~東京での学びと、妊活漢方のうれしいご報告~
おはようございます。薬剤師・認定不妊カウンセラー・国際中医専門員の土屋幸太郎です。2025年6月22日(日)、東京・神田のイスクラ産業7階にて開催された「中医婦人科 不妊症専門講座オープンセミナー」に参加してきました。今回の講義内容は以下の通りです。
【講義内容】
■ 第1部(9:00~10:20)
「中医学・漢方を取り入れた高齢妊娠症例から見えてきたこと」
漢方の健伸堂薬局 古村滋子先生
■ 第2部(10:30~11:50)
「生殖医療現場の最新動向」
産婦人科専門医・生殖医療専門医 矢内原ウィメンズクリニック元院長 黄木詩麗先生
東京には妻と息子(4歳)と家族3人で出掛けました。
ここ3年間、山形のリンクむらやまで開催している「土屋幸太郎の中医学教室」でもお世話になっている先生方との再会もあり、現場ならではの深い学びが得られた1日でした。
特に、私が24歳の時に高円寺の中医学研修塾で1年間お世話になった康文海先生との再会は感慨深く、あっという間の32年でした。先生は変わらずお元気で、目も輝いていて、私も良い「気」をいただいた気がします。
【土屋薬局での妊活漢方:2件の妊娠ご報告】
このセミナーから戻った数日後、土屋薬局の店頭では、2名のお客様から妊娠のご報告をいただきました。どちらも中医学的に見ても理にかなった服用例であり、とても励みになったお話でした。
① 婦宝当帰膠+炒麦芽を継続し、排卵誘発と併用で妊娠された30代女性
この方は、クロミッド・メトホルミン・HCG注射による排卵誘発を続けながらも、血糖値がやや高めで、FSH5.0/LH5.4というホルモン数値をお持ちでした。PCOS(多嚢胞性卵巣症候群)ぎりぎりのタイプに分類される方でした。
婦宝当帰膠と炒麦芽を1年以上、根気よく服用され、今回見事に妊娠されました。
ちょうど山形のさくらんぼの季節にご来店されて、1年後の同じ季節に妊娠。非常に印象的な出来事でした。
この組み合わせは、半年以上続けることで血を補い、排卵を助ける力があり、特にPCOS傾向の方には有効なことが多い処方です。かつて父とともに漢方相談をしていた頃から、婦宝当帰膠+炒麦芽の組み合わせで高い妊娠率を感じており、今でも大切にしている処方のひとつです。
② 婦宝当帰膠+炒麦芽+爽月宝の組み合わせで妊娠された30代女性
この方は、山形市からご来店された30代女性。
初潮以来、生理不順が続いており、結婚前まではずっとピルで周期調整をされていたとのこと。
現在はレトロゾールのみで排卵誘発中で、HCG注射や黄体補充などはされていない状態。そんな中、婦宝当帰膠と炒麦芽に、爽月宝を追加した3種の処方をご提案させていただきました。
すると、その翌週には「妊娠反応陽性が出ました!」とのご連絡。とても驚き、喜ばしいご報告でした。このように、タイミング療法のみでも、体質改善に成功すれば自然妊娠の可能性は十分にあるという一例となりました。
【さいごに:東京出張と家族とのひととき】
セミナーのあと、帰路につく前に「つばめグリル」で昼食をとりました。
息子も元気に看板前でポーズをとっており、よい家族の時間になりました。
土屋薬局では、引き続き土曜日の漢方相談会も実施しています。
妊活・不妊に関する体質相談など、お気軽にご予約くださいませ。
前回の出発の山形新幹線で作成したコラムもご覧になっていただければ幸いです。

つばめグリルで!ポーズ。

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