不妊症と漢方周期療法|第3話…苦戦中の40代妊活を逆転する漢方法

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2025年9月15日

40代・高齢不妊でも諦めない妊活のヒント

40代になると「妊娠のハードルは高い」と感じる方が多いですが、可能性がゼロになるわけではありません。
実際、昔は45歳で自然妊娠・出産している女性も少なくありませんでした。

漢方には「月経周期ごとに体を整える周期療法」という方法があり、卵子の質や子宮環境を高めていくサポートが可能です。
今回は、仙台で東京医科歯科大学婦人科医・別府先生から学んだ内容をもとに、40代妊活を逆転するための漢方的アプローチをご紹介します。


漢方周期療法シリーズ前話リンク

第一話「不妊症と漢方周期療法|第1話 生理周期と基礎体温の活用

第二話「不妊症と漢方周期療法|第2話 基礎体温と体質改善のヒント


月経周期の4つの期間と簡単な説明

周期説明代表的な漢方薬
月経期月経が始まる時期。体を休め、血や子宮内膜をリセットする期間。当帰製剤、丹参製剤、ピクノジェノール+肉桂製剤
卵胞期卵胞が育つ時期。卵子の準備と子宮環境を整える期間。人参鹿茸製剤、当帰製剤
排卵期卵子が排卵される時期。妊娠の可能性が最も高い期間。丹参製剤、理気活血作用のある処方(芎帰調血飲第一加減など)
黄体期排卵後、受精卵を迎える子宮内膜を整える時期。黄体ホルモンが活躍する期間。当帰製剤、プラセンタ、マカ

女性の体は月経周期ごとに変化します。
漢方周期療法では、この周期に合わせて漢方薬を使い分け、妊娠しやすい体を作っていきます。


漢方周期療法とは?

女性の月経周期に合わせて、体質や血流、ホルモンバランスを整える漢方療法です。
周期ごとに使う漢方薬を変えることで、卵子の質や子宮環境を改善します。

周期ごとの基本漢方

  • 養血調経:当帰製剤(血を補い、月経リズムを整える)
  • 補腎薬:人参鹿茸製剤(腎の働きを補い、卵巣機能を高める)
  • 活血化瘀(血流改善):丹参製剤、芎帰調血飲第一加減、田七人参、ピクノジェノール+肉桂製剤
このスライドは、漢方による月経周期の整え方と妊活への活用法を示しています。卵胞期・排卵期・黄体期に合わせて体質や血流、ホルモンバランスを整えることの重要性を解説。40代妊活や高齢不妊で妊娠の可能性を高める漢方的アプローチを学べる内容です。山形・東根の土屋薬局での相談例にも対応しています。

漢方で月経周期を整えることは、妊活の体質改善に重要です。卵胞期・排卵期・黄体期に合わせて体をサポートする方法を示しています。

不妊症の背景には「瘀血(おけつ=血流の滞り)」があることが多く、周期療法ではこの改善が重要です。


PMSやストレスへの対応

生理前のイライラ、胸の張り、下腹部痛などのPMS症状は、周期療法で改善することが多いです。
ストレスはプロラクチン値を上げ、排卵や着床を妨げる要因となります。

  • 麦芽を炒ったものを用いると、プロラクチン値が20から6に下がった例もあります。
  • PMSのイライラは「肝気鬱結(かんきうっけつ)」と呼ばれ、リラックス養生が大切です。

排卵期・生理期のサポート

  • 排卵期:丹参製剤(丹参が排卵促進を助ける)
  • 生理期:丹参製剤、ピクノジェノール+肉桂製剤、芎帰調血飲第一加減
  • 痛みが強い場合:ピクノジェノール+肉桂製剤(内膜症や卵巣嚢腫にも使用)

「いい卵」ができれば、黄体も良く働きます。卵の質を高めるために、プラセンタを併用することもあります。


妊娠後のケア

妊娠したら「流産予防(安胎法)」が大切です。

  • 当帰製剤を中心に体を温め、血流を整える
  • 必要に応じてマカを補助的に使用

40歳を過ぎても妊娠の可能性はある

40代の妊活は簡単ではありませんが、漢方周期療法を通じて血流やホルモン環境を整えれば、妊娠の可能性は十分に残されています。

一方で「不妊治療をやめたいが、医師からその言葉を待っている」という方もいます。妊活は体のケアだけでなく、心の支えも大切です。


まとめ

  • 漢方周期療法は「月経周期ごと」に漢方薬を使い分ける妊活法
  • 当帰製剤・丹参製剤・人参鹿茸製剤・ピクノジェノール+肉桂製剤などがポイント
  • PMSや痛みの改善にも有効
  • 40歳を過ぎても妊娠の可能性は残されている

妊活に行き詰まっている方も、まずは体のリズムを整えることから始めてみませんか?


👉 漢方による妊活相談は、ぜひ土屋薬局へご相談ください。


💡 このシリーズは以下も合わせてご覧いただくと理解が深まります:

土屋薬局では一人ひとりの体質に合わせた漢方相談を丁寧に行っています。
排卵しやすい体づくりをサポートいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。

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0代・高齢不妊でも諦めない妊活のヒント。仙台で学んだ漢方周期療法を使い、月経周期ごとに漢方薬を使い分ける方法や妊娠の可能性を高めるアプローチを解説。