30代女性Nさんの妊活成功体験をご紹介します。2人目不妊に悩んでいたNさんは、漢方薬による体質改善を続けることで、ホルモンバランスの乱れや排卵痛、高プロラクチン血症といった問題を克服。最終的に無事妊娠・出産に至りました。2人目不妊に悩む方々の希望となるよう、Nさんの経過と具体的な漢方アプローチを詳しく解説します。
【嬉しいお知らせ】
本日は、30代の女性、Nさんの妊活成功体験談をご紹介します。
Nさんは2人目不妊に悩み、漢方による体質改善を通じて無事に妊娠・出産に至った方です。少し高めのプロラクチン値や排卵痛、ホルモンバランスの乱れなどの問題を抱えていましたが、漢方薬の力を活用し、継続的に取り組むことで成果を得られました。
この体験談が、同じような状況で悩まれている方々にとって、少しでも励みや希望になればと願っています。
<2人目不妊(続発性不妊)とは?>
「セカンド不妊」とも呼ばれる続発性不妊は、一度は妊娠・出産を経験したものの、その後2人目がなかなか授からない状態を指します。
<続発性不妊の背景にある要因>
この状態にはさまざまな原因がありますが、以下のようなことが大きく影響することが多いです:
第一子の妊娠・出産による体力消耗
妊娠中は胎児を育てるために多くのエネルギーが消費され、出産ではさらに大きな体力が奪われます。
産後の負担
出産後も、悪露の排出、子宮の回復、授乳や育児といった負担が母体にかかり続けます。これにより、ホルモンバランスの乱れや血行不良が引き起こされ、不妊の原因となることがあります。
<Nさんの背景と症状>
Nさん(30歳)は結婚し、同年に第一子を無事出産されました。しかし、その後5年間、2人目を望んで妊活を続けていたものの、なかなか妊娠に至らず悩まれていました。
<初めてのご相談内容>
昨年4月、Nさんは初めて当店を訪れ、以下のような状況を相談されました:
◯プロラクチン値が軽度上昇(約19)
プロラクチンは乳汁分泌ホルモンで、過剰に分泌されると排卵を抑制することがあります。
◯排卵痛と生理前後の頭痛
排卵期の下腹部痛や生理前後の頭痛がありました。
◯基礎体温の乱れ
高温期と低温期が不明瞭で、排卵日がつかみにくい状態でした。
◯冷え性
手足の冷えや体の冷えを感じており、ホルモンバランスにも影響していると考えられました。また、過去に体外受精を試みた経験もありましたが、現在は婦人科での治療をお休みされていました。
<漢方のアプローチ>
Nさんの状況に合わせ、以下の漢方薬と補助剤を提案しました。
1. 当帰を主成分とした漢方薬
養血調経作用があり、血液循環を改善すると同時に、ホルモンバランスを整える効果が期待されます。
2. プラセンタ製剤
プラセンタは細胞の再生を助け、全身の若返りやホルモン調整に役立ちます。子宮内膜や卵胞の発育をサポートする重要な補助剤です。
3. 麦芽を炒ったもの
母乳分泌を抑制し、プロラクチン値の低下を促します。プロラクチン値の調整に役立つアイテムです。これらを組み合わせることで、体質の根本改善を目指しました。
治療の経過と妊娠の兆し
以下は、治療開始から妊娠に至るまでの主な経過です。
◯6月19日
生理前後の頭痛が続き、まだ母乳が分泌されている状態でした。プラセンタ製剤と麦芽の併用で、さらなるホルモン調整を開始。
◯9月2日
妊娠反応が出ましたが、残念ながら子宮外妊娠と診断され、2週間入院することに。入院後は漢方薬を継続しながら、体力の回復を目指しました。
◯12月4日
子宮卵管造影検査で良好な結果を確認。引き続き、漢方薬とプラセンタ製剤を服用。流産後の体質改善を進めることで、次の妊娠を目指しました。
◯翌年6月16日
待望の妊娠陽性反応! 胎嚢も確認され、今回は子宮外妊娠ではありませんでした。
<妊娠中のケアと無事の出産>
妊娠中は安胎法を継続し、冷え対策や補血剤の服用を取り入れました。
また、19週目に入る頃には安定期を迎え、最終的に健康なお子様を出産されました。
<2人目不妊に悩む方へのメッセージ>
Nさんの体験は、漢方薬の可能性を改めて感じさせてくれるものです。2人目不妊に悩む多くの方々が、自身の体質やホルモンバランスを見直し、適切なケアを取り入れることで、大きな変化を得られる可能性があります。
当店では、一人ひとりの体質や症状に合わせた漢方薬の提案を行っております。ぜひお気軽にご相談ください。
Nさんの妊娠成功の体験談が、これから妊活を始める方や現在努力されている方々の背中を押すきっかけとなりますように。皆さまの妊活を全力でサポートいたします!
土屋薬局
薬剤師、認定不妊カウンセラー 土屋幸太郎