
手湿疹(主婦湿疹)がなかなか良くならない。
蕁麻疹が出たり消えたりを繰り返す。
皮膚科に通って治療を続けているものの、「一時的によくなっても、またぶり返す」そんなお悩みを抱えている方は少なくありません。
今回は、手湿疹(主婦湿疹)と蕁麻疹がなぜ続きやすいのかを、漢方・中医学の視点から考えてみたいと思います。

長く続く手湿疹と、後から出てきた蕁麻疹
令和8年1月、30代後半の女性のお客様から、手湿疹(主婦湿疹)と蕁麻疹についてのご相談をお受けしました。
手湿疹は、約4年間続いており、これまで皮膚科にも何度も通われてきたとのことです。
また、蕁麻疹は昨年8月の暑い時期から出始め、特に夜間に出やすいという特徴がありました。
症状としては、
- 赤くミミズ腫れのようになる
- 上腕・肩・背中・おしりに出やすい
毎日かゆみ止めを服用しているわけではありませんが、「いつ出るか分からない」ことに、精神的な負担も感じておられました。
体調全体を伺ってみると
皮膚症状以外の体調について伺うと、
- 慢性胃炎がある
- 冷え性
- たまに鼻づまりがある
- お通じ・排尿は問題なし
- 月経周期28日、期間5日で安定
- 生理痛・生理不順はなし
- 片頭痛時にロキソニンを服用することがある
といったご様子でした。
一見すると大きな不調はなく、「皮膚だけの問題」に見えるかもしれません。
しかし、漢方では皮膚の症状だけを切り取って考えることはしません。
中医学で考える「かゆみ」とは
中医学では、かゆみは「風(ふう)」の影響を受けて起こると考えることがあります。
「風(ふう)」には、
- 症状があちこちに移動する
- 出たり消えたりする
- 予測しづらい
といった特徴があります。
この性質は、蕁麻疹の経過とよく似ています。
また、手湿疹のように同じ場所に長く症状が居座る場合には、体の中で
- 炎症がくすぶっている
- 体の巡りが滞っている
- 回復力が追いついていない
といった状態が重なっていることも少なくありません。
「外から抑える」だけでは追いつかないことも
皮膚症状に対して、外用薬や内服薬で症状を抑えることは、とても大切です。
一方で、
- なぜ繰り返すのか
- なぜ長引くのか
という点に目を向けないと、「その場しのぎ」になってしまうこともあります。
漢方では、症状を消すことよりも、症状が起こりにくい体の状態を整えるという考え方を大切にします。
今回の漢方的な考え方
今回のご相談では、中医学でいう「風(ふう)」の性質に着目し、体の内側からバランスを整えることを目的とした漢方の考え方をご提案しました。
また、外用としては、皮膚トラブルに長く用いられてきたワグラス赤色軟膏を、薄く刷り込むように使っていただくようお伝えしました。
1週間後のご来店での変化
1週間後に再度ご来店いただいた際には、
- 内服の漢方が体に合っている感じがする
- 手のかゆみが楽になってきた
とのお話があり、ご本人も少し手応えを感じておられるご様子でした。
※体質や経過には個人差があります🍒
皮膚の不調は、生活養生も大切です
手湿疹や蕁麻疹が続く方には、日常生活での養生もとても大切です。
- 辛いもの
- 甘すぎるもの
- 体を冷やす飲食
を控えめにし、和食中心で、よく噛んで食べること。
また、十分な睡眠や、無理をし過ぎない生活リズムも、皮膚の回復を支える大切な要素です。
最後に
手湿疹(主婦湿疹)や蕁麻疹は、命に関わる病気ではないと言われる一方で、生活の質を大きく下げてしまう症状でもあります。
「皮膚の問題」として切り離すのではなく、体全体のバランスとして見直してみることが、回復への一歩になることもあります。
漢方を使う・使わないに関わらず、今の体の状態をどう考えるかを整理するだけでも、気持ちが少し楽になることがあります。
※体質や症状には個人差があります🍒
お悩みの方は、どうぞ無理のない形でご相談ください。
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