生理痛がないのが当たり前 !「通じされば、すなわち痛む」

サンデータイムス生理痛・月経痛

2025年1月7日

土屋薬局(東根市)土屋 幸太郎さん
中医学教室 妊活講座①

東根市の土屋薬局(神町中央1-10-7)代表、土屋幸太郎 薬剤師・認定不妊カウンセラーが「健康」についてアドバイスする「中医学講座」を、今月から紙面上で連載します。

生理痛がないのが当たり前

多くの女性が悩んでいる「生理痛」。症状が軽い方から、寝込んでしまうほど辛い方までさまざまですが、鎮痛剤を服用して痛みを抑えることにとどまっている方が多いのが現実です。しかし、体質面からの改善を考える方は少ないようです。生理痛は「ないのが当たり前」です。その原因は、身体や日々の生活にあります。これらの要因を理解することで、改善への道が開けます。

まずは、かかりつけの医師に相談し、日々の生活に養生を取り入れ、漢方で体調を補うことをおすすめします。

漢方の考え方には「通じされば、すなわち痛む」という言葉があります。体内の血流が滞ると痛みが生じる、という意味です。この状態を「瘀血(おけつ)」と言います。強い生理痛がある場合、その原因は「瘀血」であることが多いです。瘀血は以下の3つのタイプに分けられます。それぞれに応じた対処が重要です。


冷え性
ストレス過多
過労や貧血で気血が不足している


まずは、自分がどのタイプに当てはまるかを確認しましょう。


生理前のイライラ
ニキビ
胸のハリ
PMS
生理前後のお腹の張り
下痢・軟便
生理時の血の塊(血塊)



これらの症状を元に、自分のタイプを導き出します。

土屋代表は「まずは原因を知るためにご相談ください。生理痛が改善されることで、妊娠しやすい身体作りができます」と語ります。

遠方の方は、お電話やLINE、メールでの相談も承っております。どんなことでもお力になりたいと思っていますので、お気軽にご連絡くださいませ。漢方相談は予約制で、ご来店いただけます。電話:0237-47-0033

2025年1月12日 日曜日サンデータイムスより
1939年創業 土屋薬局

生理痛がないのが当たり前

生理痛がないのが当たり前