物忘れや認知症リスクを中医学で予防!
山形県東根市の土屋薬局が提案する気血を意識した養生法や、漢方を活用した脳ケアのコツを解説します。
1939年創業 土屋藥局 中医学教室
物忘れ、認知症リスク 心身の養生で予防
土屋薬局(東根市)土屋幸太郎さん
東根市の土屋薬局 (神町中央1/101 7)代表の土屋幸太郎さんが薬剤師の視点で「健康」についてアドバイスする 「中医学教室」が村山市のリンクむらやまで定期開催している。
第8回目 (11月17日)は「認知症を予防する養生のコツ」と題して講話し、認知症になるリスクを低減させる養生や食について語った。
物忘れや記憶力の低下を年だからと諦めることなく、いきいきとした「脳」を保つコツとして土屋さんは「栄養や酸素 を脳まで運ぶ血と全身のエネルギー(気) を意識し、”気血”を保つことが大事」 と語った。
気血を消耗している人は黒豆、昆布、らっきょう、きくらげなどを摂り、血流を促進させる漢方で補うことで効率的に脳の動きをいきいきさせると紹介した。
また、暮らしの養生として物忘れを気にしないこと、趣味や会話を楽しみ、笑うこと、花見、森浴、温泉など自然を楽しむことを挙げていた。
さらに、年齢の若いうちから意識をすることで、認知症対策につながるとし、「気になり始めたら、年齢を問わず積極的な脳ケアで元気に保ちましょう」と伝えていた。
店頭ではさまざまな身体、健康の悩み相談窓口として開業しており、日々の養生や漢方を通して健康づくりの相談が可 能だ。
詳細は土屋薬0237(48) 2550(漢方相談室) まで。※中医学教室は来年5月までお休みする。
2024年(令和6年)12月8日サンデータイムスより
著者からの挨拶
令和7年1月2日の更新になりました。読者のみなさま。本年もどうぞよろしくお願い致します。健康に留意し、素晴らしい一年になりますように。