
こんにちは。
山形県東根市神町の 土屋薬局の薬剤師・認定不妊カウンセラー・国際中医師の 土屋幸太郎 です。
今回は、子宮腺筋症によるつらい生理痛と、妊娠に向けた体づくりのご相談 について、
漢方相談の実際の経過をもとにご紹介します。
※症例は、個人が特定されないよう配慮して掲載しています。
子宮腺筋症とは?
子宮腺筋症は、子宮の筋肉の中に子宮内膜の組織が入り込むことで起こる疾患です。
- 強い生理痛
- 過多月経
- レバー状の血塊
- 不正出血
- 貧血
- 妊娠しづらさ
など、複数の症状が重なりやすく、妊活中の方の体調相談でもよく見られる疾患 です。
今回のご相談内容
ご相談に来られた方は、医師より 「軽度の子宮腺筋症」 と診断されていました。
- 生理痛が強く、毎周期ロキソニンを服用
- 月経量が多く、動けない日がある
- 人工授精を1回実施
- 「妊娠は可能」と言われているものの、
体が整っていない感覚が続いていたとのこと
体質面では、
- 冷えが強い
- 手足が冷たい
- 夜間に1回トイレに起きる
- 疲れやすい
といった特徴が見られました。
中医学からみた子宮腺筋症の考え方

中医婦人科では、子宮腺筋症は 「瘀血(おけつ)+ 熱(うつねつ)」 が関与すると考えます。
血の巡りが悪くなり、そこに炎症や熱がこもることで、
- 痛み
- 月経量の多さ
- 不正出血
といった症状につながりやすくなります。
漢方相談で大切にしたこと

今回の漢方相談では、体質とご予算を考慮し、
- 養血調経(ようけつちょうけい)
- 清熱解毒(せいねつげどく)
この2つを柱に、無理のない範囲での漢方サポート からスタートしました。
「多く使う」ことよりも、今の体に必要なことを優先する ことを大切にしています。
1周期後に見られた変化

漢方を服用して迎えた次の月経で、次のような変化が見られました。
- 生理痛が軽くなった
- ロキソニンの服用量
前周期:合計5錠 → 今周期:3錠に減少 - 血塊が減った
- 経血が「ドロッ」から「サラッ」とした感覚に変化
- 月経時の不快感が軽減
ご本人も「生理の感覚がこんなに変わるんですね」と驚かれていました。
この 月経の質の変化 は、妊娠に向けた体づくりが進んでいるひとつの目安になります。
その後の経過
体調が整ってきたタイミングで、治療は 体外受精へステップアップ。
胚盤胞を2個移植し、陽性判定を確認 することができました。
土屋薬局が大切にしている考え方
私たちが大切にしているのは、「畑の土を整える」 という考え方です。
子宮腺筋症という妊娠しづらい要因があっても、
- 炎症を落ち着かせ
- 血の巡りを整え
- 子宮環境をやわらかくする
その準備を丁寧に行うことで、体は少しずつ変わっていきます。
子宮腺筋症があっても、できることはあります
子宮腺筋症があっても、
- 生理痛の軽減
- 月経状態の改善
- 体調バランスの調整
- 妊娠に向けた土台づくり
は、体質に合わせて取り組むことができます。
当店でも、子宮腺筋症のご相談を経て妊娠・出産に至った方が複数いらっしゃいます。
同じように悩んでいる方へ
子宮腺筋症や生理痛、妊娠への不安をどうか一人で抱え込まないでください。
体質や生活背景に合わせて、無理のない形で漢方相談を行っています。
ご相談は来店・電話・LINE・メールでも可能です。
詳しくは「土屋薬局 妊活」 で検索してください🍒
※妊活中の方の体調相談でも、よく見られる症状です。
※体質や状態には個人差があります。
不安な方は、無理に我慢せずご相談ください。
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