【回想録】2005年 京都・不妊症専門講座で学んだPCOSと周期療法

勉強会・セミナー情報多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)と漢方ケア

2025年8月28日

2005年6月、私は京都で開催された「不妊症専門講座」の勉強会に参加しました。
この記事は、多嚢胞性卵巣症候群 漢方周期療法 体験記として、当時の学びを振り返りながらまとめています。今読み返しても、この体験は妊活漢方相談に取り組む上で大きな原点だったと感じます。

以下は、2005年当時に書いたブログ記事を全文再掲したものです。
※表現は当時のままです。


2005年のブログ記事(全文)

京都に「不妊症専門講座」の漢方勉強会に行ってきました。
PCOS・多嚢胞性卵巣症候群 勉強会(2004~2008)

ホームページ「土屋薬局 中国漢方通信」でも記載していますが、京都に土日(6月4~5日)とかけて「不妊症専門講座」の勉強会に行ってきました。

ふだんは、ギンガネットのテレビ電話で月に1回、全国の漢方薬局の先生方や中医師の先生と、おのおのの症例検討会などを開いていますので、いわば「オフラインミーティング IN 京都」でした。

今回は、地元の京都の漢方薬局の先生たちが中心となって、テューターや症例発表をされました。

多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)や無排卵のかた、またチョコレート嚢胞の方の妊娠の成功例や今はこのような難しい相談をしていますなど、とても参考になる勉強会でした。

ホームページの「土屋薬局からのお知らせより」引用します。

土屋薬局からのお知らせ

昨日、一昨日と京都に「不妊症専門講座」に行ってきました。多膿疱性卵巣症候群(PCOS)や無排卵のかたなどの全国の漢方の先生の症例検討会でとても勉強になりました。

月経周期のリズムで基礎体温表とホルモンバランスが描かれている図表です。

これは西洋医学的な女性のかたのホルモンバランス勉強の復習です。
FSH、LH、エストロゲン、プロゲステロン、ポジティブヒードバク、ネガティブヒードバックなど総復習です。

女性ホルモンのFSH、LH。そして卵巣からのE2、P4などの説明のグラフです。

<女性ホルモンのFSH、LH。そして卵巣からのE2、P4などの説明のグラフです。>

陰陽をしめした太極図です。

<月経周期療法を表した太極図です>

周期療法の原典の「大極図」です。
深遠な東洋哲学思想です。

陰と陽はつねに相対的に動き、回っていき変化していきます。
私たちの人生も「陰」と「陽」のように「らせん」を描いて成長していきます。
良いときも悪いときもバイオリズムのようにありますが、「らせん」のように運気も上がっていきます。
そのことは、勉強会で一番と感動した話ですね、深いです。

清水寺からの新緑の眺めです。

京都は蒸し暑かったです。

空き時間で東福寺や銀閣寺、清水寺など観光しましたが、新緑がきれいでした。

京都現代美術館の新緑の眺めです。

京都現代美術館も訪れましたが、とっても静寂していて心が癒されました
京都の街は人力車のお兄さんとか、活気があって良かったです。
そういえば、清水寺のアジサイも咲き始めできれいでした。

清水寺のあじさいです。

2025年の追記(リライト部分)

あれから20年が経ちました。
当時学んだPCOS(多嚢胞性卵巣症候群)や無排卵の症例、ホルモンバランスの基本は、
今も私の妊活カウンセリングの根幹になっています。

また「大極図」による周期療法の考え方は、単なる体のリズムだけでなく、人生そのものを前向きに歩む哲学として、今も大切にしています。

2005年の京都での学びと経験は、私にとっての「原点」。
これからも一人ひとりの妊活相談に、その思いを活かしていきたいと思っています。