不妊カウンセラーとして日々さまざまなご相談を受けていますが、最近特に印象に残ったのが「再婚したご夫婦の妊活相談」でした。ご主人は50代、前の奥様との間にお子さんが2人。そして現在の奥様は30代で、これから自分の赤ちゃんを望んでおられます。
今回は、「夫婦の気持ちの温度差」とどう向き合うか──そんなテーマについて、実際のケースから感じたことを綴ります。
山形県内からご来店されたご夫婦。ご主人様は50代で再婚の方。前の奥様との間にすでに2人のお子さんがいらっしゃるとのことでした。
奥様は30代。今回のご相談では、奥様が主導して妊活に取り組まれているご様子で、「夫は前の結婚で子どもがいるので、あまり妊活には積極的でないように感じるんです」とお話くださいました。
こうした「妊活への温度差」は、実は決して珍しくありません。
とくに再婚のケースでは、ご主人がすでに子どもを持っているために、“もう一度子育てを始める覚悟”までは至らないこともあります。
ですが、奥様には「自分の子どもがほしい」という明確な想いがあり、日々の体調管理や基礎体温表も丁寧につけてくださっていました。
お二人の気持ちの差を埋めるためにも、私は「まずは身体づくりを通じて、自然な妊娠力を高めていくこと」をご提案しました。
嬉しいご報告
その後、奥様からはがきで嬉しいお知らせが届きました。
「妊娠しました。経過も順調です」とのご報告に、私も胸が熱くなりました。
焦らず、じっくりと、ご夫婦で歩んできた妊活の道。
その中で「夫婦一緒に身体づくりをすることの大切さ」をあらためて実感した出来事でした。
まとめ
妊活には「年齢」や「体質」だけでなく、「ご夫婦の気持ちのすり合わせ」も大切な要素のひとつです。再婚、年齢差、そしてこれまでのご経験によって、妊活への想いや温度感はそれぞれ違って当然です。だからこそ、まずはお互いの気持ちを共有しながら、身体づくりから始めてみる──
そんな丁寧なステップが、大きな希望につながることもあります。
これからも土屋薬局では、一組一組のご夫婦に寄り添いながら、妊娠力を高めるサポートを続けてまいります。
