【症例】ヘバーデン結節の痛み・腫れに悩む50代女性の漢方相談と経過報告

へバーデン結節と漢方

2025年12月16日

ヘバーデン結節の痛みと腫れに悩む50代女性が、漢方相談を通じて指の動きが楽になっていく様子を描いたイラスト

ヘバーデン結節は、40代以降の女性に多くみられる指の関節のトラブルです。
「指の第一関節が腫れて痛む」「物をつかむのがつらい」など、日常生活に影響が出る方も少なくありません。

今回は、ヘバーデン結節の痛みでお悩みだった50代女性の漢方相談事例をご紹介します。


ご相談内容|ヘバーデン結節による指の痛みと腫れ

ご相談に来られたのは、50代の女性。
お魚屋さんでお仕事をされており、日常的に水を扱う機会が多い方でした。

  • ヘバーデン結節になってから約3〜4年
  • 両手の指の第一関節(DIP関節)が腫れている
  • 特に寒い季節に痛みが強くなる
  • 朝は指がこわばって動かしづらい

リウマチの検査はすべて異常なし、レントゲン検査でも大きな異常は指摘されていませんでしたが、日常生活やお仕事に支障が出ている状態でした。


体調の特徴について

そのほかの体調についてお聞きすると、

  • 食欲・お通じは良好
  • 足腰の不調は特にない
  • 冷えの自覚は少なめ

とのことでした。


ヘバーデン結節とは|指の第一関節に起こる変化

ヘバーデン結節は、指の第一関節(DIP関節)に起こる変形性関節症の一種と考えられています。

主な症状として、

  • 指の第一関節の腫れや変形
  • 痛みによる握力低下
  • 指の動かしにくさ
  • ミューカスシスト(水ぶくれのような腫れ)

などがみられることがあります。


漢方相談の経過と体調の変化

初回の漢方相談

体調や生活環境を踏まえ、複数の生薬を含む漢方薬と、水の巡りを考えた処方を検討しました。


数か月後の変化

継続して漢方を取り入れていただいたところ、

  • 指の痛みがやわらぎ、物を持ちやすくなった
  • 仕事中の不便さが軽減
  • サクランボの収穫作業も問題なく行えるようになった

とのことでした。
腫れは残っているものの、痛みに悩まされる場面は減ってきました。


さらにその後の経過

その後も体調を確認しながら調整を続け、

  • 指の動きがスムーズになった
  • 腫れがあっても曲げられるようになった
  • 日常生活での支障がほとんどなくなった

現在は、漢方薬の服用回数を調整しながら、状態の安定を保っているとのことです。


ヘバーデン結節と漢方の考え方

ヘバーデン結節は、「年齢だから仕方ない」と言われることもありますが、漢方では 体質や血流、冷え、水分代謝 など、全体のバランスを重視します。

痛みや腫れがある背景を丁寧にみながら、日常生活を少しでも楽に過ごせるようサポートしていきます。


ヘバーデン結節・指の痛みでお悩みの方へ

  • 指の第一関節の痛みがつらい
  • ヘバーデン結節と診断された
  • 病院では様子見と言われている

このようなお悩みがありましたら、一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください。

体調や生活背景を伺いながら、無理のない漢方相談を行っています🍒

こちらのコラムのリライトになります。参考になりましたら、幸いです。

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土屋薬局
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