かかりつけ患者さんからの突然の腰痛相談
昨日のことです。かかりつけの患者さんに東根市内の開業医の先生の内科の心臓の処方をお渡していました。
わたしも男性ながら、話すときにはよく喋る方なのですっかりと患者さんと話し込んでいましたら、最後に会計が終わると、「ところで俺、腰痛があるんだけど」とご相談がありました。
70代男性。既往歴は、心臓バイパス手術をされていて心臓弁を交換しています。高血圧、高脂血症、糖尿病などあります。
独りで歩ける独歩顆粒
そこでイスクラ独歩顆粒をご紹介して、サンプルとして1包を白湯(ぬるま湯)に溶かして服用してもらったところ、「おお、飲みやすい味だね」と好評でした。
この時期、山形県東根市は冬が長く、降雪量も多く、冷えたり、雪かきしたりして、足腰に痛みが生じやすいのです。この地域にあった漢方処方で真っ先に頭に浮かぶのは、独歩顆粒(どっぽかりゅう)です。
その名前のとおりに「独りで歩ける」漢方薬です。
独歩顆粒は独活寄生湯を原典として独活(ウド)と桑寄生(ヤドリギ)の2つの生薬が主役です
独歩顆粒の原点は独活寄生湯(どっかつきせいとう)です。独活と桑寄生の2つの生薬も含み、合計16種類の大軍団となっています。
独活は風に倒れずに負けずに「独りで立てる」ウドの生薬の根っこです。桑寄生(そうきせい)はヤドリギです。冬でも青々と生えている神秘の生薬です。
両方とも肝腎を補い、足腰を上部にして、痺証(ひしょう)といって寒さや湿気、風などの影響から体を守り、腰を強化して腰痛を改善していきます。
独活寄生湯のベースには十全大補湯のような気血(きけつ)を補い、神経の流れをスムーズにして、血行も改善するものですから、冷え性や疲れなど、体全身も元気になりやすいという好ましい反応があります。
腰痛がスッキリして楽になった
さて、独歩顆粒を試しに服用した患者さんはそのまま午前中にお帰りになり、そのこともすっかり忘れていた午後2時のこと。道が悪いのに再度、土屋薬局に来店してもらって、「先程の腰痛の漢方薬をください。妻からも買いにいったらと勧められた」といいつつ、独歩顆粒をお求めになりました。
決して安い漢方ではないのですが、1包を試しに服用したら腰痛が改善してだいぶ楽になったとのこと、背中もスッキリして楽に歩けるそうです。
著効です。
亡くなった父親との思い出の独歩丸は土屋薬局の歴史です
その昔、この独歩顆粒は独歩丸として発売されていて発売当初に、わたしの亡くなった父親といっしょに独歩丸販売にかけた当時に、90代の村山市の男性のお客様が最初に息子さんと付き添って杖をついて歩いてきたのに、1ヶ月後には杖が外れれスタスタと歩いて土屋薬局に入ってきたときの様子、いまだに脳裏に焼き付いていますが、そのとき以来の久々の「著効」です。
寒冷地のみなさま、雪かきや冷えているときの腰痛に独歩顆粒お試しになりませんか?
辛い方は山形の土屋薬局までご相談お寄せください。
薬剤師 土屋幸太郎