卵巣嚢腫多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)2024年12月5日
PCOS(多能胞性卵巣症候群)と卵巣嚢腫、漢方で不妊体質を改善し妊娠!
山形県東根市神町中央大通り 土屋薬局 薬剤師、不妊カウンセラー 土屋幸太郎
<PCOS・卵巣嚢腫と診断され、不妊治療に悩んでいたお客様の体験談>
子宮内膜症で誘発剤のクロミッドを服用したところ、なかなか排卵せずにPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)と診断され、同時に卵巣嚢腫もみつかったお客様でした。
生理痛はほとんどありませんが、下腹部の冷感、膨満感、冷え性、痔にもなりやすいです。
ときどき性交痛があるとのことで、当店からは冷え性を緩和して生理を順調にする漢方など2つをお勧めしました。
「PCOS、多嚢胞性卵巣症候群と卵巣嚢腫の漢方」を今年の2月からの服用されました。
漢方を服用した結果、冷え性が良くなった、特に手足の冷えが楽になったそうです。
また体調が整い基礎体温も落ち着いた(高温期がきれいになった)との事でした。
その後4月にはめでたく妊娠されました。
おめでとうございます。
妊娠が安定するまで漢方を服用して頂くようお伝えしました。
そして先ほど、このかたからお電話がありました。
「お腹を温めて体調を整える漢方を引き続き愛用していきたい」とのことでした。
漢方薬を服用していると冷え性も気にならないし、体調もいいそうです。
来週でお腹のお子様は、8ヶ月で順調とのことです。
多少、お腹が大きくなっているので、食事を分けてとらなくてはいけないですが、母子ともどもご健康とのことです。
PCOSの多嚢胞性卵巣症候群は排卵障害の一因で、卵巣の膜が厚くなって排卵がしづらくなっていると考えられています。
また他に肥満だったり、インスリン抵抗性だったり、男性ホルモンが高くてニキビ、吹き出物が出やすかったり原因はさまざまで、LHが高いこともあるといわれます。
PCOSの多嚢胞性卵巣症候群の方でも、漢方では一人一人の体質に合わせて考えていきます。
1)「腎虚(じんきょ)」型:ホルモンバランスの乱れを整える
2)「瘀血(おけつ)」型:血流を改善し、卵巣機能をサポート
3)「痰湿(たんしつ)」型:体内の余分な湿気を除き、代謝を促進
などの三大症候に分けて丁寧に体質を改善していきます。
卵巣嚢腫のかたの場合も複雑にこれらの原因が絡み合っていると考えられます。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と同じ様に一人一人の体質に合わせて考えていけば、十分にやっていけることが多いと思います。
これらの疾患でお困りのかたは、土屋薬局まで漢方相談をお寄せくださいませ。