
関節リウマチとは
関節リウマチは、自分の免疫が誤って関節を攻撃してしまう自己免疫疾患です。
手や足の関節に痛みや腫れ、朝のこわばりなどが現れ、進行すると関節の変形や日常生活に支障をきたすことがあります。
現在では早期診断・早期治療が進歩し、抗リウマチ薬によって病気の進行を抑えられる方も増えています。
一方で、病院で治療を継続していても関節の痛みが残ることがあり、漢方相談に来られる方も少なくありません。
今回は、病院で関節リウマチの治療を継続しながら漢方薬を併用された80代女性の経過をご紹介します。
※本症例は病院での治療を継続しながら漢方薬を併用された一例です。効果には個人差があり、すべての方に同様の結果が得られるものではありません。
関節リウマチで初めての漢方相談(令和8年6月10日)
80代女性。
3年前から足首に痛みが出始め、その後、手首にも痛みが現れました。
病院で関節リウマチと診断され、現在はイグラチモドを服用されています。
リウマチは比較的進行がゆっくりなタイプで、現時点では関節の変形は認められていませんでした。
しかし、
足首から足の裏まで痛みが広がり、歩くこともつらい状態
とのことでした。
そのほかにも、
がありました。
食欲は良好で食事量も普通。
便通にも問題はなく、腰や膝には痛みはありませんでした。
関節リウマチでご相談時の症状
お話を伺いながら、病院での治療を継続していただくことを前提に、中医学的な体質も確認しました。
足首から足の裏まで続く痛みが最もつらい症状でしたが、全身の状態を総合的に考えながら漢方薬をご提案することにしました。
漢方相談で独歩顆粒をご提案
体質や症状を総合的に考え、今回は独歩顆粒をご提案しました。
病院での治療を継続しながら、まずは約1か月服用していただき、経過をみることになりました。
独歩顆粒を3日間服用 4日目の朝に痛みの軽減を実感
令和8年7月9日に再びご来店くださいました。
ご本人様が最初に話してくださったのが、
「独歩顆粒を3日間飲んで、4日目の朝には効き目を感じました。」
という言葉でした。
さらに、
「足首の痛みは半分くらいになりました。」
とのことでした。
特に、
が軽くなったそうです。
私もこのお話を伺い、本当に嬉しくなりました。
一方で、
「脚がつることが少し気になります。」
とのことでしたので、今回は独歩顆粒を継続し、引き続き経過をみていくことになりました。
なぜ独歩顆粒をご提案したのか
中医学では、関節リウマチは「風湿病(ふうしつびょう)」という考え方があります。
「風」「寒」「湿」といった自然界の影響(邪気)が関節に入り込み、痛みやしびれ、動かしにくさを引き起こすと考えられています。
実際に、
- 雨の日になると痛みが強くなる
- 梅雨時期につらくなる
- 冬の寒さで悪化する
という方は少なくありません。
中医学では、このような状態を「風寒湿(ふうかんしつ)の邪」が関節に停滞した状態と考えます。
独歩顆粒(独活寄生湯)は、
- 風を取り除く(去風)
- 寒さを取り除く(散寒)
- 湿を取り除く(除湿)
という考え方をもとに用いられる代表的な漢方薬です。
さらに、年齢とともに不足しやすい「肝腎(かんじん)」や「気血(きけつ)」を補うことも大切に考えます。
そのため、慢性的な関節痛や関節リウマチの方に用いられることがあります。
梅雨や夏の蒸し暑い季節にも独歩顆粒
これから迎える梅雨や夏の蒸し暑い季節は、中医学では「湿邪(しつじゃ)」の影響を受けやすい時期と考えます。
「雨の日になると関節が痛む」
「湿度が高いと身体が重だるい」
という方も少なくありません。
独歩顆粒は、「風・寒・湿」の邪気に対応する代表的な漢方薬ですので、これからの梅雨から夏にかけての蒸し暑い季節にも役立つことが期待されます。
独活寄生湯(独歩顆粒)について
私が独歩顆粒をリウマチの方へおすすめする理由の一つに、故・張朧英先生のお話があります。
張先生は『漢方の臨床』(1988年)で、
「独活寄生湯はいかなる症例にも程度の差はあれ、確実に効くので非常に便利に感じている。」
と述べられています。
また、
「今まで数百例に使用しているが、副作用(軽い胃腸障害を含めて)は全くなかった。」
とも紹介されています。
もちろん、漢方薬の効果には個人差があります。
しかし、このような先人の経験も参考にしながら、お一人おひとりの体質に合わせた漢方相談を行っています。
関節リウマチや足首の痛みでお悩みの方へ
関節リウマチは、病院での治療を継続することがとても大切な病気です。
今回のお客様も、イグラチモドによる治療を続けながら漢方薬を併用された一例です。
「4日目の朝に効き目を感じました。」
というご本人様のお言葉を伺ったときは、私自身も本当に嬉しく思いました。
土屋薬局では、病院での治療を大切にしながら、中医学(漢方)の考え方を取り入れ、お一人おひとりの体質や症状に合わせた漢方相談を行っています。
関節リウマチによる関節の痛みや朝のこわばり、足首や手首の痛みなどでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
山形県内はもちろん、全国からお電話やオンラインでの漢方相談も承っております。
※本症例はお客様のご了承をいただき、個人が特定されないよう内容を一部変更して掲載しています。また、効果には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
🍒 関連記事・漢方相談のご案内
関節リウマチはもちろん、関節の痛みや朝のこわばり、膠原病などは、病院での治療を大切にしながら、体質に合わせた漢方を併用することでお役に立てる場合があります。
土屋薬局では、中医学(漢方)の考え方を取り入れ、お一人おひとりの体質や症状に合わせた漢方相談を行っています。
関節の痛みでお悩みの方は、こちらの記事もぜひご覧ください。
また、土屋薬局では山形県内だけでなく全国から、関節リウマチや膠原病、慢性的な関節痛の漢方相談を承っています。
- 病院の薬は続けながら漢方も試してみたい
- 足首や手首の痛みを少しでも和らげたい
- 自分の体質に合った漢方薬を知りたい
という方も、どうぞお気軽にご相談ください。
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📍 土屋薬局
山形県東根市神町中央1-10-7
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この記事を書いた人
薬剤師・認定不妊カウンセラー・国際中医専門員A級の土屋幸太郎です。
私たちの詳しい経歴は、土屋薬局スタッフ紹介をご覧ください。
42歳で結婚し、52歳で父親になるまで、夫婦で10年間の不妊を経験しました。中医学・中医不妊症を約30年学び、妊活、不妊治療、子宮内膜症、子宮腺筋症、PCOS、40代妊活などの漢方相談に携わっています。

