お客様から久しぶりにお電話をいただきました。
平成21年に東京から山形へ引っ越して来られた方で、吉祥寺の東西薬局・猪越恭也先生からのご紹介でした。
その後、無事に妊娠・出産され、私としては恩師からのご紹介に応えることができたと感じておりましたが、今回のお電話では「子どもがもう高校受験です」とのこと。年月の深さに驚かされました。
今回のご相談は、そのお子様の「生理痛」について。
私自身、月日の早さに驚くと同時に、お客様もまた「先生の息子さんがまだ4歳なんですね!」と驚かれていました。お互いに歩んできた時間を実感するひとときでした。
ちょうど今月は、産婦人科医のかんな先生をお招きして「プレコンセプションケア(妊娠前からの健康づくり)」について学ぶ機会があります。まさにアンテナを張っていたタイミングでのご相談で、ピンときながらお話を伺いました。
受験に臨むにも、生理が安定していることや、生理痛対策はとても大切ですよね。学校では鎮痛剤を処方してくれないので、ご家庭での対応が必要になるとのことでした。
また、明日の土曜日には7年ぶりに来店されるお客様もいらっしゃいます。こちらのお子様も高校生になられたと聞き、あらためて身が引き締まる思いです。
振り返れば、ずっと以前から妊活や不妊の漢方相談に携わってきたのだなと、当時のお客様や子宝にかける思いが鮮やかに蘇ってきます。
私自身も42歳で遅い結婚、そして10年という長い不妊期間を経て、52歳で父親になるという人生を歩むことになりました。そんな未来は想像していなかったのですが…。
こうして月日は流れ、やがて私も歳を重ね、おじいちゃんになっていくのでしょう。年月の重みを感じる、深い一日となりました。
土屋薬局
薬剤師・認定不妊カウンセラー・国際中医師
土屋幸太郎
