【突発性難聴】耳鳴り・聴力の回復に効果があった漢方とは?
~67歳女性・突発性難聴からの回復体験~
「耳鳴りがつらくて眠れないんです…」
そんなご相談を受けたのは、67歳の女性のお客様。
突発性難聴による耳鳴りと、軽度の聴力低下にお悩みでしたが、漢方による体質改善で少しずつ快方に向かわれ、現在では日常生活を快適に過ごされていらっしゃいます。
今回は、その実際の体験をご紹介いたします。
■ 突発性難聴とつらい耳鳴り…
動悸・眼精疲労・耳鳴り、そして突然の聴力低下。MRIの検査では異常が見つからなかったものの、テレビのザーッという雑音のような音が耳の奥で鳴り続け、とくに夜や静かな時間帯になると、耳鳴りが気になって眠れないとのこと。
右耳の聴力は左耳よりも明らかに低下しており、ご本人もかなり不安なご様子でした。
入院はせず、2日間のプレドニゾロン剤点滴と、その後のメチコバール服用による治療を受けながら、当店では漢方による体質改善もあわせてスタートされました。
■ ご来店時の体質チェック
- 肩こり・眼精疲労あり
- 食欲あり
- お通じ・尿トラブルなし
- 寒がりだが、極端な冷え性ではない
- 舌:やや淡く、やや暗め。白い舌苔がやや多め
■ ご提案した漢方薬は「補腎」と「リラックス」
◎ 補腎の漢方薬
加齢による聴力の低下や耳鳴りには「腎」を補うことが基本。
漢方では「老化=腎虚」と捉えるため、腎を強くして内側から改善を図ります。
この補腎薬は、アンチエイジングとしての側面も持ち、体の土台をしっかり整える働きがあります。
◎ リラックスする漢方薬
こちらは「養血安神・清熱除煩」の作用を持ち、眠れない・イライラ・動悸・夢が多いなど、心身の緊張を和らげてくれる処方です。
この方の場合、肝気の上昇=ストレスの影響も見られたため、補腎とリラックス、両方の漢方を併用してご提案いたしました。
■ お客様のご感想
「先日耳鳴りがひどくて、補腎の漢方薬とリラックスする漢方薬をいただきました。半月くらいで、まるで薄皮を一枚ずつはぐように良くなってきて、今ではまったく普通に過ごせています。薬のことも忘れてしまうほどです。途中、のど風邪をひいたこともありましたが、耳鳴りはぶり返さず、本当に感謝しています。」
その後、お店に再来店された際には、「耳鳴りは完全に良くなりました」と明るい表情でご報告をいただきました。
1ヶ月経っても耳の不快感はなく、聴力も戻られたとのこと。
「補腎の漢方薬」はもう必要ないとのことで、現在は「リラックスする漢方薬」のみを継続中です。
■ 最後に
お客様の体調が回復され、安心して生活を送れるようになったこと、私自身も本当にうれしく感じております。
耳鳴りや突発性難聴でお悩みの方は、一人で悩まず、ぜひご相談ください。
その方に合った漢方で、少しずつ体調を整えながら、より快適な毎日へと近づくお手伝いをさせていただきます。
こちらのコラムも参考になりましたら、幸いです。

2025年4月22日東根市神町 若木山公園 桜吹雪でした。
