
こんにちは。土屋薬局の薬剤師・認定不妊カウンセラー、土屋幸太郎です。
今回は、二人目のお子さまを希望して漢方相談に来られ、その後、自然妊娠されたお客様のお話をご紹介します。
※お客様のプライバシーに配慮し、個人が特定されない形で掲載しています。また、こちらは一例であり、すべての方に同じ経過をお約束するものではありません。
ママ友からのご紹介で土屋薬局へ
お客様は、二人目のお子さまを希望して土屋薬局へ来店されました。以前、当店で子宝相談をされていた方からのご紹介がきっかけです。
ご紹介くださった方も、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)による排卵障害があり、妊娠までさまざまな治療を経験されていました。漢方も併用しながら第一子を出産され、その後、第二子は自然妊娠されたそうです。
こうして妊娠・出産されたお客様から、次の方へご縁がつながっていくことを、町の薬局として大変ありがたく思っています。
左卵管の閉塞を指摘され、体外受精を提案
今回のお客様は、卵管造影検査で右卵管は通っていたものの、左卵管の閉塞を指摘され、医療機関から体外受精を勧められていました。
片方の卵管が通っている場合、自然妊娠の可能性が完全になくなるわけではありません。ただし、卵管が詰まっている場所や程度、年齢、不妊期間、排卵や精液の状態などによって、適切な治療方針は異なります。
また、子宮卵管造影検査は卵管の通過性を調べる基本的な検査ですが、検査結果だけでは判断しきれない場合もあります。卵管閉塞に対しては、状態に応じて卵管鏡下卵管形成術や体外受精などが検討されます。
参考:日本生殖医学会「不妊症の治療にはどんな方法がありますか?」
生理痛や血塊、疲れやすさも確認
漢方相談では、卵管の状態だけを見るのではなく、月経や日頃の体調についても詳しく伺いました。
お客様には、生理中の下痢や軟便、強い生理痛、経血に血の塊が混じる、腰痛、疲れやすい、風邪をひきやすい、イライラしやすいといった傾向がありました。舌には、縁に歯形がつく「歯痕」も見られ、ニキビもできやすいとのことでした。
中医学の考え方をもとに、月経を整えながら「血」や「気」の巡りを支える方向で、その方の体質に合わせた漢方薬をご紹介しました。
漢方薬は、閉塞した卵管を直接開通させる治療ではありません。医療機関での検査や治療を大切にしながら、月経や体調など身体全体を整える目的で併用していただきました。
その後、うれしい自然妊娠のご報告
しばらくしてお客様が来店され、自然妊娠されたことを教えてくださいました。体外受精を勧められていたなかで届いた、思いがけないうれしいご報告でした。
もちろん、今回の自然妊娠を漢方薬だけの結果と考えることはできません。右卵管が通っていたことをはじめ、さまざまな条件とタイミングが重なったのだと思います。
それでも、妊娠を希望する期間にお身体を一緒に見守り、喜びのご報告を伺えたことを、私たちも大変うれしく思いました。
卵管のトラブルを指摘された方へ
「卵管が詰まっている」と聞くと、自然妊娠はもう難しいのではないかと、不安になる方もいらっしゃいます。
しかし、片側だけの閉塞なのか、両側なのか、どの部分が詰まっているのかによって状況は異なります。まずは医療機関で検査結果の説明を受け、ご自身に合った治療方針を相談することが大切です。
土屋薬局では、病院での治療を尊重しながら、月経の状態や基礎体温、舌の様子、冷え、胃腸、睡眠、疲れなども一緒に確認し、その方に合った漢方相談を行っています。
卵管閉塞や卵管性不妊、二人目妊活でお悩みの方は、どうぞお気軽にご相談ください。












