 東京国際フォーラムD5>
会場で休憩時間にイスクラ産業の劉先生に「つちや先生、ちょっとちょっと」と呼ばれましたら武漢の方々が午前中の新製品の発表も終えてこれから会場を後にされるとのことでした。
前の晩も固い握手をしていましたが、再度の日中の熱い友情です。
ガッチリ、シェイクハンド
妻もいれて3人で撮影です。
「婦宝当帰膠は最初のとしは1年間で2000本しか販売されませんでした。それがいまは年間20○本の頑張りです。時代が変わりました。ありがとうございます」
「婦宝当帰膠をしっかりと販売できる薬局の先生は実力があります」
とお墨付きを頂戴しまして再度の武漢でお会いしましょう!とお約束して別れました。
また勉強した内容はアップしていきたいです。
…
<8月第5週の漢方相談会のお知らせです>
○2014年8月25日(月)〜8月30日(土) 薬剤師、国際中医専門員A級、不妊カウンセラー 土屋幸太郎が漢方相談を担当させて頂きます。
○2014年8月31日(土) 薬剤師 土屋信一が漢方相談を担当させて頂きます。
土屋幸太郎は公休です。
※今週は急用があって学校薬剤師の仕事や所要で店を離れる時もありますので、来店のさいには面倒でもお電話で確認してください。
漢方相談会、独身の方が結婚前に生理不順の真剣な漢方相談をお寄せ下さったり、カップルでのご来店が増えてきています。喜ばれる漢方相談を心掛けています。
…
不妊症・婦人科疾患には経験豊富な漢方薬剤師、国際中医師、不妊カウンセラーが漢方支援。
毎年50名以上の方が妊娠、出産されています!
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山形県東根市神町の土屋薬局