【突発性難聴】耳鳴り・聴力の回復に効果があった漢方とは?

突発性難聴耳鳴り・耳の詰まり

2025年4月25日

【突発性難聴】耳鳴り・聴力の回復に効果があった漢方とは?

~67歳女性・突発性難聴からの回復体験~

「耳鳴りがつらくて眠れないんです…」

そんなご相談を受けたのは、67歳の女性のお客様。
突発性難聴による耳鳴りと、軽度の聴力低下にお悩みでしたが、漢方による体質改善で少しずつ快方に向かわれ、現在では日常生活を快適に過ごされていらっしゃいます。

今回は、その実際の体験をご紹介いたします。


■ 突発性難聴とつらい耳鳴り…

動悸・眼精疲労・耳鳴り、そして突然の聴力低下。MRIの検査では異常が見つからなかったものの、テレビのザーッという雑音のような音が耳の奥で鳴り続け、とくに夜や静かな時間帯になると、耳鳴りが気になって眠れないとのこと。

右耳の聴力は左耳よりも明らかに低下しており、ご本人もかなり不安なご様子でした。
入院はせず、2日間のプレドニゾロン剤点滴と、その後のメチコバール服用による治療を受けながら、当店では漢方による体質改善もあわせてスタートされました。


■ ご来店時の体質チェック

  • 肩こり・眼精疲労あり
  • 食欲あり
  • お通じ・尿トラブルなし
  • 寒がりだが、極端な冷え性ではない
  • 舌:やや淡く、やや暗め。白い舌苔がやや多め

■ ご提案した漢方薬は「補腎」と「リラックス」

◎ 補腎の漢方薬

加齢による聴力の低下や耳鳴りには「腎」を補うことが基本。
漢方では「老化=腎虚」と捉えるため、腎を強くして内側から改善を図ります。

この補腎薬は、アンチエイジングとしての側面も持ち、体の土台をしっかり整える働きがあります。

◎ リラックスする漢方薬

こちらは「養血安神・清熱除煩」の作用を持ち、眠れない・イライラ・動悸・夢が多いなど、心身の緊張を和らげてくれる処方です。
この方の場合、肝気の上昇=ストレスの影響も見られたため、補腎とリラックス、両方の漢方を併用してご提案いたしました。


■ お客様のご感想

「先日耳鳴りがひどくて、補腎の漢方薬とリラックスする漢方薬をいただきました。半月くらいで、まるで薄皮を一枚ずつはぐように良くなってきて、今ではまったく普通に過ごせています。薬のことも忘れてしまうほどです。途中、のど風邪をひいたこともありましたが、耳鳴りはぶり返さず、本当に感謝しています。」

その後、お店に再来店された際には、「耳鳴りは完全に良くなりました」と明るい表情でご報告をいただきました。

1ヶ月経っても耳の不快感はなく、聴力も戻られたとのこと。
「補腎の漢方薬」はもう必要ないとのことで、現在は「リラックスする漢方薬」のみを継続中です。


■ 最後に

お客様の体調が回復され、安心して生活を送れるようになったこと、私自身も本当にうれしく感じております。

耳鳴りや突発性難聴でお悩みの方は、一人で悩まず、ぜひご相談ください。
その方に合った漢方で、少しずつ体調を整えながら、より快適な毎日へと近づくお手伝いをさせていただきます。

こちらのコラムも参考になりましたら、幸いです。

2025年4月22日東根市神町 若木山公園 桜吹雪でした。