立ち上がるとお尻から太ももにズーンと痛みが走る。少し歩くだけで、足がしびれて休みたくなる。
坐骨神経痛のご相談で、こうした声をとてもよくお聞きします。
整形外科でレントゲンやMRIを撮り、痛み止めや湿布を使っているものの、
「はっきりした原因は分からない」
「年齢のせいと言われた」
「良くなったり、またぶり返したりする」
そんな経過をたどり、漢方相談に来られる方は少なくありません。

最近は寒さの影響もあり、腰や足の痛み・しびれの相談が増えています
最近は寒さが増してきたこともあり、腰や足の痛み・しびれに関する漢方相談が増えています。
とくに、
・梅雨や台風の時期(低気圧)
・秋から冬にかけて冷えが強まる季節
こうした時期は、坐骨神経痛や慢性的な腰痛のご相談が多くなる傾向があります。
山形など東北地方では、さくらんぼをはじめとした果樹栽培の農繁期に、中腰姿勢や長時間の立ち作業が続き、足腰への負担が重なって痛みが出やすくなるという季節性も感じます。
坐骨神経痛=神経の問題、だけではありません
坐骨神経痛という名前から、神経や背骨の問題だと思われがちですが、漢方相談ではもう少し違う視点で体を見ていきます。
漢方では、坐骨神経痛の背景に、
・冷え
・血流の滞り
・体の土台(腎・血・気)の弱り
が関係していることが多いと考えます。
冷えと血流の滞りが、痛みやしびれを強める理由
体が冷えると血管が収縮し、血の巡りが悪くなります。すると筋肉は硬くなり、柔軟性が失われやすくなります。
お尻から太もも、ふくらはぎ周辺の筋肉が硬くなることで、坐骨神経が圧迫され、痛みやしびれ、歩きにくさが出やすくなります。
特に、
・冬に悪化する
・エアコンで冷えると痛む
・夕方から夜にかけて症状が強い
といった傾向がある方は、冷えと血流の影響を強く受けている可能性があります。
坐骨神経痛の漢方相談では「体全体の状態」を見ます
漢方相談では、
・痛む場所や範囲
・痛む時間帯
・冷えの有無
・足先や腰、お腹の冷え
・疲れやすさ
・睡眠の質
などを丁寧にお聞きします。
すると、神経そのものよりも、
「体が温まりにくい」
「血が巡りにくい」
体質が土台にあるケースが多く見られます。
足腰の痛み・しびれに使われる漢方(独歩顆粒)
坐骨神経痛や慢性的な腰痛のご相談では、独歩顆粒を使うことがあります。
独歩顆粒は、足腰・骨・関節を支える力を整え、痛みやしびれの軽減を目的とした漢方薬です。
鎮痛剤のように即効性を狙うものではありませんが、体に無理をかけず、穏やかに体調を整えていくという特徴があります。
若い女性の坐骨神経痛では「冷え・血行」も重要です
若い女性の方で足腰の痛みがある場合、次のような点も一緒に考えることがあります。
・冷えやすい
・血行が滞りやすい
・生理痛や生理不順がある
・疲れやすい
このような場合には、独歩顆粒に加えて、体を温め、血の巡りを助ける漢方として婦宝当帰膠を併用することもあります。
体を内側から温めることで、冷えの軽減や血流の改善につながり、結果として痛みの出にくい状態を目指します。
血流の滞り(お血)と痛みの関係
痛みやしびれが長引く場合、血の巡りが滞った状態(お血)が関係していることもあります。
お血には、
・痛み
・しこり
・黒ずみ
といった特徴がみられることがあります。
こうした場合には、血流を整える漢方として冠元顆粒を組み合わせて考えることもあります。
胃腸が弱い方には、土台づくりも大切です
鎮痛剤の使用が続いて、
・胃もたれ
・下痢・軟便
・便秘
などがある方では、胃腸を整える漢方を併せて考えることも大切です。
昔から「腰は腹から治す」とも言われ、消化吸収の働きは回復の土台になります。
健胃顆粒や晶三仙などを、体質に応じて使うこともあります。
実際にいただいたお声(一例)
「坐骨神経痛の痛みがずいぶん楽になり、今ではほぼ毎日プールに通い、水中歩行や泳ぐことを続けています。以前は歩くのもつらかったのですが、今はかなり普通に歩けるようになりました。」
※これはあくまで一例であり、経過には個人差があります。
漢方と生活の工夫をあわせて
漢方だけに頼るのではなく、
・体を冷やさない
・無理のない運動(水中歩行など)
・休養をしっかり取る
といった生活の工夫をあわせて行うことで、坐骨神経痛の痛みやしびれが和らぐこともあります。
体をいたわりながら整えていくという視点を大切にしています。
まとめ
今回は、坐骨神経痛による歩行困難が、漢方相談を通じて楽になった一例をご紹介しました。
痛みやしびれでお困りの方は、体質や生活背景を含めて、無理のない形で一緒に考えていければと思います。
※症状や経過には個人差があります。
※漢方相談は医療機関での診断・治療を否定するものではありません。
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