神町小学校、東根一中、山形南高校を経て、東京の品川区の星薬科大学を卒業後、東京大学医学部附属病院薬剤部での勤務や、中医学を学ぶイスクラ高円寺中医学研修塾を経て、現在は山形県東根市神町の土屋薬局で漢方相談に携わっています。
山形県は、東北地方に存在し、冬は雪が降り寒く、夏は蒸し暑いという厳しい自然風土があります。農作業に従事している人が多いので、「痛み、しびれ」を訴える人が多いのが実情です。そのような地域のニーズに応じて、土屋薬局では「痛み、しびれ」の漢方相談を得意としています。
2人目のお子様が授からない、流産を繰り返すなどの不妊のお悩み、不育症、体外受精でなかなか授からない、多嚢胞性卵巣症候群、排卵障害、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮腺筋症、卵巣嚢腫(チョコレート嚢胞)、高プロラクチン血症によるホルモンバランスの乱れなど、さまざまなご相談を承っています。
そのほか、にきび、アトピー、湿疹、肌荒れ、掌蹠膿疱症、乾燥肌、喘息、精神疲労、抑うつ感、漢方ダイエット、耳鳴り、耳のつまり、聴力低下、メニエル、めまい、ストレス、不眠、高血圧、高血糖、糖尿病、痛風、高脂血症、腎臓病、肝臓病、がん、冷え、生理痛、男女更年期障害、免疫力の低下、起立性調節障害、発達障害などのご相談もお気軽にどうぞ。
私自身も夫婦で10年間の不妊を経験し、52歳で父になりました。その経験と、約30年にわたる中医学の学び、認定不妊カウンセラーとしての知識を生かしながら、妊活中の方のお気持ちに寄り添う相談を大切にしています。
土屋薬局の妊活漢方相談は、「中医不妊症を約30年学び続けてきた専門性」と「認定不妊カウンセラーとしての学び」を二つの柱としています。私たち夫婦自身の10年間の不妊経験も含め、相談に対する思いをこちらの記事で詳しくご紹介しています。
▶ 中医不妊症を学び続けて約30年|土屋薬局の妊活漢方相談を支える2つの柱
妊活相談を支える二つの専門性
土屋薬局の妊活・子宝漢方相談は、「中医不妊症を約30年学び続けてきた専門性」と「認定不妊カウンセラーとしての学び」の二つを大きな柱としています。私たち夫婦自身が10年間の不妊を経験したからこそ、専門的な知識だけでなく、妊活中の不安や迷いにも寄り添う相談を大切にしています。
①中医不妊症を学び続けて約30年

2017年、イスクラ中医不妊症専門講座エキスパートコースを修了しました。
私は、中医学と中医不妊症について約30年にわたり学びを続けてきました。
その学びの一つとして、漢方メーカーのイスクラ産業が主催する「イスクラ中医不妊症専門講座エキスパートコース」において、10年以上にわたる研究課程を修了しています。
修了証書には、「中医不妊症エキスパートとしての十分な知識を習得したことを証します」と記されています。
長年積み重ねてきた中医学の知識と、土屋薬局での漢方相談の経験を生かし、現在も妊活中の方や不妊治療に取り組んでいる方のご相談に携わっています。
妊活の漢方相談では、月経周期に合わせて身体の状態を考える「月経周期療法」について継続して学び、日々の相談に取り入れています。
ご相談は、年代や治療の段階に応じて承っています。
- 20代・30代・40代の妊活
- 自然妊娠を希望されている方
- 病院でタイミング療法を受けている方
- 人工授精(AIH)に取り組んでいる方
- 体外受精・顕微授精(IVF・ICSI)に取り組んでいる方
- 採卵や胚移植に向けて身体を整えたい方
- 流産を繰り返す不育症にお悩みの方
- 二人目をご希望の方
- ご主人さまの男性不妊について相談したい方
中医学には、その方の年齢や体質、月経周期、不妊治療の経過などに応じて考える、さまざまな漢方があります。
「まだ治療を始めたばかり」「病院での治療と漢方を併用してよいか分からない」「夫婦で一緒に相談したい」といった段階でも大丈夫です。
これまでの経過や現在のお気持ちを丁寧に伺い、ご予算やご希望も確認しながら、その方に合った方法を一緒に考えていきます。
②認定不妊カウンセラーとして

