2005年10月 第17回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座での学び|土屋薬局の原点

がんの漢方ケアチョコレート嚢腫と漢方ケア体外受精(IVF)と漢方サポート多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と漢方ケア日本不妊カウンセリング学会の活動

2026年1月28日

※この記事は2005年10月当時に書いた記録をもとに、一部振り返りを加えて掲載しています。

先日の土日は、東京の虎ノ門の「日本消防会館」通称「ニッショーホール」で缶詰になりながら、
2005年10月開催「第17回不妊カウンセラー・体外受精コーディネーター養成講座」 に参加してきました。

不妊カウンセラー養成講座が開催された東京・虎ノ門のニッショーホール外観(2006年撮影)

不妊カウンセラー養成講座が開催された東京・虎ノ門のニッショーホール(2006年5月撮影)(東京・虎ノ門)

今まで日本中医薬研究会内部と東京医科歯科婦人科講師の別府先生の講演などで婦人科全般の疾患を勉強していたのですが、会場での婦人科医同士の質疑応答も聞いていて理解できたことがマジメに嬉しかったです。

たとえば東京大学の婦人科の先生の講演終了後に、北里大学の婦人科の先生が治療法を論じていることなど、

薬剤師の私も聞いていて内容が納得できました。

がん治療においてどのくらいの期間投薬するか?とかです。

東大の藤原先生は、初期の子宮内膜がん(子宮体癌)の患者さんに対して果敢な療法で挙児を得ていましたので感動しました。

(余談ですが、将棋の谷川名人のように顔が凛々しかったですぞ)

チョコレート嚢腫では、何センチくらいで手術を考えるのか?

ART(アート、つまり体外受精のことなど)をする前にチョコレート嚢腫を処置するのかどうか?など

治療方針の議論。

またあるときには、多嚢胞卵巣症候群(PCOS)の治療において、フレンチライラックの花から抽出された「メトフォルミン」の投薬に関しての、副作用の発現率や患者さんへの説明、そして投薬量などを石川県の開業医の先生が北里大学の佐藤先生へ質問されたことも、内容がよく分かりました。

(これは、私は薬剤師だから当然といえば当然ですが。。)

ともかく今回の収穫は、私自身も医療人としての自意識の芽生えと、不妊症への「ピア(仲間)」としての支えの重要性、また婦人科医の先生方もいろいろと自分のクリニックや総合病院に来る患者さんへのケアに苦慮していることが分かったことです。

今後とも、このような勉強会にはなるべく出席して、お客様のために役立てるように努力していこうと思いましたし、今回はわざわざ虎ノ門まで行って勉強して良かったなあと嬉しい実感を持っている今日この頃です。


あれから約20年が経ちました(2005年当時の記録より)

当時はただ必死に勉強し、「少しでも理解できたことが嬉しい」という気持ちでいっぱいでしたが、今振り返ると、このときの経験が現在の土屋薬局の妊活相談の土台になっていると感じています。

講義の内容だけでなく、医師同士が患者さん一人ひとりの治療方針について真剣に議論している姿から、「妊活はひとつの方法だけで支えるものではなく、医療と様々な支えが重なり合うもの」だということを強く学びました。

その思いは今も変わらず、土屋薬局では医療機関での治療を大切にしながら、体調面を整える一助として漢方相談をお受けしています。

その後の年月の中で、子宮内膜症やチョコレート嚢胞でお悩みの方の体調管理のご相談を長くお受けする機会も増えていきました。
医療機関での治療を続けながら体調を整えていく中で、妊娠・出産のご報告をいただくこともあり、当時の学びが現場で生きていることを実感する場面もありました。

また、医学的に慎重な経過をたどられていた方が、主治医の管理のもとで妊娠・出産を迎えられたケースなどに立ち会わせていただいたこともあります。
いずれも漢方が治療の代わりになったということではなく、医療を最優先にしながら体調面を支える立場として関わらせていただいた経験です。

こうした一つひとつのご縁を通して、20年前に感じた「医療と支えが重なり合ってこそ妊活を支えられる」という思いは、今も私の中で変わらず続いています。

当時の私は学ぶ側の立場でしたが、現在はご相談に来られる方の長い歩みをそばで見守らせていただく立場になりました。

それでも根っこにあるのは、あのとき感じた「医療に関わる人たちの真剣さ」 と「悩んでいる方の力になりたいという気持ち」 です。

これからも初心を忘れず、学びを重ねながら、一人ひとりのご相談に丁寧に向き合っていきたいと思っています。


※本記事は2005年10月当時の学びを振り返った内容です
※妊活や婦人科疾患の治療については、必ず医療機関の指示を優先してください

こちらの日本不妊カウンセリング学会の記事も参考になりましたら、幸いです。