数年ぶりにご来店されたお客様から、「実は娘がお世話になりました」とお声をいただきました。お孫さんは現在1歳になり、月に2〜3回はご家族で実家に帰られているとのことでした。娘さまは、体外受精2回の失敗を経て、3回目の挑戦を考えている時期からご相談いただいた方でした。
1回目は、卵の成長が途中で止まり、移植ができず、2回目は3日目の初期胚(分割期胚)を戻したものの陰性という結果に。3回目の治療先をどこにするか悩まれている時期に、ご相談をいただきました。
当時39歳で、「卵の質を上げたい」という強い思いを持たれていたのが印象的でした。
漢方による妊活サポートを続けながら、最終的に6日目の胚盤胞4BCを移植し、見事に妊娠・出産されたのです。確率が決して高くない状況を乗り越えられたことは、まさに漢方での妊活サポートがうまくいった好例と言えます。
妊活を漢方でしっかりと強化しながら、妊娠への道を切り開かれたこと、本当に素晴らしいです。改めて、心よりおめでとうございます!
お母様からのお心遣いを頂戴しました。ありがとうございます。ご家族皆さまの末永いお幸せを、心よりお祈り申し上げます。


【お客様の妊娠報告】
2023年10月28日
令和5年10月21日にお客様から電話があり、「まもなく11月に出産となり、今までずっと漢方も続けてきたけど、入院の2週間前くらいからは漢方をお休みしてください」と病院に言われたことを伝えてくださいました。そして、「今までありがとうございました」とお話しでき、無事の出産を願っているところです。
高度生殖医療の体外受精までステップアップし、2回試みましたが陰性が続き、着床しなかったというご相談でした。1回目は卵の成長が止まって戻せず(アンタゴニスト法)、2回目は3日目で戻して陰性(クロミッド使用)。
3回目の体外受精をどこでするか思案中の中、「卵子の質を上げていきたい」という強い願いを持たれていました。
お客様の年齢は39歳でした。
とても大切な漢方相談でしたので、しっかりとご相談させていただきました。補腎精のものを2つご紹介。どちらも温めて補腎し、生殖力を良くする組み合わせで、土屋薬局では昔から重宝している処方でした。
お客様が当店に来店されたきっかけは、実家のお母様からのご紹介でした。コンクレバンという当店でも扱っている商品も、長年コツコツと服用されてきたそうです。
【漢方による妊活サポートの経過】2023年8月19日
ご来店され、次回は仙台のクリニックに通院を決められました。ご主人の白血球が高かったため、前回と同じ2つの補腎精のものとコンクレバンを継続。
2023年9月17日
採卵周期で卵胞は2個と1個が確認できました。いつもの漢方に加え、心身を安定させる安神薬で不正出血にも強いものを追加。
2023年10月6日
スプリットでIVFとICSIに分けましたが、卵の質が悪く廃棄。6日目の5BCでした。
11月の採卵では、胚盤胞に1つも到達せず、凍結できませんでした。6個採卵し、未熟卵が2つ。
ご主人さまは前回抗生剤を服用しましたが、白血球が再び上昇。そこで、ご主人様には精子の白血球対策の漢方(清熱解毒、消炎、補気)を追加でご紹介。奥様には、既存の漢方に加えて生理を整えるものを追加。
2024年1月11日
不妊治療をお休み中で、次の生理待ち。今月中旬〜後半から再開予定。
ここで、伝家の宝刀とも言える冬虫夏草配合の補腎薬を追加し、妊活をさらに強化。
2024年2月
6日目の胚盤胞4BC。ここのクリニックでは初めての移植。
2024年3月16日
陽性の嬉しい結果を聞きました!おめでとうございます。
確率が低いと言われるケースでしたが、見事な結果。「土屋先生のおかげです」と何度もおっしゃっていただき、こちらも照れくさい気持ちになりました。移植時、4BCから5BCへと分割が進んでくれたとのこと。本当に良かったです。妊活を頑張られたお客様とご家族に、改めてお祝い申し上げます。
用語解説
- 体外受精(IVF):卵子と精子を体外で受精させ、受精卵を子宮に戻す不妊治療の方法。
- 顕微授精(ICSI):1つの精子を直接卵子に注入し受精させる方法。
- 分割期胚:受精後2〜3日目の胚で、細胞が分裂を始めた状態。
- 胚盤胞(はいばんほう):受精後5〜6日目の胚で、子宮に着床しやすい状態。
- 補腎(ほじん):中医学において、腎の働きを強化し生殖機能を高めること。
- 清熱解毒(せいねつげどく):炎症を抑え、体内の不要な熱を取り除く漢方の考え方。
- 冬虫夏草(とうちゅうかそう):強壮作用があり、生殖機能向上にも役立つ生薬。
このように漢方の力を活用しながら、最適な治療と組み合わせることで妊娠の可能性を高めることができます。
今後も妊活をサポートし、皆様の願いが叶うよう尽力してまいります!
