漢方で耳鳴りを改善する方法
こんにちは、土屋薬局の土屋幸太郎です。
本日は、耳鳴りや突発性難聴に対する漢方治療についてお話しします。耳鳴りや難聴に悩まれる方は多く、特に加齢やストレスが原因となることも少なくありません。
漢方では、「腎」の衰えが耳の不調と関係していると考えられており、適切な漢方薬を用いることで改善が期待できます。
突発性難聴と耳鳴りの関係
突発性難聴は、突然片耳または両耳の聴力が低下する病気です。
ウィキペディアによると、突発性難聴は「特発性感音難聴」とも呼ばれ、原因がはっきりしないことが多いとされています。一般的な治療法としては、ステロイド療法や高圧酸素療法が行われますが、漢方薬を併用することで回復を早めることが期待できます。
漢方薬による耳鳴り・突発性難聴の改善
漢方では、耳鳴りや突発性難聴の原因を「腎虚(じんきょ)」や「血流の滞り」と考え、以下のような漢方薬を使用します。
① 滋腎通耳湯(じじんつうじとう)
腎を補い、耳の機能を改善する処方です。加齢による耳鳴りや難聴に有効で、特に慢性的な耳鳴りに悩む方に適しています。
② 婦宝当帰膠(ふほうとうきこう)
血の巡りを良くし、冷えを改善する漢方薬です。女性の体質改善にも役立ち、耳鳴りやめまいの改善が期待できます。
③ 冠元顆粒(かんげんかりゅう)
血流を改善し、耳の詰まり感や頭の重さを軽減する漢方薬です。特にストレスや高血圧が原因の耳鳴りに有効です。
実際の改善例
当店にご相談いただいたお客様の例をご紹介します。
「以前に土屋薬局で補腎の漢方を飲んで良くなりましたが、最近また耳鳴りが始まりました。病院に行けば点滴が続くので、もう一度漢方を試してみようと思います。」
この方は以前、突発性難聴で漢方相談を受け、補腎の漢方薬を2回服用しただけで改善されました。その後、再び耳鳴りが悪化したため、再度漢方を試されることになりました。
耳鳴り改善のための養生法
漢方薬とともに、生活習慣の見直しも重要です。
- ストレス管理:過度なストレスは血流を悪化させ、耳鳴りを悪化させることがあります。リラックスできる時間を確保しましょう。
- 適度な運動:ウォーキングやヨガなどの軽い運動は、血流改善に役立ちます。
- バランスの良い食事:腎を補う食材(黒ごま、くるみ、黒豆など)を積極的に摂取しましょう。
- 規則正しい睡眠:睡眠不足は耳鳴りの原因になります。しっかりと休息をとることが大切です。
まとめ
耳鳴りや突発性難聴でお悩みの方は、病院での治療に加えて漢方薬を試してみるのも一つの方法です。体質に合った漢方薬を服用することで、症状の改善が期待できます。気になる方は、ぜひ土屋薬局までご相談ください。
当店では、お客様一人ひとりの体質に合わせた漢方薬をご提案しております。お気軽にご相談ください!
こちらの記事も参考になりましたら、幸いです。
こちらの記事は地元のお客様が、土屋薬局で突発性難聴後の聴力回復と耳鳴りを短期間で克服されたエピソードです。「ぜったい、わたし漢方が効いたと思う。ありがとうございます」と嬉しいお言葉でした。

2025年3月18日追記です。元のブログ原稿も貼っておきます。参考になりましたら、幸いです。
こんにちわ。土屋です。
昨日は不妊症の漢方相談で2人のかたの妊娠が分かりまして、とても嬉しく思っているところです。
さて、今日は漢方薬の耳のご相談です。
漢方相談で「突発性難聴(耳鳴り)で良くなっているお話」をご紹介させて頂きます。
(「耳鳴り(または突発性難聴)とストレスの関係」も参考になりましたら幸いです)
つい最近、お客様からこのように当店での漢方体験談をお聞きしました。
「平成15年春 土屋薬局さんより「補腎の漢方剤」を飲んで大変良くなっておりましたが、最近また耳鳴りがはじまって、病院へいけばまた、苦しい点滴が毎日夜昼なくつづけられるかとおもうと・・・それでこの漢方薬を再び、飲んでみようかとおもいます。」
同じ山形県内にお住まいのかたで、以前に当店に突発性難聴で漢方薬のご相談に来られたのです。
漢方薬を2度ほど、お勧めしただけでしたので、その後のお体の調子など分かりませんでした。
それが漢方の効き目が良くて、突発性難聴(耳鳴り)が楽になったとのことで嬉しく思っているところです。
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63歳の女性のかたです。
その年の1月29日に突発性難聴になりました。
仕事でパソコンを使うことが多く、また家に帰ってからもホームページを作成されたりして無理が重なったのが原因だと言われていました。
その後、3日間病院で点滴治療を受けられました。
その後、2週間入院して退院されました。
現在、右の耳鳴りがひどく、左耳も聞こえにくいとのこと。
耳鳴りは、蚊や遠くにブルドーザーがいるような静かな音で、夜に枕を耳につけると響く感じがします。
頭の中には、水が溜まっているような感じもあります。ストレスに弱い体質で、寒がりで足先が冷えます。食欲はあります。胃もたれや胸焼けはありません。
お通じやお小水は正常です。
高血圧で降圧剤を服用しています。
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<突発性難聴とは?> ウィキペディアより引用させて頂きました。
突然に原因不明な内耳性の感音性難聴が発症する疾患である。
発症は突然であり、患者は難聴になった瞬間を語ることができるほど突発的である。(たとえば「朝、起きたら」とか、「図書館に行く前はなんともなかったのに、図書館から帰ってきたら聞こえが悪くなっていた」とかである。)ある程度の時間をかけて徐々に難聴が進んだようなケースは突発性難聴ではない。
随伴症状として耳鳴りや耳閉憾を伴うことが多く、半数程度の患者は発症の瞬間には強いめまいを伴うが強いめまいは1回だけであり、強いめまいを繰り返したらほかの疾患の可能性を考える。
突発的な発症が特徴であり、「何時からかははっきりしないが、徐々に聞こえなくなった」ような難聴は突発性難聴ではない。
症状は軽~重度の難聴が主症状であり、ほとんどの患者で耳鳴りも伴う。それに加えて耳閉感を伴うことも多い。約半数の患者で強いめまいを伴うがめまいは反復することはない。
…
さて、当店からは「耳鳴りの漢方剤」をお勧めしました。
「耳鳴りの漢方剤」は耳鳴りに効く処方ですが、なかでも退行性の変化によるもの、つまり老化や衰弱によって起こる耳鳴り、難聴などにしばしば用いられます。
耳鳴りや難聴が五臓の腎(じん)の衰弱と関係あることからきています。
五臓の腎は若さ、健康の源であり、人生の成長、発育、老化、死などに関連している根本的な器官です。
中国漢方では「腎は耳に通じる」といわれ、腎が衰退すると腎虚(じんきょ)といって耳にも症状が現れると考えられているのです。
中高年の腎虚(じんきょ)とは年をとって体が老化していくことに密接な関係がありますが、なるほど年をとると耳鳴りが起きたり、耳が遠くなったりしがちで、事実と一致します。
一般的には腎虚を伴う耳鳴りの場合には、セミの鳴くようなジージーという静かな音を感じることが多いようです。
以前に服用されたお客様も、漢方薬の服用の結果、耳鳴りが改善されていて良くなっていたとのことですから、嬉しく思っている今日この頃です。
参考になれば幸いです。