おはようございます。
薬剤師、不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
昨日は、仕事始めに近い感じで本日5日発行のメールマガジンやお客様への対応でココログを書けないままでした。
ツイッターに軽く散文を書いたら、リツイートして頂ける方がいましたので、お役にたつ記事なのかなあと思いまして、本日5日にこちらのココログにアップさせて頂きます。
…
○2012年1月4日のツイートより
「漢方薬を飲み始めてからの先月の生理痛がとても軽く、生理中とは思えないほどお腹が張らずに自然に過ごせました。」というお客様からの嬉しいコメントを頂きました。
生理痛の軽減、また血塊が減ることが周期療法の漢方薬の大前提です。
南京の不妊症・周期療法の権威 夏桂成先生の講義によりますと「生理の期間が異常がなくても塊がまじっていたら不妊症の可能性が高い。不妊症は生理の異常と関係がある。生理の周期は正常だが内膜のような塊があると妊娠できない。内膜の塊が多く出た場合には早期流産の可能性→暗産」です。
…
これだけだとブログにするのはちょっとさみしいので、2003年11月20日に中国南京中医薬大学附属病院での夏先生の講義を追記します。
○不妊症の漢方問診のポイント
多くは生理不順と関係がある。
「調経即是種子」=生理を整えることは、不妊症の治療につながる。
1)生理のこと
2つの大きな点
A 初潮年齢を聞くこと 生理の周期、量、色、質→「期、量、色、質」
周期をもっと詳しく聞く。
量には2つの意味がある。
1つは出血の量。多い、少ない。あるいは真ん中。
出血の量は一回だけではなくて、連続してみていく。
人と比べる問題ではない。
出血の期間→出血の日数=3、5、7の奇数の周期で
一般的には5日間、少なくとも3日間、多くても7日間まで。
EX)4日間出血があり、最後の日はちょっと出血がある→5日間
イギリスの女性、生理が4日間だが検査したら5日目に膣に出血がみつかった。
出血の日数は排卵日を推測する。
色は淡→赤→淡になる。
こうなっていない場合には異常。
質:正常な場合には塊がなく、ネバネバや薄いこともない。
結婚後の「色、量、質、期」に変化があるかを聞く。
周期に異常がなくても、結婚後に変化があれば異常と認識する。
結婚後、量が増えたか?減ったか?
期間と量がマッチなしないことにも注目すべきだ。
生理→初期、中期、末期→初日、1~2日、3~4日
…
だいぶ長くなりましたので、また機会があるときに自分の学習を兼ねてアップしていきたいです。
本年もみなさまどうぞよろしくお願い致します。
<2012年1月1日 山形市の初日の出 蔵王眺め>