
最近、
「なかなか寝つけない」
「夜中に何度も目が覚める」
「寝ても疲れが取れない」
そんなご相談がとても増えています。
日中はなんとか頑張れても、夜にしっかり休めない日が続くと、体も心もじわじわと疲れてきますよね。
睡眠は、ただ体を休める時間ではなく、自律神経やホルモンのバランスを整え、明日を元気に迎えるための大切な“体のメンテナンス時間”です。
今回は、不眠や眠りが浅い方に向けて、漢方の視点から考える「眠質改善」と、体質に合わせて用いられることのある心脾顆粒の考え方についてお話しします。
「眠れないのは体質だから仕方ない」とあきらめる前に、あなたの眠りを整えるヒントが見つかればうれしいです。
こんにちは。
薬剤師・認定不妊カウンセラーの土屋幸太郎です。
今日は春のような陽射しで、気温もだいぶ上がってきましたね。
そんな穏やかな日ですが、最近とても増えているご相談があります。
それが
「眠れない」「眠りが浅い」「朝スッキリ起きられない」
といった睡眠のお悩みです。
中学生でも夜更かし…現代人の睡眠リズムの乱れ
先日、学校薬剤師として学校保健委員会に参加してきました。
生活習慣のチェック表を見ると、ある生徒さんは就寝が午前2時という記録も。
スマホやゲーム、塾などの影響もあり、今は大人だけでなく中学生でも睡眠不足が深刻になっています。
睡眠不足が続くと
・日中の集中力低下
・イライラしやすい
・疲れが抜けない
など、心身にさまざまな影響が出てきます。
睡眠は「体のメンテナンス時間」

夜の睡眠は、例えるなら高速道路を夜間に補修する工事のようなもの。
日中フル稼働した体を、夜のあいだに
✔ 自律神経のバランスを整え
✔ ホルモンの分泌を調整し
✔ 細胞の修復を進めて
翌日に備えています。
つまり睡眠の質が落ちると、睡眠だけでなく 自律神経・ホルモン・免疫の働き にも影響が及びやすくなります。
大切なのは「睡眠時間」だけでなく「眠りの質(眠質)」 です。
季節によって変わる睡眠の乱れ
❄ 冬の睡眠トラブル
冬は体が冷えて寝つきにくく、熟睡感が得にくい季節です。
中医学では23時〜3時は「陽気(活動力)」や「血(けつ)」を養う大切な時間と考えます。
この時間帯に深く眠れないと
- 気血が十分に養われない
- 体の冷えが進む
- さらに寝つきが悪くなる
という 負のスパイラル に入りやすくなります。
🌙 夏の睡眠トラブル
近年の猛暑では、暑さや湿気、寝苦しさによって
・寝汗が多い
・夢を多く見る
・夜中に何度も目が覚める
といった浅い眠りのご相談が増えます。
汗とともに「気(エネルギー)」が消耗し、胃腸の働きも落ちることで栄養状態が低下し、結果として睡眠の質が下がるケースもあります。
眠りが浅いタイプの不眠と「心脾両虚」
「なかなか寝つけない」よりも
✔ 眠りが浅い
✔ 夢が多い
✔ 夜中に目が覚める
✔ 寝ても疲れが取れない
このようなタイプの不眠は、中医学では心脾両虚(しんぴりょうきょ) と考えることがあります。
これは
・心(精神活動を支える働き)
・脾(消化吸収を担い、気血を作る働き)
の両方が弱っている状態です。
このタイプでは、体だけでなく「気持ちの疲れ」「考えすぎ」「心配性」といった背景が隠れていることも少なくありません。
心脾顆粒という漢方の考え方

土屋薬局では、こうした心脾両虚タイプの睡眠トラブルのご相談に対し、体質に応じて用いる漢方薬の一つとして心脾顆粒(しんぴかりゅう) をご提案することがあります。
心脾顆粒は
- 心血を養い精神の安定を助ける生薬
- 胃腸の働きを整え、気血を補う生薬
- 神経の疲れをやわらげる生薬
などを組み合わせ、「眠れる体の土台」を整えていくことを目的とした処方です。
無理に眠らせるのではなく、自然に眠りやすい状態へ体を整えるという考え方の漢方です。
眠質改善のために今日からできること
漢方だけでなく、生活面の見直しもとても大切です。
・40℃前後のお風呂にゆっくり浸かる
・軽いストレッチや深呼吸で体をゆるめる
・寝る前のスマホ時間を減らす
・胃腸に負担の少ない夕食を心がける
こうした積み重ねが「眠れる体」を作っていきます。
眠れない夜が続いている方へ
「寝なきゃ」と思うほど眠れなくなることもありますよね。
眠れない状態が長く続いている方は、一人で抱え込まずにご相談ください。
土屋薬局では、不眠の背景にある体質や生活リズムを丁寧にお聞きしながら、漢方による眠質改善のご相談 をお受けしています。
どうぞお気軽にご相談くださいね🍒
🌿 ご相談方法のご案内
眠れない日が続くと、体だけでなく気持ちまで疲れてしまいますよね。
土屋薬局では、不眠や眠りの質の低下について、体質や生活リズムを丁寧にお聞きしながら、漢方による眠質改善のご相談をお受けしています。
「こんなこと相談していいのかな?」という内容でも大丈夫です。
お一人おひとりの状態に合わせて、無理のない方法を一緒に考えていきます。
ご相談は
📍 店頭での対面相談
📞 お電話でのご相談 0237-47-0033
✉️ メールでのご相談
いずれも可能です。
▶ 詳しいご相談方法はこちらの漢方相談ページをご覧ください
眠りは、体と心を整える大切な時間。
どうぞお一人で抱え込まず、お気軽にご相談ください🍒
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