女性の健康と漢方薬セミナーに参加して学んだこと【更年期・PMS対策・月経困難症と漢方】

PMS(月経前緊張症)と漢方ケア勉強会・セミナー情報更年期と漢方ケア生理痛・月経痛の漢方対策

2025年9月30日

和7年9月28日(日)、コングレスクエア日本橋で開催された「中医薬の日」特別セミナー「女性の健康と漢方薬」に、家族3人で参加してきました。

中医薬の日特別セミナー『女性の健康と漢方薬』の案内ポスター・会場写真

コングレスクエア日本橋で開催された『中医薬の日』特別セミナー『女性の健康と漢方薬』の案内写真です。

ゲストは、日本で最も有名な産婦人科医の高尾美穂先生。(NHK『あさイチ』出演)妻は「山形から東京まで来て本当に良かった!」と大喜びでした。私も当日メモした内容をまとめ、ブログで共有します。

産婦人科医 高尾美穂先生が中医薬の日セミナーで講演している後ろ姿

壇上で講演される産婦人科医・高尾美穂先生。後ろ姿からも真剣に講義される様子が伝わります。


体と心の不調はまず体から整える【女性の健康と漢方薬】

高尾先生は、女性の悩みや不調の多くは「体の調子を整えることで心の健康も改善できる」と強調されていました。

女性に多い症状の例:

  • 膝の痛み、肩こり、貧血
  • 甲状腺の異常、心血管疾患

例えば膝痛があると、旅行や日常生活に支障が出ることがあります。体調を整えることが、心身の安定につながります。


骨や体を守る栄養素【更年期の過ごし方にも大切】

骨や健康維持のために必要な栄養素は以下です。

  • カルシウム:1日650mg(男女共通)
    → コップ1杯の牛乳で約200mg
  • ビタミンD:鮭などの魚や日光から
  • ビタミンK:納豆、うなぎ、干し椎茸、キクラゲ

北海道など日照時間の短い地域では、食事での栄養補給が特に重要です。
日本の伝統的な食生活に牛乳を加えるだけでも骨の健康に役立ちます。


中医薬の日特別セミナー『女性の健康と漢方薬』案内ポスター 高尾美穂先生の笑顔

『中医薬の日』特別セミナー『女性の健康と漢方薬』の案内ポスター。笑顔の高尾美穂先生が印象的です。

PMS対策と月経困難症【PMS対策・月経困難症と漢方】

PMS(月経前症候群)対策

  • 症状:むくみ、便秘、胸の張り、肌荒れ、イライラ、うつ気味
  • 発生率:4人に1人
  • 改善方法
    • 十分な睡眠
    • 背筋を伸ばして頭の位置を正しく保つ
    • 電車で片足を上げる体幹トレーニング
    • 便座にゆっくり座る「スクワット姿勢」

月経困難症と漢方

  • 症状:月経痛が強く、日常生活に支障
  • 一般的対策:プロスタグランジンを抑える鎮痛剤
  • 漢方の活用:体質に合わせた漢方薬で症状改善が可能

更年期の過ごし方【更年期を楽にする方法】

更年期は個人だけでなく社会全体の課題でもあります。

  • 視床下部がホルモン分泌をコントロール
  • ストレス感知や自律神経の調整も行う
  • 「簡略更年期指数(SMI)」で症状チェック
  • 低用量ピルや生活習慣の改善で症状を軽減可能

日々の生活の中で体調を整えることが、更年期を楽に過ごすコツです。


まとめ

今回のセミナーでは、以下を学ぶことができました:

  • 体調を整えることが心の健康にもつながる
  • PMS対策月経困難症と漢方による改善方法
  • 更年期の過ごし方として生活習慣や栄養、漢方の活用

私たちも今後の生活や漢方相談に活かしていきたいと思います。

中医薬の日特別セミナー会場に参加した土屋薬剤師夫婦と4歳の息子。息子は恥ずかしがって後ろ向き

※4歳の息子は恥ずかしがり屋で、写真には登場せず…😅

『中医薬の日』特別セミナーに参加した土屋薬剤師夫婦と4歳の息子。少し恥ずかしがって後ろ姿で写っています。


土屋薬局
薬剤師・認定不妊カウンセラー 土屋幸太郎

中医薬の日特別セミナー 会場全体の様子 後方からの撮影 パンダの着ぐるみが登場

セミナー会場の全体を後ろから撮影。熱気に包まれた中、パンダの着ぐるみも登場して場が和みました。

中医薬の日特別セミナーに登場したパンダの着ぐるみのアップ写真

セミナーに登場したパンダの着ぐるみをズームで撮影。参加者に笑顔が広がりました。