抗生剤でも治らなかった風邪が漢方で改善!

風邪の漢方対策

2025年7月23日

〜20代男性のお客様のご相談事例〜

こんにちは、土屋薬局の土屋幸太郎です。本日は、当店にご相談いただいたお客様の漢方事例をご紹介します。


■ ご相談内容

20代の男性のお客様。「風邪がなかなか治らない」とのことで来店されました。抗生剤やPL顆粒、去痰薬(ムコダインなど)を服用しても、喉のつかえ感が取れず、夜も眠れないほどだったそうです。現在は風邪薬の服用をやめているものの、
・体は熱っぽい
・咳も続いている
・夜も眠れない
・布団から出ると体がだるい

という状態が続いていました。

舌の先が赤かったため、漢方では「表熱症(風熱症)」と考えました。


■ 当店からのご提案

銀翹散(金羚感冒散または涼解楽)(風熱感冒に)
衛益顆粒(体表のバリア強化に)
酸棗仁湯(不眠・体力低下に)

この3種類をおすすめし、服用いただきました。


■ その後のご様子

本日、再びご来店された際には、「喉の違和感もなくなり、風邪もすっかり良くなりました。夜も眠れています。」とご報告をいただきました。本当に良かったです。


■ 漢方の考え方 〜風邪は“赤い風邪”と“青い風邪”〜

漢方では、風邪を大きく2つに分けて考えます。

  • 赤い風邪(風熱)
     → のどの痛み、腫れ、発熱、炎症
  • 青い風邪(風寒)
     → 背中がゾクゾク、悪寒、寒気、冷え

今回のお客様は、熱っぽさが目立つ “赤い風邪” でしたので、「辛涼解表(しんりょうげひょう)」=体を適度に冷ましながら発汗させ、風邪を追い出す漢方を選びました。

また、風邪をひきやすい・こじらせやすい方には、“衛益顆粒” などで“体のバリア”を整えることも大切です。


■ おわりに

風邪のたびに薬に頼るのではなく、体質に合わせた漢方で自然な改善を目指す

そんな方法にご興味がありましたら、どうぞお気軽にご相談ください。ご家庭でも風邪に負けない身体づくりをサポートいたします。


土屋薬局
薬剤師・不妊カウンセラー 土屋幸太郎

長引く風邪に、自然の力で整える。2025年7月21日宮城県川崎町

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