
先日、「抜け毛がひどい」「頭皮が赤くなってヒリヒリする」というご相談で、女性のお客様が来店されました。
地肌は赤みがあり、刺激感が強く、
あわせて
・イライラしやすい
・寝つきが悪い
・赤面しやすい
・首こり、めまい
・皮膚の乾燥
といった不調も感じておられました。
薬歴をたどると、5年前の妊活相談に
薬歴簿を確認すると、このお客様は 令和2年(約5年前)、第二子希望の妊活相談でご来店されていた方でした。
当時のご状況は、
- 流産 2回
- 子宮外妊娠 1回
- その後の妊娠で心拍確認できず
という、心身ともに大きな負担を抱えた経過でした。
月経周期は28日、期間7日と比較的整っていましたが、舌の赤みが強く、ストレス・不眠・緊張状態(中医学でいう「心熱」)が目立つ状態でした。
妊活当初に考えた漢方の組み立て
最初にご提案したのは、
- 婦宝当帰膠
→ 血を養い、月経リズムを整える - 酸棗仁湯エキス
→ 不眠・緊張・イライラを和らげる安神薬
妊活では
「ホルモン」や「卵巣・子宮」だけでなく、睡眠・ストレス・心の状態 が大きく影響します。
中医学では、
心(こころ)が落ち着けば、
体(血・土台)が整い、
種(赤ちゃん)が育ちやすくなる
と考えます。

高温期の安定と処方の切り替え
服用を続ける中で、
- 高温期が安定
- 基礎体温36.8℃前後が持続
するようになりました。
その後、睡眠・不安感・高温期の安定をより重視し、
- 酸棗仁湯 → 心脾顆粒 に切り替え
安神作用に加え、「気」と「血」を同時に補う組み立てに変更しました。
妊娠成立、そして出産へ
令和2年9月、「妊娠しているが、おりものに少し血が混じる」とのご連絡がありました。
漢方は継続しながら、葉酸などの栄養についても確認し、その後、妊娠を無事に継続。
元気なお子さんを出産されました。
5年後の再会と、現在のお悩み

そして今回、その時に生まれたお子さんは4歳。
ちょうど、うちの息子と同じ学年でした。
今回は
- 抜け毛
- 頭皮の赤み
- 髪のツヤ低下
のご相談でしたので、血と潤いを補い、髪や皮膚を養う艶麗丹(えんれいたん) などをご紹介しました。
抜け毛・頭皮トラブルと妊活の共通点

実は、抜け毛・頭皮の赤み・皮膚の乾燥・不眠・イライラ は、妊活中の方の体調相談でも
とてもよく見られる症状です。
※妊活中は、こうした不調が重なりやすいですね。
妊活は「いつ結果が出るかわからない」ゴールの見えないマラソン のようなもの。
その不安や緊張が、心と体に影響し、血や睡眠、皮膚や髪にも表れます。
土屋薬局の漢方相談について
土屋薬局では、
- 自覚症状
- 基礎体温
- 月経の様子
- 睡眠やストレス
を丁寧にお聞きしながら、1周期ごとに体調を確認 し、妊娠・出産を一緒に目指します。
遠方の方は
- 漢方相談表
- 子宝相談表
- 電話相談 0237-47-0033(代表) 0237-48-2550(漢方電話相談室)
もご利用いただけます。
少しゆっくり、お話を伺う時間も大切にしています。
子どものいる生活は大変ですが、やっぱり毎日は賑やかですね。
頑張っている方々に、少しでも良い結果につながるよう、これからも全力でサポートしてまいります🍒
薬剤師・認定不妊カウンセラー・国際中医師
土屋幸太郎











