こんにちは。山形県東根市の土屋薬局です。
今回は、「痛み」「しびれ」などのご相談で多かった3つのケースをご紹介いたします。
中医学では、これらの症状を「痺証(ひしょう)」と呼び、気・血・水の巡りが悪くなることで痛みやしびれが起こると考えます。
なかなか改善しづらい症状ではありますが、体質に合った漢方薬を根気よく服用していくことで、楽になっていく方もいらっしゃいます。
実際にいただいたお話をもとに、どのような経過だったのかご紹介していきます。
【ケース①】脊柱管狭窄症による腰~足の痛み(53歳・女性)
53歳 女性 初回相談:9月27日
脊柱管狭窄症と診断され、腰からお尻、太もも、ふくらはぎの痛みでお悩みでした。
特に座っているときや、仕事で動いた後に症状が強く出るとのこと。病院では手術を勧められていましたが、まずは漢方で改善を目指したいと来店されました。
ご相談時は、鎮痛剤や湿布で対応されていましたが、痛みが根本的に良くならないことに不安を感じておられました。
症状や体質を詳しく伺い、「独歩顆粒(どっぽかりゅう)」をご提案。
補腎・活血・除湿などの働きを持つ漢方薬です。
10月10日の再来店では、「とても楽になりました!」と笑顔でおっしゃっていただきました。
表情も明るくなり、痛みも和らいできたとのことでした。
【ケース②】坐骨神経痛によるお尻と足のしびれ(60代・女性)
54歳 女性 初回相談:10月上旬
左の臀部からふくらはぎまでの痛みと、足裏のしびれでご相談いただきました。
座骨神経痛の診断を受けており、疲れがたまると痛みが増すようでした。ときどき右側にも違和感が出ることがあるとのことです。
この方には、ソケーカンS(活血通絡)と丹参製剤(血の巡りをよくする漢方)を併用していただきました。
初回服用後、「体が温まって足が軽くなった感じがある」とのご感想。
1週間後には痛みもほとんど感じなくなったと教えてくださいました。
体の巡りがよくなって、症状が軽減された一例だと思います。
【ケース③】足底筋膜炎によるかかとの痛み(50代・女性)
50歳 女性 初回相談:8月31日
足の裏のかかと部分の痛みで、病院では「足底筋膜炎」と診断。さらに、坐骨神経痛のような症状もあり、足首・ふくらはぎ・腰にも違和感が出るとのことでした。
病院で足底板を作成してもらったそうですが、それだけでは良くならず、漢方での体質改善を希望されました。
この方には、「独歩顆粒」と「丹参製剤」を組み合わせて服用していただきました。
補腎と活血、さらに湿をさばいていく処方設計です。
1か月ほどで「痛みが軽くなり、踏み台昇降などの運動も再開できました」と嬉しいご報告をいただきました。「健康でいられることのありがたさを実感しています」との言葉が印象に残っています。
これらの症状は、体の巡りが悪くなることが原因となって起こるケースが多くあります。
漢方では「通じざれば即ち痛む(不通即痛)」という考え方があり、気血の流れを整えていくことが治療の基本になります。
病院の治療と並行して、体質に合わせた漢方薬を取り入れることで、自然と回復に向かっていく方も多くいらっしゃいます。
もし、似たようなお悩みをお持ちの方がいらっしゃいましたら、ぜひ一度ご相談ください。
📍 山形県東根市・土屋薬局
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