ブログ2024年11月15日
新規で子宝相談をいただいたお客様から、嬉しいご報告がありました!
まず、妊娠が確認。さらに胎嚢も無事に確認できたとのことです。
私も妊娠の難しさを身をもって実感。この報告には本当に心から喜びを感じています。
40代の方々は、一般的に『陰虚(いんきょ)』傾向が強まります。体内の乾燥が進むとともに、月経周期が短くなることが多く見受けられます。
陰虚とは体が乾燥しやすい体質のことです。イライラしやすく、寝汗、ほてり、基礎体温表が高いことも。痩せて胃腸が弱い方もいます。
また、ストレスによって夜間の睡眠が乱れると、『陰』が不足し、さらに身体の乾燥が進行します。
さらに、年齢を重ねるにつれて、特に35歳を超え、42歳前後になると、女性の体は『陰虚』や『腎精』の不足が顕著になります。これが卵子の質に影響を与えます。卵子の質が悪くなると、受精が難しくなります。
そして、肌の老化と同じように、卵子の膜も厚くなり、精子が入りにくくなる傾向があります。
肌にしわができることと一緒の考えです。
実際、40代になると、卵子の膜が硬くなり、顕微授精(ICSI)でも、精子が入りにくいことがあります。
加齢とともに『陰虚』が進行し、体内の乾燥が進みます。すると、肌が乾燥するだけでなく、体の内側も乾燥します。健康に悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、良質な睡眠とストレスの軽減が大切です。補腎精を中心に『陰』を養うことが重要です。
なお、今後は安胎を目指して補陽製剤の使用も検討する予定です。
また、11月2日の漢方相談では、20代・30代の比較的若い世代の方々から子宝相談を2件いただきました。
まず、これらのお客様には、補腎精(ほじんせい)で体力の底上げを目指しました。同時に、『補陽(ほよう)』をメインにした体質改善をお勧めしました。
さらに、子宮筋腫や子宮内膜症、ポリープを抱える方々には、特に陽虚(ようきょ)体質の改善が重要です。
陽虚とは新陳代謝が悪くなることなので、だんだんと固まりが生じしてくることになります。
陽虚とは体が冷えやすく、エネルギーが不足している状態のことです。
基礎代謝が低いので月経周期が長くなる。基礎体温表が低い。疲れる、だるい、日中の眠気。風邪ひきやすい、アレルギー体質などもあります。
妊活サポートとしては、補陽を中心に体内のエネルギーを高める『補腎』を行い、体質改善を目指します。
また、子宮腺筋症の方々にも、補陽(ほよう)を基盤にしたアプローチが鍵となります。
その結果、チョコレート嚢胞や子宮内膜症などの「固まり」が小さくなりやすいです。
最後に、着床をサポートするための漢方では、補陽(ほよう)を活用し、体内からホルモン力を高めるサポートを行います。
40代での妊娠報告から若い世代の妊活サポート。さまざまな年代における陰虚・陽虚体質の改善方法を、漢方の観点からご紹介しました。
健やかな妊娠を目指すために、体質に合ったサポートをお届けいたします。
妊活中のみなさまも、ぜひ続けて良い結果を目指していきましょう。
土屋薬局の専門的なご相談を受けたい場合には、どうぞお気軽にお問合せください。