日本不妊カウンセリング学会認定の不妊カウンセラーとして、妊活・不妊治療中の方のご相談に携わっています。
不妊治療に関する医学的な知識を学ぶだけでなく、治療中に生じる不安や迷い、ご夫婦のお気持ちにも寄り添うことを大切にしています。私自身も、結婚してから子どもを授かるまで、夫婦で10年間の不妊を経験しました。そして52歳で、ようやく父になることができました。
不妊治療は「終わりの見えないマラソン」にたとえられることがあります。
期待して、結果を待ち、喜んだり、落ち込んだり、不安になったりする。その繰り返しは、気持ちのジェットコースターのようでもあります。周囲からの何気ない言葉に傷ついたり、ほかの人と自分の人生を比べてしまったりすることもあります。私たち夫婦も、同じような経験をしてきました。
だからこそ、土屋薬局の妊活相談では、検査の数値や治療の予定だけでなく、これまで歩んできた経過や現在のお気持ちも丁寧に伺うことを大切にしています。
中医学を約30年学び続けてきた専門知識、認定不妊カウンセラーとしての学び、そして私たち夫婦自身の10年間の不妊経験。この三つを生かしながら、お一人おひとりの妊活を応援しています。

子宝相談をご利用くださったお客様が、赤ちゃんと一緒にご来店くださいました。健やかなご成長を、一緒に喜ばせていただきました。令和8年10月17日
これまでに、妊娠・出産に関する1,028件の嬉しいご報告をいただきました。
中国漢方では、目の前の症状だけでなく、その方の体質や心身全体の状態を見ながら、身体が本来持っている力を支えていくことを大切にします。
病名だけで判断せず、月経の状態、冷え、胃腸、睡眠、疲れ、ストレス、これまでの治療経過などを確認しながら、その方に合った漢方を一緒に考えていきます。
ご本人だけでなく、ご夫婦での相談や、ご主人さまの男性不妊についてのご相談も承っています。
無理に漢方をおすすめすることはありません。ご予算やご希望を伺いながら、ご紹介した漢方の中から、取り入れたいものをご自身で自由に選んでいただけます。相談したからといって、必ず購入する必要もありません。
「まずは話だけ聞いてみたい」「病院の治療と漢方を一緒に続けられるか相談したい」「今の身体の状態について確認してみたい」という方も、どうぞ安心して土屋薬局の子宝漢方相談をご利用ください。
病名だけで判断せず、これまでの経過や現在のお気持ちを丁寧に伺い、ご予算やご希望に合わせて一緒に考えていきます。ご本人だけでなく、ご夫婦やお子さま、ご両親など、ご家族全体の健康についてもお気軽にご相談ください。
お客様の立場に立った親切で丁寧な漢方相談を心がけ、東北に根を張る薬局として、土屋薬局は従業員一同、もちの木のように粘り強く努力してまいります。

2026年7月18日 土屋薬局にて
薬剤師の妻と息子です。夫婦で土屋薬局に立ちながら、子育てにも奮闘しています。家族で過ごす時間も、日々の相談に向き合う大切な力になっています😊
女性薬剤師へのご相談も承っています
土屋薬局には、女性薬剤師の土屋幸もおります。男性薬剤師・女性薬剤師から、ご希望の相談担当者をお選びいただけます。
女性同士の目線で不妊治療について相談したい方や、月経、排卵、おりものなど、男性には話しにくいと感じることがある方も、安心してお声がけください。
漢方相談は無料です
当店では、妊活の漢方として婦宝当帰膠をご紹介することが多く、300ml入り1本・約1か月分の目安で6,490円です。
症状や年齢、治療状況に応じて、併用する漢方もご案内しますが、ご予算やご希望に合わせて自由にお選びいただけます。ご相談後に購入を見送っていただいても大丈夫です。
山形県内はもちろん、県外にお住まいの方からの電話・メール相談も承っています。相談表は、分かる範囲でご記入いただければ大丈夫です。
漢方相談は、山形県東根市神町の土屋薬局へお気軽にお問い合わせください。
土屋薬局は、あなたの人生を応援します!
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土屋薬局の漢方相談コーナーには、中国の子授け観音「送子観音菩薩像」が皆さまを見守っています。
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漢方電話相談室:0237-48-2550
土屋薬局
山形県東根市神町中央1-10-7
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